夫が買ってくれた。写真が下手ですばらしさが伝わっていないのが残念だ。
もう長年「定年になったら、絶対おひな様を買うんだ」と思っていた。
死んだ母親が所蔵していたおひな様を飾ってもらったが、幼い自分には古くさいおひな様だった。
今だったら「価値がある」と思えたのだろうが、成長するにつれて「やっぱり、綺麗なおひな様欲しい」になった。今は、いろんなおひな様があるし・・・
そんなことで、「欲しい」を何度かつぶやいてはいたが、今回の病気のこともあって、夫が気を利かせてくれたのだと思う。内は女の子も孫もいないので、自分のために。
そのおひな様・・・これが普通のではない。
千葉県指定伝統的工芸師に選ばれている方の作品。
注文を受けてからではないと作ってくれないので、自分もこのおひな様の存在を知ってはいたけれど、あきらめていた。お宅は自分の家から車で10分以内。
どうやら、夫がお宅にお邪魔したところ、あと3組あって「譲ってくれませんか」と聞いたら、もうシーズン過ぎたからということで譲ってもらえたらしい。
値段は・・・・親王飾りで20万円を軽く超してるはずだ。
箱を開けて出してみたら、やっぱり気品がある。
お顔は昔ながらの目で、今時のぱっちりした目ではない。これが良いのだ。
また、地味な色合いの衣装も特徴で、こういうのも自分好みだった。
それに、どうやらこのおひな様は着せ替えが出来るようになっているのだそうだ。
(怖くてできないが)
なかなか気持ちをストレートに表せない自分なので、大げさに「嬉しい、ありがとう」を言えないが、実に嬉しい。
ン十年の思いが今年かなった。
本当にありがとう。旦那様。
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