今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

北条高校「地域ふれあい公開講座」

2012-07-30 | Weblog
昨日は、北条高校の地域ふれあい講座に参加させていただいた。


いろんなプログラムがある中、炎天下のなか北条鉄道の法華口駅に集合して

旧海軍の鶉野飛行場跡と防空壕などを見学しました。


法華口のボランティア駅長もされている上谷さんのご案内。

▼これは当時の弾薬庫 なんども強調されていましたが、当時のコンクリートは大変質のよい頑丈なものをつかっていたらしい。ひび割れも全くない。厚さ70~100cmの強固なもの。






▼土の防空壕 今の時期は中にマムシがいるかもしれないので入りませんでした。


▼映画「蛍の墓」のロケ地  上谷さんもエキストラででられたそうですが、真夏のロケは大変だったそうです。。。。。使われたシーンは5秒程度らしいですが。


▼見つかった地下に作られた司令部
紫電改の実際の車輪や、戦地にむかった特攻隊員の遺書、などが展示されています。
長きにわたって水没していたものを復元されました。
 



▼鶉野飛行場にある慰霊碑


▼鶉野飛行場の防衛にあたった機銃座



17歳をはじめとする若者までが、ここで訓練をうけ大隅半島の海軍基地から特攻隊員として
飛び立つ、その想いや覚悟に触れることができました。


蝉の声がけたたましいこの時期になると、毎年あらためて戦争が話題になる。
戦争をしないためにも、戦争が決して本やテレビの中のことでないこと
家族や国のために命をささげた人たちをリアルに感じることができる遺跡を
しっかりと残していきたいもの。


*炎天下なんとか約2時間を無事に見学できたのも、自動車数台で送迎いただいた
 PTAの方々のご配慮のおかげ。 深謝!


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井上ちあき

ハチドリまつり のお手伝い。

2012-07-23 | Weblog
一昨日は日吉神社にて、ハチドリまつりが開催されました。

当日は午後から撤収まで、お手伝い。

スタッフしながら写真をいくつかとりましたので公開。

1時ごろに神社についたときには、まさに「豪雨」

あれからよく準備ができたもんです。


▼会場では地元野菜や三陸への支援ブースが。



▼高橋醤油を使った、醤油ラーメンを高橋くんが作る!「うんまい!」


▼焼栗を売っているのは、同級生親子 これもホント、ホクホクで娘から絶賛!



▲左が同級生、右は、バイクショップをはじめられたウエムラさん。
  バイクショップは業務スーパーの向かいあたり。

▼開会挨拶 阿部君

▼子どもたちの募金隊

▼おっと、忘れてはならない境内にある「さざれ石」必見です。

▼出演された スガ部のみなさん

▼京都からこられた スーパーボーカルの女性。 炸裂しています。

▼そして 地元出身の ものまねスーパースター ぐっちゃん!
 雨の中でも たくさんの方がご来場でした。


▼サドルのない自転車でハードルを飛びます

▼司会のあの方。毎度お疲れ様です。


まだまだ、写真もとれていないブースや出演者の方がたくさんいらっしゃいますが
ごめんなさい。


いろいろトラブルはあったものの、それでも多くの人の気持ちを持ち寄った、いい感じのイベントになりましたね。

お疲れ様でした。




ここにまず話を通してとか、段取りがいいとか悪いとか、形にこだわるよりも

前を向いてがんばっている人を応援したいものです。




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井上ちあき

そうそう、そこそこ!という一冊

2012-07-20 | Weblog
たまたま雑誌をみて買った本がこれ。

「ストーリーとしての競争戦略」楠木氏著



さて、この本を読みながら「そうそう!そこそこ!」

と何度もうなずいてしまったのは

本来、民間企業向けの競争戦略本なのですが、

なるほどと思ったのは「行政運営にもあてはまる」ということ。

自治体経営と言った方がよりマッチするかも。


内容は。

一貫して「ストーリー」が競争には必要だということ。

その事例を、スターバックス・DELL・しまむら・サウスウエスト航空・車買取のガリバー
モーターのマブチ  などの企業をもって紹介されています。

そのあたりは、長くなるので今日は割愛しますが、


「戦略」といいながら、ただのアクションリストをあげているだけで、

それぞれはなんの関連性も持たせられていないので、効果が繋がっていかない。

最後には結局「がんばれ」という根性論になるか。あきらめるか。

これが最悪のケース。


コレって、市の手法に是非取り入れてもらいたいポイントなんです。

・・・タウンミーティングなどでも発言しているけど、きっと
   伝わってないだろうなと思うポイント。



つまり

5万人人口を再生させるというゴールに向かって何をするか。

(このゴールがどのように市民にとって重要かも問題なんだが・・・)


