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ゆっくり行きます。

激戦の代償。(横浜1-2京都@西京極・第40節)

2005-11-15 00:53:34 | フットボール
 観戦記なんですが、やはり今回はここから書かないと。


 夜行バスで早朝に現地入りし、一通り京都観光を終えた後、メシでも食って西京極に行くとするかなぁ~と、四条烏丸辺りをウロウロしてた午前11時過ぎ、横浜な方からメールが着ました。たぶん、応援ヨロシクとかいうメールなんだろうなぁと思っていたら、案の定、その通りの内容でした。

 ただし、その言葉の重みが尋常ではなかったのですが。

 ・・・届いた瞬間、一気に戦闘モード炸裂になりました。もう、やるっきゃないやろ!!と。



 現地に到着しますと、本当にコアな面々の姿は全くありません。TIFOSI YOKOHAMAの横断幕だけが関西に残っていたのが不幸中の幸い。

 事前に到着した面々(自分も含む)からは、「太鼓がない」「トラメガない」「誰がコールリーダーするの?」「あの曲は・・・」という悲観論と、「誰でもいいから即興で曲を始めて、後は流れでやっていこう」という楽観論の真っ二つに意見が分かれたものの、最終的に落ち着いたのは、

「選手入場時はブルビアンコで始めて、その後は選手の名前をコール。キックオフしたら、あとは即興で」

 ということに。終わってみれば実にスムーズに進みました。そりゃ、何度も遠征して、G裏の応援を一通り理解している常連だらけなんですから出来ない訳がないんですよ。そもそも、イングランドのスタジアムには「コールリーダー」なんていう肩書きの人間は誰1人としていなくても、あれだけの応援が自然発生だけで出来ているんだし!!

 「応援は1人1人の気持ちがしっかりあれば、どんな形でも大丈夫」だなと改めて思いました。


 正直、どうやってゴールが入ったのかよく覚えていなかったんですが、開始直後の城のゴール(<トモキチのセンタリングが利いてましたね)、もう大感激だし、全員で奇声を上げながらの雪崩。そして、太鼓がなくとも「オレー オレオレオレ~ フリエー フリエー」の大合唱しながら最前列で大騒ぎ。「来れない人のためにも」と一丸となって戦いを臨み、早々にそれが実を結んだという事実に対して誰もが大興奮!!

 普段は多分やらないだろうなぁという人たちが圧倒的多数な中で発生した西京極の総雪崩。「ある意味」で横浜史上、最も凶暴なゴール裏の光景だったかもしれません(笑)。


 とはいえ、試合は控え主体とはいえ、2列目の選手が裏から飛び出しては着実にチャンスを作っていく京都に対し、押し込まれるシーンが徐々に目立つようになり、やがて同点。

 先制後も、手拍子と声と太鼓代わりの指笛で、いつもと殆ど変わらない応援が繰り広げられてたのですが、徐々にいかんともし難い人数の少なさが露呈されてきてた矢先、なんと、遠くの方から京都のそれとは明らかに違う太鼓の音と、ブルビアンコな大旗がこちらに向かってくるではありませんか(<ビフォア・アフターの加藤みどり風に)!!

 えー、試合前も試合中も、大丈夫だよ!と、終始強がってた私でしたが、
あの光景にはかなりホッとさせられたし、正直、嬉しかったです。(<移動、本当にお疲れ様でした!!)


 でも、結局は1-2で敗戦。毎度のことではありますが、惜しいシーンは何度もあったし、信義の負傷退場がきっかけだったとはいえ、何度もチャンスメイクに絡んでいた坂井君の出来はなかなかのものだったと思います。それと、その怪我した信義をはじめとして、従来の特定の選手だけに限らず、皆が遠い位置からでも恐れずにシュートを打つ姿勢を見せるようになったのが好印象です。終了間際の山尾のボレーシュートもその典型でしょう。そう、それなんですよ。やれば出来るじゃないか!!

 
 ・・・ただ、こういう試合をもう少し早く見たかったというのに加え、過密日程の反動でなのか、信義、スティーブン、そして城と、ここ最近の横浜の好調さを支えてきた中堅以上の3人がことごとく負傷してしまったという事実に対し、J2ブービーという貧弱な現実をハードの面で垣間見たような気がしてなりません。



 「悲しいけど、これもまた現実だなぁ」と、試合後の京都J2優勝セレモニーをぼんやりと眺めつつ思いふけた11月の京都での昼下がりでした。



P.S スカパー見ましたが、横浜の応援はいつも以上に現場ではもっと声が出ていたはず!!