一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

パルコ劇場「クレイジー・ハニー」観劇

2011-08-07 | 観劇記録
2011/8/6 14:00~(上演時間 約2時間20分  休憩なし)
パンフレット1500円  その他Tシャツなどの販売あり

作・演出:本谷有希子
出演:長澤まさみ  リリー・フランキー  チョンハ  他

ひさしぶりだ~
パルコ劇場。
本谷有希子だ~
青山円形の「甘え」以来。
否が応でも期待しちゃう。
体調はまあ、良かった。節制した甲斐があった。

パルコ9階にあがってエレベーターを降りたら、あれれちょっと雰囲気が

演劇の雰囲気じゃない。
これ、コンサートのニオイ。
だって、観劇って雰囲気じゃないおにいちゃんがやたら多かったから。

実際、客席に行っててわかったけど、最前列なんて普段の客層とは明らかに違う人たちがずらり

嫌な予感がした。
席はA列なので、スゴ~く良かったのにね。

お芝居が始まると、近くの人(若い女性)がやたら「へ~」とか「え~っ」とか口に出す。
おいおい、集中できないよ!
この人、観劇組じゃないよね。ただのまさみちゃんファン。

それに、場内でやたら、おかしそうに笑う。(あまりおかしくないかなあという場面でも)

これ、どこかで遭遇した雰囲気。
ともかく、純粋に本谷有希子作のお芝居を見たいという人は、覚悟を。


では中身は・・・・
本谷さん、今回は途中で投げた?というくらいの出来。
ただわいわいガヤガヤの世界だった。
ほれぼれするくらいの毒とか自己中とか破壊とか憎しみとかあきらめいう要素がすごく薄くなってた。
おどろおどろしさが・・・なかった。
ゼンゼン、クレイジーじゃない。

今回の主人公は作家(最初携帯で売れたという設定)で、彼女とつるんでいるオカマがリリーさん。
その二人と彼女のファンとの攻防戦が見所だと思ったのだけれど・・・
急に・・という展開が多すぎて・・・

ゾクゾクする場面がなかった。
最後に事件も「取って付けたよう」だったし。
もっと、作家とファン、作家と編集者、オカマの存在など、徹底して解剖して欲しかった。

人物が多すぎるというのも失敗だったと感じた。
やたらとわいのわいの言ってるだけという印象。

長澤まさみちゃんは、真剣さが伝わった。
演技は・・・・
赤い髪も似合う、やっぱり美人さん。
脚本によっては、イイ演技するかもです。
リリーさんも、オカマ役がはまっていた。ただ、時々古田新太さんに見えた。

まあ、今回はイマイチでした。
今度は来年の秋らしいけど、期待していいかなあ。
あ、その時は、「いわゆる」旬の役者さんを希望しないで欲しい。(というあくまで自分の要望)
純粋に本谷世界に引き込まれたい。

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