そこには、中学までの医療費の補助、新規住宅への補助、

市街化調整区域の利用促進、小規模特養の整備 

播磨風土記への注目  地元商品券への補助 

給食センターを作ること 11小学校を維持すること

あと何やってるかな・・・・

財政計画でも、貯金がなくなるくらい支出を見込んでいる



これらが、全体としてみたとき、どのようにつながって、

ゴールにむかっているのか?

説明を聞いたことがない。


これを実行すると、ここがこうなるから、こんなふうになって

だから人口がこのあたりにこれだけ増えることが見込める

さらに次の段階で、これをやれば。。。。なんていう繋がり。


そのストーリーがあるのかが重要だということ。


そこに必要な視点は、加西市のポジショニング。

選ばれる加西市のポジションを播磨・兵庫県・日本という中で

どんな独自性のもとに位置取り(価値設定)をするのか?

そのために、どんなストーリーを組み立てるのか?



行政が得意なのは、他市の成功事例の模倣と近隣市との横並び。

これでは、現状から脱することはできない。


また、さらに重要なことは、ストーリーを語ることが、リーダーシップに

大きく寄与するということ。



心から参考にしてもらいたい一冊。500ページあるけど・・・



また、話が長くなってしまった・・・


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井上ちあき

線上の点であること。

2012-07-15 | Weblog
先日、はじめてゆっくりと東京を見て回る機会がありました。

というよりも、意図的に行きたいところがあった。




靖国神社と遊就館

明治神宮


天気もよく、むしろ涼やかな風が吹き抜ける中で

参道をゆっくりと歩いていく。


洋の東西を問わず観光客も多い中で

真摯な面持ちで鳥居のところから一礼をする青年


何を思っているのか、目を閉じ静かに参拝する

若い女性。



そこには、線をつむいでいく日本人の姿がある。



自らの命を懸けて、愛する家族と次の世代のために

たたかった先人たちの無言の言葉が聞こえてくる。



今という「点」が大切なことには違いないが、

その「点」は、そうした先人の上に成り立った

「線」上の「点」であることを心に刻みたい。



混乱する国政しかり、

人口減少と農工商と深刻な課題を抱えながら先が見えない地域しかり



高度成長期の遺産と記憶が、これからも同じように何とかなると錯覚させる



次の世代へとつながる「線」を引くことができるかどうか

今という「点」を生きている私たちの責任。



先人の残した線に対する想いを確認したいと思い一人訪れることにした。






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井上ちあき

補助金は欲しいけれど・・・?!

2012-07-09 | Weblog
昨日、喫茶店でも少し話題になっていたのが、

市の補助金のこと。

市内の女性が地域活動をすることを奨励するために、

補助金を10~20万円配る。



広報をみながら、思っていたのだが、

確かに、市民活動には資金が必要。

もらえるものなら、もらいたいのが人情。


しかし、永続的に資金を市が援助するのでないとすれば、

この一時しのぎの資金はどのような効果をこの活動される

女性たちにもたらすのだろう?



市内で頑張っている女性を、見ることも多く

男性なんかよりも、もっとパワフルだと思う。


この活動されている方々が、行政に求めているものは補助金だろうか?



NPO化を県も市もすすめてきた結果、事務処理の大変さに追われるグループ。

行政とのやり取りや、施設の利用のやり取りで辟易する話。


女性が活動すると、なんだかんだと言われることもある。

市外から嫁いでこられた女性ならなおさらではないだろうか?



話をもとにもどせば、「補助金の効果」を行政では分析してはいないだろう。

補助金の成果はなにかというと、どんなイベントをやったか?事業をやったか?

という報告書であることが多い。





より求められているのは?

