近所にそこそこ歴史のあるお寺がありまして、そのお寺には大きな鐘があります。
で、大晦日。ちょうど「行く年来る年」の時間、午後11時45分ぐらいからボォーーン、ボォーーンと108の除夜の鐘を鳴らすのです。
よく知られることですが、108とは煩悩の数。
しかし、この煩悩の数、決して108ではないそうです。
ウィキペディアによれば、少なくて3つ。多くて6万4000もあるとかw
まあ、煩悩(=悪い思考・行動)が6万もあれば人間として終わりでしょうが、だからといって3つで済めば人生困りません。
ホトケ様の教えでは(ちなみに自分は無宗教)、人は生まれながらに煩悩を背負った生まれてきたとか。
ゆえに生きている限り(肉体が滅びて魂だけになっても輪廻転生でまた背負う)、決して逃げ切ることができないもの、なんてどっかに書いてありました。
こういった宗教哲学は無学な自分ではよく分かりませんが、ホトケ様はきっと、
人生、どんなことにも立ち向かえよ!!
と言っているのかもしれません。
言われてみれば、子供の頃から大人になった今まで、いろんな嫌なことや大変なことがありました。実際、逃げ出したこともあったけど、後々倍になって襲いかかってこられて余計酷い目にあったりしてね…。こんなこと死ぬまであるんだろうなあ~。
自分のせま~くて、あさ~い経験から言えば、結局のところこれも人として生まれた業(ごう)ならば受け入れるしかないし、「○○がつらい」「▲▲に憎い」と言ったところで誰かが解決してくれるわけでもない。全部自分に受け入れて自分で解決するより方法がない。逃げようなんて絶対無理無理無駄無駄。
これ以上書くと、自分でもまとめ切れなくなるのでやめるけど、人生(=煩悩)から逃げることはできません。逃げる行為もいけません。
自分もそうだし、あなたもね。