伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

FaOI神戸、氷艶のCSテレビ放送

2024年06月16日 | フィギュアスケート2014~
ファンタジー・オン・アイス神戸公演が今週土・日にあったが、
毎年なら羽生結弦選手が出演していた神戸公演も、
羽生選手が出ないならまるで興味がない。
Twitter(X)では盛り上がっていたようだが、
でも自分はまったくどうでもいいや…

SS席は(アリーナも?)パイプ椅子だから椅子を減らしたり、
ステージバックに客は入れなかったり、当日券も売ったり
リピーター割引をしたりと、客数が少ないので集客に工夫をしたようだ。
自分が行っていた頃のファンタジー神戸公演は、
ステージバックまで客がみっしり入り満員御礼だったが。。


羽生選手が出ないならわざわざ行く必要がない。
どれだけ行った人が盛り上がった、すごかったと言っても、
羽生選手には興味はあっても、
もともとアイスショーになど興味がなかったのだから、、
(出演するスケーターにはなおさら)
羽生選手以外にお金をかけてまで生で見たいスケーターはいないし
羽生選手が出演するショーにだけ行って、
もっと別のことにお金をかけた方が良い。
神戸まで行く時間と労力の無駄だ。







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そうしてCS日テレプラスで放送された、
高橋大輔が主演の「氷艶2024」を録画しておいた。
時間が取れなくて少しずつ見ていって、何日かかけてようやく見終えた。
(生中継だったので休憩も挟み、3時間以上、
メイキング?も含めて4時間くらいあったのだ)
テレビで生中継されたのはショーの最終日だったようだ。

正しいタイトルは「氷艶2024 十字星のキセキ」。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をモチーフにしているとのこと。







通して見ていないことから「氷艶」に対してあまり熱意がないのは分かると思うが、
それでも録画したのはショーの評判が良かったのと、
ストーリーがあり起承転結があるドラマ仕立てだったからだ。

普通のアイスショーならスケーターが順番に次から次に出て来て演技して、
の繰り返しで、それが3時間以上あると、
そのうち集中力が切れて退屈になってしまう。
ストーリーがあるとクライマックスもあるし退屈しないだろうと。

どうしてアイスショーはあんなに長くて退屈なのだろうと常から思っていたので…。
だから自分はアイスショー観戦は向いていない、
映画や歌舞伎のように物語がある方が好きなのだと思う。


で、「氷艶2024―十字星のキセキ」を見た感想は、まず一番に思ったのは、
歌があり、お芝居があり、踊りがある。まるっきりミュージカルだ。

結論を言うと、これは氷の上でやる必要がない。
歌とお芝居と踊り…つまりミュージカルが8割でスケートが2割くらいだったのだ。

歌とお芝居が主な内容ならあえてアイスリンクでやらなくても、
普通に舞台で演じればいいのに、と思うような内容だった。



この「氷艶2024」は直前で演出担当の宮本亜門が降板し、
主演俳優だった人も降板し、何かトラブルがあったのだと察せられたが
詳しいことは分からない。
が主役を替え大野拓朗という人が代役となって演じることになった。
(公式サイトより)

この大野という人はミュージカル俳優のようで
(知らない人だが有名らしい)、
歌が圧倒的に上手いし、芝居もうまい。
急遽代役に立ったとは思えない熱演だった。
どちらかというと高橋大輔よりこの大野拓朗が主人公だった。
高橋は狂言回し、みたいな役割?


高橋大輔もほんの少し歌うが上手かったし、芝居もうまかった。
高橋は滑舌が非常に悪いのでどうなのかと思っていたが、
ずいぶん練習したのだろう、とても上手かった。
(ただ最後の挨拶はカミカミで間違いも多くグダグダだった)


他の出演者もミュージカル俳優だったようで、皆歌が上手くお芝居も上手い。
ミュージカルとして見れば、ストーリーも良く出来ているし、質も高かった。
何より演者さんの熱演で最後まで見られた。
けれどもフィギュアスケートではなかった。

常々アイスショーは退屈、物語がある方が良い─と思っていたが、
でもフィギュアスケートとしてスケート靴を履いているのだから、
フィギュアスケートが見られると思っていた。
けれどもほとんどスケートをしていないのだ。

アイスショーだから歌うなとか芝居するなとは思わない。
そもそもアイスショーは別に難度の高いスケート技術はいらない、
楽しめればいいという考えだろう。
けれど、アイスリンクでスケート靴を履くからには
やはりスケートはしてほしいと思う。

