一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪   観劇

2011-08-14 | 観劇記録
人生楽しまなくちゃあ とばかり、12日に下北沢へ。
目的はスズナリ。
寺山修司さんのお芝居。

なんと、寺島しのぶさんが出ちゃうのだ。
あのスズナリにですよ~

やあ、やっぱり超満員だった。
最前列の後ろに1列、通路にぎっしり。
さらに・・・
とにかくたくさんの観客。

お芝居は「美女劇」ということで女優のみ(若干1名?)
ひたすら「キレイ」だった。
スズナリであんな綺麗なセット初めて。

内容は寺山作品特有の「暗い」「エロたっぷり」に加えておとぎ話風なファンタスチックな、そしてミステリー風味も加えてある。

まあ、最後は
な~んとなくわかったようないような・・・

お金持ちの家の留守番としてきた女中つぐみが、好き勝手なことを始めるんだけど、途中で「ジャジャジャーン」と出かけたはずの奥様達が帰ってくる・・・彼女たちに散々自分の悪口を言われるんだけど・・・実は本物の女中は縛られて転がされていた・・・
では、今までのツグミは誰?奥様達は本当に奥様?
最後に鰐夫人はエプロン付けてるし。

二重三重にどんでん返しが待っている・・・なんじゃ、これは?
という感じ。

まあ、最後は誰が本物の奥様で、誰が本物の女中か?
というのがポイントかな。

人魚が出てくるし、金魚もきれいだったけど、まさか最後皆さんが水浸しになるとは思わなかった。

唄も寺山節が満載で、バイオリンやギターの生演奏はやっぱりいいなあ。
中山ラビさん・・もうある年齢以上の人じゃあないと知らないよね。
生で歌声が聞けるとは思わなかった。

寺島さんは、お芝居派上手かったし、何よりとても誠実でサービス精神旺盛な女優さんだなあと感じて好感度(自分の)がアップした。
何回か寺島さんのお芝居を観ているけど、今までで一番近くで拝見できた。(B列だった)
モチロン他の女優さん達は芸達者な方たちばかり。

お人形も良かった~

で、1つだけ不満。
どうやら、今回は元の「伯爵令嬢~」の劇中で本を読むという設定でもう1つの作品(紙芝居のための「便所のマリー)を挿入したので、自分の頭の中でちょっと混乱した。

できれば、1つずつ独立させて上演して欲しかった。

まあ、何はともあれ寺山さんのどろどろ、ジメジメした作品を寺島さんで見られてうれしい。

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