〈8月23日:情報更新〉
杉浦厩舎。22日は美浦南Pコースで追い切りました(65秒9-50秒4-37秒0-12秒6)。23日は軽めの調整を行っています。
「先週帰ってきてからさっそく動かし出し、金曜日には15-15前後の時計を出すほどでした。体の状態としては大きく変わりはなく多少コツコツしたところはありますが、悪くならないようにケアを施しながら調整していたんです。水曜日は背腰の負担を軽減できるように軽いポリトラックコースで動かしたんです。ペアを組んだレオアクティブに私が乗っていて最後だけ併せるような形を取ったのですが、ここ最近の中では特に良いんじゃないかなと思えるものでしたね。前回とさほど変わらないとなると元気は出ませんが、いい気配はあるので何とかしたいし、なるんじゃないかと思っていたものの、午後になって右前脚の球節がややモヤッと見せてしまいました。時間が経って落ち着く場合もあるので今朝の様子を見てからと思ったのですが、気にする素振りも見せていて無理はしないほうが良さそうと開業獣医の診断もありました。今週の競馬へ向かおうと思っていたのですが、残念ながら見送って様子を見ようと思います。状況次第では改めて診療所にも診てもらうつもりです」(杉浦師)
〈8月24日:情報更新〉
「脚元の様子を見ていても状況に変化はなかったため診療所に診せました。右前球節の内側を気にするので重点的に診てもらったところ骨折線が見られ、小さなものですが骨片が確認されました。その影響で痛みが出てしまったのでしょう。見ている側も乗っている人間も手応えを感じさせる動きを披露してくれていただけに悔やまれます。何とかラストチャンスを活かしたかったのですが、このような結果になってしまい本当に申し訳ございません」(杉浦師)
今週もしくは来週のレースにてチャンスを狙って調整を進めていましたが今週の追い切りを経て脚部不安を発症してしまいました。検査の結果、右第一指骨の骨折が判明しました。重症ではありませんが、完治には数ヶ月を要してしまうもので、未勝利期間内の出走は困難な状況です。これまで精神的な面を含めて試行錯誤してきただけに非常に悔やまれますが、杉浦宏昭調教師と協議を行った結果、現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
この中間も押せ押せのローテンションの反動が出て状態ガタガタだったし、仮に出走できたとしても勝ち負けなんて到底無理だったでしょう。それでも最後まで諦めないで出走態勢を整えてくれた(?)杉浦厩舎には感謝します。(なんとな~く、意図的な故障という気もしないでもありませんが)
ダイワメジャー×サドラーズウェルズという血統で、ともすればスピード・スタミナ・パワー・早熟性すべて兼ね備えたお馬さんになるんじゃないかな、と思い出資を決めたわけですが、結果的に全てにおいて中途半端な能力、そして気性的にも「競争馬向きではない」といった致命的なものを抱え込んでしまい、どうすることもできないといった感じでしたね。血統面に関してはいい勉強をさせてもらいました。
さようなら、ブルーナボーニャ。立ち姿はとっても立派だったぜ。。。。
《愛馬の出走~その33R》
ウインフロレゾン:8月26日 新潟8R/3歳以上500万下(芝2400m)
鞍上:大野拓弥騎手
今週の出走を予定しているウインフロレゾンは、22日(水)に坂路にて最終追い切りがかけられました。中1週で再び新潟への輸送を控えていることもあり、この日は単走馬なりで軽めの調整となりましたが、キビキビとした動きが目に付きました。
伊藤調教助手は「息はできていますので、この程度で十分だと思います。馬体は減っていませんし、いい状態をキープしていますよ」と笑顔で報告しています。
また、粕谷調教師は「カイバはこの馬なりにちゃんと食べてくれています。どうしてもガツガツ食べて、一気に実になるタイプではないので、急激には増えてきませんが、それでも減ってはいないのでヨシとしましょう。今週測定で前走くらいの数字ですが、前回も新潟までの輸送ではそこまで減らなかったので、おそらく前走と同じくらいの数字で出走できると思います」と馬体の説明をしていました。
そして23日(木)は追い切り明けのため、運動のみで様子が見られ、午後の出馬投票では予定通り今週の新潟日曜8R芝2400mに大野騎手で出走が確定しています。
「馬体はギリギリでも中身はしっかりできています。ラストは必ずいい脚を使ってくれるのがフロレゾンの特徴ですから、今回もいい競馬をしてくれると思います」と期待を語る粕谷調教師でした。距離延長は歓迎ですし、叩き2戦目で好結果を期待したいところです。
新潟の外回りコースの長距離戦、フロレゾンにとっては最高の舞台。
でも、「馬体ギリギリ」っていうのが気になる。疲れがないから春先みたいなことはないと思うけど、余裕がないと最後の踏ん張りを効かない場合があるからねぇ。まあ、ここを叩いて、9月の中山はスキップして10月の東京か新潟を目指すというのなら、中一週でもいいと思うけどね。人気はないと思うけど、人気以上に走れると思うよ。