伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

日本の巨大ロボット群像展

2024年07月08日 | 展覧会・絵
なんと、京都文化博物館で「日本の巨大ロボット群像」展と称して、
日本のロボットアニメに登場する巨大ロボット特集をしていた。
博物館が?と、ちょっとびっくり。


京都文化博物館
https://www.bunpaku.or.jp/

日本の巨大ロボット群像
−鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫−
https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/20240706-0901/
2024.7.6(土) 〜 9.1(日)


マンガミュージアムではなく、
博物館でロボットアニメを特集するのは異例ではないだろうか?
最近の京都文化博物館はなかなか攻めているというか、何でもあり?
いや、夏休みだから家族向け・親子向けの展示なのかな?
でも安彦良和の展覧会があったりするし、これも時代の流れなのだろう。





でも行って見たところ、お客さんは男性が7~8割くらい、
一見してオタクと分かる若い男性連れが多し💦。
それでなくても男性が多くて壮年男性も熱心に展示を見ていた。
もちろん(オタクらしき)女性もいたけれど。
それでもいつもの展覧会とは明らかに違う客層に戸惑ったりした(;^ω^)。
どこを見てもオタクぽい人が展示をしげしげ見つめている。


パブリシティのメインビジュアルはすごくカッコよくて、
それだけで(そして博物館で展覧会というだけで)
何となく高尚な感じがしてしまう…。




展示は最近の展覧会がそうであるように、殆どが撮影可能だった。
ただガンダムの設定経過のみは撮影不可だったが、
ロボットアニメの歴史からプラモデルの展示から、
巨大な実物大ガンダムを描いた床まで工夫された展示がいっぱいであった。
撮影可能なので片っ端から撮って行ったが、しまいには疲れてしまい(>_<)、
集中していた始めの方ばかり撮ってしまっていた。






ロボットアニメといえば(最近では)ガンダムがすぐに思い浮かぶが、
この京都文化博物館の展示はさすがに博物館だけあって、
学術的でもあって、巨大ロボットの歴史を紐解くことから始まっていた。





展示は4階と3階でまずエレベーターで4階まで上がり、
そこで巨大ロボット前史というべき鉄人28号の展示から始まる。
プラモデルや昔の漫画雑誌も展示されていてなかなか楽しい。

ロボットアニメとは切り離しても切り離せないプラモデル。
ロボットアニメによって一大市場を築いた。








やっぱり昔人間には鉄人あたりが感性に一番フィットするのかな💦。
でも鉄人28号の展示は他と比べてかなり多かった。




それからマジンガーZや勇者ライディーンなどへと進む。
鉄人28号のように外から操縦するのでなく、巨大ロボットの中の操縦室へ入り
操縦するようになったのはマジンガーあたりからなのだろうか?





それほどロボットアニメに詳しくないので(世代が違うから💦)
良く分からないが、
ただプラモデルのロボットの造形はとても細かくてカッコいいと思う。

ライディーンでは富野由悠季などがすでに参加していたようで、
勇者ライディーンあたりからロボットアニメの転換があったのかも?。
コン・バトラーVとか、ボルテス5とか闘将ダイモスなどの
懐かしい名前が並んでいるコーナーもあり感涙。




展示は学術的?で真面目なものだが、
それでも展示内容が巨大ロボットなのでワクワク感がある。







壁には巨大なロボットをテーマにした壁画が飾られている所もある。
まるでアートのようで、壁面いっぱいに描かれた描写には迫力があった。







設定図や分解図なども迫力満点で詳細な設定がリアリティを出している。
詳細であればあるほどカッコいい。マニアは大喜びかも?





3階に降りると3階全体がほぼガンダムコーナーだった。
(1部撮影不可)
何といっても16メートルあるという等身大のガンダムが床に描かれているのが
迫力があり、そしてあまりにも大きくて、カメラが全体を捉えられない(>_<)。




それぞれのパートに説明がついていた。
ここをカメラで撮影している人はあまりいなくて、?だった。
みんな、設定や設計図の方が興味があるのかな。



セル画のコーナーもあり、遠近が出るように背景が奥まっていたり、
立体的に作られていた。
3階のガンダムコーナーは初代だけのようで、歴代ガンダムを展示、ではなかった。



左端のお兄さんのような、いかにもオタク、マニアな人たちで埋まっていた。


展示場を出て2階の踊り場?へ行くと(無料スペース)、
そこにも関連する展示があった。



巨大ロボットはなぜ2本足?とか、
ロボットには顔があるのにどうして人間が乗り込むのか?
という自分も感じていた疑問にその道の詳しいマニアが答えているのが
パネルになっていた。
それを読んでそれらの理由が分かった気がした。

これも含めてトータルで巨大ロボットの人気、繁栄を解明する試みの
意欲的な展示だった。



まだ会場へ入る前、無料エリアの1階のロビーに飾ってある
(3メートル?くらいはある)装甲騎兵ボトムズの巨大なパネル。
巨大さを表すために作成したのだろう。
このパネルがお迎えして巨大ロボットの世界へ誘う。
(そういえばエヴァンゲリオンはまったくなかった。なぜか)



まさか京都文化博物館でロボットアニメとは思ってもみなかったが、
真面目でありつつ、楽しむことも出来る。
博物館でアニメや巨大ロボット展示を見るような時代になったのだ…
と感慨も一入だ。





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