一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

特効薬より職が欲しい

2013-03-25 | 乳がん治療の知識的なこと
 オヤジ雑誌をよく読む。1週間に1冊はがん特集をやっていたりする。
 この前は週刊G「医者はこんなところで嘘をつく」なんて内容で、お医者さんの言葉には嘘がいっぱい…的な内容を書いてあった。お医者さんも大変だ。かなり言葉を選んでも、患者のとらえ方でうそつき呼ばわりまでされてしまう。
例として
「経過を診ましょう」症状が出るまで待て。原因がわからなくても他の医者のところに行かせないため。
「低負担の抗がん剤」手遅れだが、治るとあきらめきれない患者に対してモルヒネを投与する際のウソ
「急に具合が悪くなることもありますよ」一見元気だが、かなりがんが進行している場合の本人への伝え方

どう伝えれば満足してもらえるのか、お医者さんも頭が痛いだろう。

今回は週刊P。
がんになってしまうと、リストラされたり、やめるように促されるという内容だった。
勿論、病気の進行状態によっては「馬鹿言うな。特効薬が欲しいに決まっているだろう」とお怒りの方もいるだろうが、比較的延命率の高い乳がん患者にとっては、仕事に復帰できるかどうかが死活問題になることも多い
ある乳癌の女性は3か月後の復職したら、私物もすべて捨てられていた。会社側にはちゃんと復帰時期も伝えていたのに、上司が変わっていて、新しい上司が独断でそうしてしまった…ひどい話である。

 実際見ているブログでも、辞めざるを得ないというコメントも多く拝見するので、がんにかかったということと、その後の仕事をどうするかということは極めて深刻な内容なのは、間違いない。
 かくいう自分も、預金通帳から3万円、5万円・・・と消えていくお金を見るたびに「稼がねば」と力が湧きあがる。
幸い復職が可能なため、恵まれている幸せに感謝しつつ職務に励まなければいけないと思っている。

 この雑誌の中では、離職を迫られたときの対処方法は

①本来は病気を理由にした解雇はやってはいけない。まず労働基準監督署に行って相談すると良い。
②がんによる収入減のリスクを考慮した保険「がん収入保障保険」などを見つける。
③普段から自分の職場の就業規則に目を通し、いざというときにどうなるかを頭に入れる

  などのアドバイスが載っていた。意外に辞めさせるのは大変らしい。しがみつく価値は十分ありそうだ。
 がん保険の内容もさらに進化しているようだし、間に合う方はいろいろ調べてみるほうがいいだろう。
自分は保険料免責のものだが、これでもずいぶん助かっている。

いかに人に迷惑をかけずに、闘病生活を送れるかを考えると頭が痛くなる。でも、暗くならず周囲の人と同じテンションで毎日を過ごしたい。

 あと1週間後には1年9か月ぶりの出勤が待っている。引っ込み思案な自分は、目立たない場所で静かにたたずんでいるしかない。
同僚はどう見てくれるだろうか?



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