支援してくれている安心感、一緒に汗をかいてくれる一体感、

そして、目指す目標に対して効果を上げやすくする仕掛けや仕組みづくり。


そんなものが、求められているのではないかと思いながら広報を読んでいた。



市内には、数多くの団体、イベントに補助金が配られている。

昔からのしがらみで抜け出せないものもある。




我孫子市では、3年ごとに全面見直しを行い、第三者機関が審査する。


補助金がすべて悪いとは言わないが、


そもそも税金を集めて、補助金を配るのが行政の仕事ではない。

補助金を見直すと、税金が安くなったりしないのか?



住民自治を市政が目指すのならば、補助金のあり方を再検討されてはどうか?



もちろん補助金を当てにする、私たち市民も変わっていかなければならない。



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井上ちあき

神戸新聞・保護者年収と学力テスト

2012-07-06 | Weblog
語弊を顧みることなく、今日の神戸新聞の記事について

文科省は来年の全国学力テストで、保護者の年収を問うことにしたらしい。

こうした試みは以前からなされ、08年には年収と学力の関連がすでに指摘されている。

また、こうした子どもの環境と学力格差については様々な研究がなされてその関連性が示されている。



よく勉強ができるのは遺伝、などと茶化すが、そんな単純なことだろうか?

人間は生きている間に、脳の能力の数%としか使うことができないらしい。


さて、子どもたちの能力を開花させる環境を大人は作れているのか?

あえて絞って言うなら、加西に生まれる子どもたちの学習環境は十分であるといえるのか?



この指摘は、もう何年も前からしているが、エリート主義だとか、学校は生きる力を学ぶところと反論をいただく。

あきれるばかりだった。



学力が人間性を図る尺度でないことは「当たり前」

学校という集団生活をするところで、大切な社会性を身につけることも「当たり前」

人間教育・道徳教育を学校に押し付けてはならない。それは家庭の責任。



そんな、「生きる力」 なのか 「学力」なのか という2者択一の問題ではない。


生まれてくる子どもたちに、加西に生まれてくる子どもたちに、

その周囲の環境に左右されることなく、学力を身につけるという大切な

未来の可能性を切り開く道具を、しっかりもたせてやらねば。




昔にこんな「噂話」があった、加西病院に医者が来ないのは、その奥さんが反対をするから。

なぜなら、子どもが医者になれる学力が身に付かないから。


グリーンエナジーパークの優秀な技術者家族は、加西に住んでいるか?


なぜ、わざわざ小野など遠い高校に通わせるのか?

北条高校が進学クラスを作ることを、なぜ評価する声があがるのか?

北条高校の進学先を見て、なぜ地域の大人は一喜一憂するのか?



親はみな、子どもたちに少しでも、しっかりと勉強してほしい。

学校で学んでほしいと思っているのではなのだろうか?


現実を曖昧な「確かな学力」という言葉でお茶を濁してはならない。



写真の「学力と階層」の著者 (当時)オックスフォード大・東大教授 刈谷氏は
その著書の中で次のように書いている。

学力テストの結果を分析した結果について
「代わって注目したのが、公立学校の役割の影響であった。(中略)学校にしか頼って
 いない生徒の数学の正答率をもとに、学力の変化について分析を行った。その結果
 89年に比べ、01年において、学校だけでな学習する生徒の正答率が大きく低下
 していることが明らかとなった」


都市部の学校・学習塾をふくめた、学習環境差にはおどろくべきものがある。

こんなことは、学校も先生も教育委員会もよくわかっているはず。



だからこそ公立の小中学校の段階から、塾に通う費用が捻出できなくても

しっかり学習できる機会をつくってあげなければならない。



それをできているかどうか?を判断する指標(カルテ)になる学力テストの

市としての結果公表を質すと、ヒステリックな抗議を受けたこともある。


それは、本当に「子どもたちのため」だろうか?誰のためか?



子どもたちが、急に高校受験の時になって、いきなり「競争」にさらされる

大人になって、就職する段階や、就職後にも、全国の同世代や世界の中で

様々な「競争」に勝ち残っていかなければならない。


現実を知っているのに、知らないふりをして、曖昧な言葉ですませてはならない。


これができるか、できないか?

