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一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

奥様お尻をどうぞ 観劇

2011-09-11 | 観劇記録
土曜日の13時。
渋谷の109のとなり。新しい劇場。240あまりの座席しかないので俳優さんと近い。
ケラさんと古田新太さんのタッグ。第2弾。

今回はストーリーらしい物はあったが、基本ぐだぐだ。
あの原発問題をネタにして、新太さんが探偵となって、いなくなった会長の娘を捜す・・・というストーリーがあるにはあったが、もう夢の中のことか、過去にタイムトラベルしちゃったのか、異次元の世界なのかわからない状態。

おしまいには、お客さんも巻き込んで「こんなのつまらない」「早く帰りたい」などと自虐気味な演出だった。
なんという・・・・・
そして今回の題名の意味も後半でわかった。

予想していたほどセクシーな話ではなかった。
その代わり最後の方は「屁」ネタと「金○」ネタが続く。
小学生並みのギャグだった。

さすがに古田さんの貫禄は凄かった。
白いブリーフをさらして汗だくになっってるし。
やっぱり彼がいるからこそ、成り立っているお芝居だと感じた。

でも、他の俳優さんも実力者なので、楽しめたと思う。若い人たちだったら、もう、席を立っていたかも。
大倉孝二さんの人気も凄い。
でも、自分の後ろの女性が「がんばって」とか「かっこいい」とか叫んだのには閉口した。
自己中な女。入江雅人さんが「シーッ」としてた。

今回、山西惇さんに髪の毛があって、ピアス、指輪じゃらじゃらが新鮮だった。
あ、八十田勇一さんも途中から髪の毛があった。

平岩紙さん。犬山イヌコさん、山路和弘さん、八嶋智人さんというこれまた芸達者名人たちで、一人として「ダメ~」という人がいない舞台も珍しい。

こんなゆるゆるな時間もたまにはいいもんだ。

ただね・・パンフレット1800円は高い。

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こまつ座「キネマの天地」を観た

2011-09-08 | 観劇記録
金曜日の午後、新宿南口の紀伊國屋サザンシアターへ。

井上ひさし作「キネマの天地」

なにせ、今回は麻実れいさんや三田和代さん、大和田美保さん、秋山南都子さんという芸達者な女優人目当てに行った。

お話は昭和一桁台、我こそは大女優とばかりに出演作品を誇示する4人の映画女優が集まったところで、次回の大作を制作する監督が現れ、稽古をしようという場面から始まり、彼の妻を殺害したのは誰か?という推理劇風になっている。

私は麻実れいさんの大ファンなので、もう彼女の出演する舞台は欠かさず観に行きたいと思っている。(残念ながらファンクラブらしきものがない)
去年大きな賞をもらった舞台も観ているしね。

でも、悔しいのは、麻実さんがとってもイイ演技で素晴らしいのに、内容が地味なので満員になっていないことも多いこと。

今日も平日ということもあり、満員ではなかった。
でも、こまつ座は固定客がいて(モチロン昔からの)、そんな方達が大勢いたような気がした。(年齢層は当然高め)そんな空間が心地よい。
だって、人気者が出ると、つぶやいたり、相づちを打って超迷惑な人がたくさんいるから迷惑。

れいさんは、プライドの高い大女優役、似合っている。細かい仕草にも気を配ってさすが。
そこに一歩も引けを取らないのが、三田さんと秋山さん。

三田さんは年齢設定が?な点もあったけど、それは演技でカバー。

美保さんも親の七光りと言わせない実力を着実に身につけてる。

最後は木場さんが持って行ってしまった感があるけど、今回の井上作品はちょっぴり生ぬるい作品だった。
亀蔵さんが出た雨に比べて緊張感が半分だった。
あ、今回は、唄はカーテンコールに歌うだけで、音楽劇ではなかった。

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プルメリア・カフェ「俺の屍を越えていけ」を観た

2011-09-03 | 観劇記録
上野の小劇場で「俺の屍を越えていけ」を観た。
劇団プルメリアカフェ。
50人は入れないだろうという客席。ステージも小さくテーブルとイス6客。
場所は地方局の一室
そこに勤務する6人の若目の男女6人。
アナウンサーやら営業やら就いている仕事はバラバラ。
どうやら、社長命令で、年配の1人をリストラ候補にあげてくれ、と集められたらしい。
候補は6人の上司に当たる人たち。部下が上司の評価をしてリストラするのだ。