ミュージカル俳優たちは歌と芝居は上手いが、
スケートは出来ないので、
スケート靴を履いてアイスリンクの真ん中にによちよち出て来て
そこで立ったまま芝居をしているだけで、
それだと広いアイスリンクが広すぎてしどころがない、
だから周りをスターレットのスケーターたちが群舞で滑るが、
ぐるぐる回るだけ。
場面が変わっても同じように中央で立ってるだけの俳優の歌・芝居と
回りで回るだけの群舞の連続だから、
しまいにまたか、と退屈になる。

最後にちょっと高橋が「ひとりじゃない」という歌(タイトルは正確ではないかも)
で滑るのがやっと音取りをしていて高橋らしい滑りが見られたくらいだ。


それ以外にこんなにフィギュアスケートをしないアイスショーは初めてだ。
どんなに演出が良くても芝居が良くてもやはりアイスリンクを使っているなら、
アイスリンクを活かしたスケートをして欲しいと思ってしまう。
あれではアイスリンクを使う意味がない。

アイスショーは高難度や技術がいらないとはいえ、
フィギュアスケートにはジャンプ、スピン、ステップ、
というようなフィギュアスケートならではの技がある。
その技を見るためにスケートを見ているのだ。
音や音楽、曲に合わせてスケーティング、スケート技術を見せるのが
フィギュアスケートだと思うし、
アイスショーだとしてもスケートならではの技を駆使して音楽を表現し、
観客に見せるのがアイスショーなのではないのだろうか。


しかもお話が終わったあと、
唐突にボーカルデュオゆずが登場して主題歌を歌うが、
唐突すぎてそれまでの物語と因果関係が全然感じられない。
ゆずの歌は上手いし、熱唱だし、曲も良く出来ている。
それでも歌詞が「氷艶」の物語を踏まえているくらいで、
ゆずが出た時だけそこが唐突にライブになるという違和感があった。。
(スクリーンに歌詞が写されるのはどこかで見たような…)
しかもショート側にサブステージがあり(どこかで見たような…)、
ゆずの片割れがそこに登り高橋大輔と二人で歌い合う。
そうなると今までの「氷艶」の物語とは何ら関連がないように感じた。


・・・というわけで、「氷艶」の悪口ばかりになってしまった。
ミュージカルとして見たならばよいステージだったとは思う。

でもアイスリンクに氷を張るフィギュアスケートとして見た場合、
先も言ったようにスケートで音楽や曲を表現していたとは思われないのだった。



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*羽生結弦関連テレビ*


・6月22日(土)関西テレビ(関西ローカル放送)
ファンタジー・オン・アイス神戸公演
25:45~26:45〈特番〉
*羽生選手の出演はなし

・6月23日(日) CSテレ朝チャンネル2
ファンタジー・オン・アイス静岡公演
13:00~〈生中継〉
*羽生選手の出演はなし

・6月29日(土)メ~テレ(地上波)地方のみ
「夢の銀盤コラボ Fantasy on Ice 2024 in AICHI」
15:30~16:30


*FaOI愛知公演が名古屋地方(東海?)でのみ地上波放送がある。
1時間の番組だが、
7月にCSエンタメ~テレで放送されるのも同じ1時間なので
内容は同じだと思う

・7月6日(土)BSフジ
ファンタジー・オン・アイス神戸公演
15:00~16:55〈録画放送〉
*羽生選手の出演はなし

・7月6日(土)CSテレ朝2
RE_PRAY宮城公演初日
13:00時~

・7月7日(日) CSエンタメ~テレ
ファンタジー・オン・アイス愛知公演
13:30~14:30
夢の銀盤コラボ Fantasy on Ice 2024 in AICHI


・7月12日(金)CS日テレプラス
羽生結弦notte stellata2024 3/9公演(再)
23:00~1:00

・7月13日(土) CSテレ朝2
ファンタジー・オン・アイス2024 舞台裏SP
昼12:00~

・7月19日(金)CS日テレプラス
羽生結弦notte stellata2024 3/10公演(再)
23:00~1:00

・7月28日(日) CSエンタメ~テレ
13:30~14:30
「夢の銀盤コラボ Fantasy on Ice 2024 in AICHI」再放送


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6月になれば水無月の季節だ。
小さなスーパーへ行っても水無月が置いてある。
思わず買ってしまう。
6月の風物詩だもの。
お気に入りは黒糖入りの水無月だ。
水無月もいろんな種類があるのだ。

でもスーパーの安い水無月は若干ベタベタしている(>_<)。
五健ういろうの水無月が食べたくなった。
ただ五条通りの鴨川を渡るのは暑い時にはつらい(>_<)。




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