それは加西市が再生できるかどうかの大きな要素であることは間違いない。







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井上ちあき

一人あたり年600万円の県議会政務調査費。

2012-07-03 | Weblog
今朝の神戸新聞で、県議会の政務調査費がどの程度使われたのか報道されていた。

およそ20%は使わずに返還したとのこと。

支出総額は3億4500万円・・・・・もちろん税金




領収証を1円から添付することになった、今年の返還率は昨年の2.5倍



ところで兵庫県議会でも議会基本条例を制定した。


議会基本条例は、北海道栗山町にはじまり全国の県市町村でも続々と制定されている。

内容によってランク付けもされるくらい研究も進んでいる。


そのポイントは要するに、議員がちゃんと仕事をしているかガラス張りにするところにあります。

①首長との一問一答形式での質疑、さらには首長から議員への反問を認めること

②議員間で、議案について公の議会の場で自由に討議ができること

住民に対して、議員活動とその成果を明らかにすること

そこで、冒頭の政務調査費のくだりです。

加西市では、政務調査費は1円単位で領収証を添付し、何につかったか?

また政務調査費を使っていった視察はどこに行って、どの人と会って、

どのような内容を視察したか。行程はどのようだったか。

すべて丸見えになるように、市役所の一階にファイルを置いてあるようにしました。

(きっと今もあるはずなんですが・・・・)


県議会では、議長に許可を得て見ることはできるようです。


ここがちがうんですね。

税金を払っているものが、「簡単に」「自由に」見ることができるようにすべきです

ホームページに公開すること。

選挙区の市役所にはコピーを置くこと。

簡単ですよね。


また、議会報告会というものを行って、どんな審議をしているかを

県会議員が選挙区で自ら報告することも議会基本条例の「最重要事項」の一つです。

これはやらないのでしょうか?


実質的に自治体に強い影響力(権限と財源)をもっている県行政に対して

自治体住民の関心が薄いことは大変残念なことです。



ここについて、兵庫県議会基本条例の前文では・・・・(少し長いですが)

「略--その一方で、議会が果たしている重要な役割やその活動が住民に十分に伝わっているとは言えず、議会への不信や無関心を招いているとの指摘もあり、本県議会としてもこれを真摯に受け止め、これまで以上に県民への情報発信に努め、県民の信頼と期待にこたえていかなければならない。--略」

と、自らの反省を踏まえてこの条例をつくっているのですから。



さらに前進して本当に県民のために改革が進むことを・・・心から願わずにはいられない。



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井上ちあき

流行りのメガソーラー

2012-07-03 | Weblog
7月になって、再エネの買い取りが始まり

あらためて脚光をあびたメガソーラー。




少なくとも加西市役所は流行りに流されてはならない。



脚光をあびる施設(ハード)作るのが得意なのが「行政」

国の施策として補助つきなので、作りやすい。

固定買い取り制度で、採算がとれる高い買い取り値段になっている。

日本各地でソーラーパネルを役所をはじめ公共施設の天井にのせはじめた。



しかし、買い取り価格を高い価格にして、誘導するのも3年間のことらしい。

その後のことは分からない。

日本国中である、施設に沸いて、その施設が自治体の標準装備

であるがごとく作った上で、結果その維持管理費、更新費用をふくめ、

集客もままならず、自治体の負担になってしまうケースがよくみられるのではないか?




何が必要がか?それは「仕組み」ではないでしょうか?


次世代に向けたグリーンエネルギー、再生エネルギーには是非取り組んで

先行してかなければ、2番手では意味がない。



その施設を作ることに目を奪われることなく、

その施設で、どれだけの発電をして、収支がどうなる。。。。そんなことは重要ではない。




その施設を作ることで、この町にどんな効果を波及させることができるのかが重要。


例えば、再生エネルギーを効率よく利用ですシステムをもった一つの町をつくる

出資は企業、そこに新規で入居する住民、

自治体は出資せず、税の減免や規制緩和、土地の準備や道路整備で協力する

・・・・「行政が出資するほど、あとあと面倒なことはない。」


その製品開発、技術開発に関連する企業の誘致。


スマートシティモデルをパッケージとして販売できような環境を整える

・・・もうとりかかっている市が他にでてきている。


産業界のメリット、人口減、住民雇用、自治体の税収増、

さらには、スマートシティの「ミニ化」は、市の周辺地域の急速に人口が減っている地域に

取り残される高齢者福祉に役立ち、さらに市の税負担を軽減するかもしれない。



いずれにせよ、グリーンエネルギーの施設をどうやって活かすか?

その仕組みを練り上げてから「早く」とりかからなければ

もう果実はならないのだろう。



仕組みを練り上げるには、よそ者をいかにうまく使うかだな。



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井上ちあき