誰も指名できない・・・でも市内と自分たちが止めさせられる・・・
彼らは、丁々発止議論をするが、時間は迫っていく・・・

結局1人を無理矢理選び出し、報告をしに行くのだが、その後もう一波乱が待っている・・・

1室での会話劇。
BGMもほとんどなく、それぞれの仕事や先輩に対する思いが次々と語られる・・・
それだけに、会話の中にもっと思いを込めて欲しいなあ、という場面も多多あった。特に怒り出す前とか・・・笑い方とか・・・

でも、皆さん声が良く通って聞きやすく、良く稽古されていることがわかった。

それにしても、今、こんな会社があったらパワハラで訴えられるでしょう。
リストラの責任を社員に押しつける社長なんて・・・

脚本はもう5年前に書かれているので、今とはちょっと合わない部分も感じた1時間だった。

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世田谷パブリックシアター「奇ッ怪  其ノ弐」

2011-08-27 | 観劇記録
世田谷パブリックシアター「奇ッ怪  其ノ弐」
作・演出は「イキウメ」の前川知大さん。
出演は仲村トオルさんをはじめ、池田成志さん、小松和重さん、山内圭哉さんなど、もう文句なし。
モノトーンを基調としたセットも、暗転を一切使用しない見事な演出も、役者さん達の演技も凄い。
たぶん評価は高いと思う。


でも、なんで、前回の作り方を変えちゃったのだろう?
前回は小泉八雲の「怪談」を上手く舞台にして、文字にすると今一歩の恐怖感を見事に舞台作品として完成させたと感激した。

最初の仏の話とか妻が死んだ後、後添いをもらった武士の話とか、怖いだけでない、見事な舞台だった。
前回は最初はあまり話題にならなかったのだけど、次第に高評価になっていったと思う。

だから、今回小泉八雲作「怪談」」からだいぶ離れた前川さんのいつもの「イキウメ」的舞台・・・という感じがして、これだったらあえて「奇ッ怪  其ノ弐」としなくても、良かったかな。(パンフレットにはその辺が書かれていたのかも知れないけど)

もう一度言うと、舞台そのものは高レベルなんですけど・・・ね。


蛇足:本日カメラが入ってた。
たぶんDVD。

自分はC列だったのだが、舞台の間中女性の早口の声が聞こえていて・・・
演出かと思ったけど、そんなわけもなく・・・

どうやらカメラさんが付けていた「インカム」(?)からの音漏れらしく・・・(指示していたのか)帰るときエスカレーターでカップルが話していた。

一人の男性が猛烈に抗議していた。(公演中は我慢していたんだろうなあ)
私も抗議したかったよ。

こんなこと初めて。

今回の舞台はBGMほとんどなかったから、余計に邪魔な音だったな。
関係者は猛省だよね。

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燐光群「だるまさんがころんだ」

2011-08-21 | 観劇記録
この頃、朝早く起きる。
なんだか、さわやかです。
若い頃から早起きタイプだったのに、30代半ばから更年期障害のようになって、朝起きるとき、頭ズキズキ・・・・でさわやかな早起きができなかった。

それが、今戻ったようで、ちょっとうれしい!
ということで、これも朝早く書いてる次第。

昨日江東区文化センターで観た燐光群「だるまさんがころんだ」について。

モチロン、マスクをしっかり着けての観劇。(以前、免許センターに無防備に行って懲りたので)

作・演出は劇団を率いる坂手洋二さん。その道では有名な方。
地雷に関わる人々のエピソードをつないでいく。
最初、大きな爆発音から始まる。ビックリ。
各国で地雷に関わる人たちの悲喜こもごもの話が入れ替わりに出てくる。
ニューヨークにセントラルパークや日本の皇居も登場。

そして最後は、なぜか、登場人物が全員参加の「だるまさんがころんだ」をしている場面で終わる。

どうやら「だるまさんがころんだ」的な遊びは世界各国にあるらしい。

それから、地雷は2003年まで日本でも作っていたということも知った。
また、たくさんの地雷の種類も出て、現在埋まっている地雷を撤去するには1000年はかかるということも・・・」

とかく私たちは「核兵器」に目を向けるが、実は地雷はさらに恐ろしい(見えない、気がつかない)ということも感じた。

そして、日本の場面で通り魔に娘を殺された父親が「地雷を踏んだのと同じだ」と言われて、無罪となった(心神耗弱のため)通り魔に本物の地雷を踏ませてやろう・・・・とする場面など、現実の事件に言及する内容には共感できた。

