いせ九条の会

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安倍晋三氏にもひけをとらないタカ派的な麻生太郎氏の発言/山崎孝

2008-09-23 | ご投稿
前回も麻生太郎氏の発言をお伝えしましたが、9月23日付「しんぶん赤旗」に載っていた麻生太郎氏の発言を抜粋してお伝えします。

改憲と軍拡関係

 (海外での武力行使を可能にする集団的自衛権について)「権利はあるが使ってはいけない、というのは無理がある。世界中で認められていない国はない」(〇一年十一月四日、学習院大学での講演)

 (「核武装」をめぐる議論について)「いろんなものを検討したうえで持たないというのも一つの選択肢だ」。核武装の議論を否定せず(〇六年十月十七日、衆院安全保障委員会)

 靖国神社関係

「遊就館には何度か行ったことがあるが、戦争を美化するという感じではなく、その当時をありのままに伝えているというだけの話だ」(〇五年十一月二十一日、米ブルームバーグ・テレビの番組)

 「(靖国神社に)祭られている英霊は、天皇陛下万歳といった。天皇陛下の参拝が一番だ」(〇六年一月二十八日)

 (小泉純一郎首相の靖国参拝について)「祖国のために尊い命を投げ出した人たちを奉り、感謝と敬意をささげるのは当然。首相としても簡単に譲るわけにはいかないと思う」(〇五年十一月十三日、鳥取県湯梨浜町での講演)

 「『大変だ、大変だ』と言って靖国の話をするのは基本的に中国と韓国、世界百九十一カ国で二カ国だけだ」(〇五年十一月二十六日、金沢市内での講演)

【コメント】麻生太郎氏の靖国神社に関する発言から伺えるのは、相対的に物を考えるのではなく、自国中心の物の考え方から出来ないようです。

以前お伝えしたノーム・チョムスキー氏の言葉、自らを鏡に写してみてください。自分の国が侵略され占領されることを納得できますか。他に人の立つ基準を自分にも当てはめなければ誠実とは言えません。

このインタビュー番組を制作したNHKのナレーションは「自分に当てはめられない基準を他人に押し付けるべきではない。国家の間でもこの原則を無視すると世界のモラルは、たちまちに崩壊してしまうと、チョムスキーさんは訴え続けていると警鐘を鳴らしている」と述べていました。