私は正直、坂手さんの作品を過去に観たときは「う~ん?」と思ったのだが、今回の作品弐は引き込まれる部分が多数あった。
でも、劇場はスズナリが似合うと思った。

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音楽劇 ゲゲゲのゲ~逢魔が時に揺れるブランコ~ 観劇

2011-08-14 | 観劇記録
8月13日、またまた東京へ。
高円寺。
座・高円寺という(比較的)新しい劇場で渡辺えりさんが主催する劇団オフィス300のお芝居。音楽劇なので、たくさん歌う場面が出てくる。

えりさんはモチロン中川晃教さんや若松力さん、馬淵英俚可さんなど、おなじみの方も多数出演だし、題名からしても、たぶん鬼太郎も出てくるだろうし・・・・

と期待して・・・


このお芝居、えりさん27歳の時に書いたものらしい。さらに賞も受賞していた。
自信作なのだ。

演出は良かった。
舞台の雰囲気はおどろおどろしさが感じられて、逢魔が時というにふさわしい。
そして妖怪との格闘シーン。
特に、小学校の5年3組でのわいわいとしながら、時にストップモーションで印象づける演出は、なるほどと思えるくらいのできだった。
掲示された絵が上手くてそっちに釘付けになりそうで困った。

そしてマキオの家の場面であの「ジュリー」の美しい写真が貼ってあったのもgoodだった。えりさん、ジュリーファンだな~

役者人はさすが、皆さん芸達者。
中川さんはミュージカルでの貴公子といった印象が強かったが、今回はコミカルな面が見られたし、身体能力の高さにもビックリした。

下駄で妖怪との格闘をする場面は、転ばないかとはらはらしながら見ていたが、全くそんな心配は無用だった。
歌えるだけじゃないんですね。

それにもう1つ。
こっちは超ビックリ。

なんと鬼太郎とアノ人の二役をしている。
これがまた、お上手。

というような感じで場面場面はすごく良かった~というのが多かったのに・・・・
いろんなエポピソードがどう繋がるのかが最後まで理解できなかった。
観客が想像する余地を残したのだとは思うが、自分の頭ではまとめられなかった。
夢落ちのような気もするが、実際はどうなのだろう?

それだけが、ちょっと不満。

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伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪   観劇

2011-08-14 | 観劇記録
人生楽しまなくちゃあ とばかり、12日に下北沢へ。
目的はスズナリ。
寺山修司さんのお芝居。

なんと、寺島しのぶさんが出ちゃうのだ。
あのスズナリにですよ~

やあ、やっぱり超満員だった。
最前列の後ろに1列、通路にぎっしり。
さらに・・・
とにかくたくさんの観客。

お芝居は「美女劇」ということで女優のみ(若干1名?)
ひたすら「キレイ」だった。
スズナリであんな綺麗なセット初めて。

内容は寺山作品特有の「暗い」「エロたっぷり」に加えておとぎ話風なファンタスチックな、そしてミステリー風味も加えてある。

まあ、最後は
な~んとなくわかったようないような・・・

お金持ちの家の留守番としてきた女中つぐみが、好き勝手なことを始めるんだけど、途中で「ジャジャジャーン」と出かけたはずの奥様達が帰ってくる・・・彼女たちに散々自分の悪口を言われるんだけど・・・実は本物の女中は縛られて転がされていた・・・
では、今までのツグミは誰?奥様達は本当に奥様?
最後に鰐夫人はエプロン付けてるし。

二重三重にどんでん返しが待っている・・・なんじゃ、これは?
という感じ。

まあ、最後は誰が本物の奥様で、誰が本物の女中か?
というのがポイントかな。

人魚が出てくるし、金魚もきれいだったけど、まさか最後皆さんが水浸しになるとは思わなかった。

唄も寺山節が満載で、バイオリンやギターの生演奏はやっぱりいいなあ。
中山ラビさん・・もうある年齢以上の人じゃあないと知らないよね。
生で歌声が聞けるとは思わなかった。

寺島さんは、お芝居派上手かったし、何よりとても誠実でサービス精神旺盛な女優さんだなあと感じて好感度(自分の)がアップした。
何回か寺島さんのお芝居を観ているけど、今までで一番近くで拝見できた。(B列だった)
モチロン他の女優さん達は芸達者な方たちばかり。

お人形も良かった~

で、1つだけ不満。
どうやら、今回は元の「伯爵令嬢~」の劇中で本を読むという設定でもう1つの作品(紙芝居のための「便所のマリー)を挿入したので、自分の頭の中でちょっと混乱した。

できれば、1つずつ独立させて上演して欲しかった。

まあ、何はともあれ寺山さんのどろどろ、ジメジメした作品を寺島さんで見られてうれしい。

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パルコ劇場「クレイジー・ハニー」観劇

2011-08-07 | 観劇記録
2011/8/6 14:00~(上演時間 約2時間20分  休憩なし)
パンフレット1500円  その他Tシャツなどの販売あり

作・演出:本谷有希子
出演:長澤まさみ  リリー・フランキー  チョンハ  他

ひさしぶりだ~
パルコ劇場。
本谷有希子だ~
青山円形の「甘え」以来。
否が応でも期待しちゃう。
体調はまあ、良かった。節制した甲斐があった。

パルコ9階にあがってエレベーターを降りたら、あれれちょっと雰囲気が

演劇の雰囲気じゃない。
これ、コンサートのニオイ。
だって、観劇って雰囲気じゃないおにいちゃんがやたら多かったから。

実際、客席に行っててわかったけど、最前列なんて普段の客層とは明らかに違う人たちがずらり

嫌な予感がした。
席はA列なので、スゴ~く良かったのにね。

お芝居が始まると、近くの人(若い女性)がやたら「へ~」とか「え~っ」とか口に出す。
おいおい、集中できないよ!
この人、観劇組じゃないよね。ただのまさみちゃんファン。

それに、場内でやたら、おかしそうに笑う。(あまりおかしくないかなあという場面でも)

これ、どこかで遭遇した雰囲気。
ともかく、純粋に本谷有希子作のお芝居を見たいという人は、覚悟を。


では中身は・・・・
本谷さん、今回は途中で投げた?というくらいの出来。
ただわいわいガヤガヤの世界だった。
ほれぼれするくらいの毒とか自己中とか破壊とか憎しみとかあきらめいう要素がすごく薄くなってた。
おどろおどろしさが・・・なかった。
ゼンゼン、クレイジーじゃない。

今回の主人公は作家(最初携帯で売れたという設定)で、彼女とつるんでいるオカマがリリーさん。
その二人と彼女のファンとの攻防戦が見所だと思ったのだけれど・・・
急に・・という展開が多すぎて・・・

ゾクゾクする場面がなかった。
最後に事件も「取って付けたよう」だったし。
もっと、作家とファン、作家と編集者、オカマの存在など、徹底して解剖して欲しかった。

人物が多すぎるというのも失敗だったと感じた。
やたらとわいのわいの言ってるだけという印象。

長澤まさみちゃんは、真剣さが伝わった。
演技は・・・・
赤い髪も似合う、やっぱり美人さん。
脚本によっては、イイ演技するかもです。
リリーさんも、オカマ役がはまっていた。ただ、時々古田新太さんに見えた。

まあ、今回はイマイチでした。
今度は来年の秋らしいけど、期待していいかなあ。
あ、その時は、「いわゆる」旬の役者さんを希望しないで欲しい。(というあくまで自分の要望)
純粋に本谷世界に引き込まれたい。

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加藤健一事務所「滝沢家の内乱」

2011-07-24 | 観劇記録
久しぶりの観劇。
恒例の加藤健一事務所の舞台。
珍しい日本の時代物。
出演者は加藤健一さん・加藤忍さんの二人と声の出演の風間杜夫さん、高畑淳子さん。

題名の由来は滝沢馬琴の家庭内でのいざこざかららしい。
馬琴のおくさんは病気がちでかんしゃく持ち。
息子宗伯は引きこもり。
そこに嫁に来たお路は、かいがいしく世話を焼き、いつしか馬琴と心を通わせ会う。
健一さんの馬琴と忍さんのお路が息抜きに屋根の上で語るシーンは暖かい空気を醸し出す。

妻お百と宗伯の声で緊張したシーンが演出される。
願わくばこの二人も実際に俳優さんが出てきて欲しかった。
たぶん、これが自分の物足りなさの原因。

セットはいつも以上にしっかりと滝沢家の室内を作り込んでいた。

開演前の諸注意のお姉さんが「ごゆっくりお楽しみください」と話し終わった後に大きな拍手があるのも、この劇団の特徴だ。

本日は補助席も出ていた。
本多劇場の補助席は、実はおいしい場所なのだ。




パンフレット500円 。内容豊富。

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