今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

学力の「実態」に注目する伊丹と篠山

2009-02-28 | Weblog
少し前になるのですが、2/12に伊丹市と篠山市に
視察に行ってきました。

なぜかというと・・・・全国学力状況調査
いわゆる学力テストの市の成績を公表しているからです。

加西市では(県内の多くですが)・・・
「過度な競争につながるから・・・」と
公表していません。

先日の学校統合の市民の集いでも、教育長は
全国平均と比較して、「やや良い」という評価でした。

伊丹市や篠山市にお伺いして最も手を叩いて
「そのとおりです!」といったことは、
市教委が地域の学力の「実態」を把握し
その問題点を地域や保護者と共有しようと
している点です。

その時のたとえ話ですが、
健康診断をしたとすると、その評価が「なんとなく悪いです」
とか「まあまあ良いです」とう内容の診断書で
もらった本人が納得するか?ということです。

両市では市費を使って民間業者の全国レベルのテストを
毎年小5・中2で受けることで、その実態と変化を
とらえ、それに対してみっちりと検討評価し、
対策まで練られています。

とくに伊丹市のものは圧巻です。
伊丹市では、問題ごとの検討もされているどころか
学校ごとの対策、目標をつくり
さらに、PTAが学力向上委員会を立ち上げていらっしゃる
のです。これには驚きました。

家での生活習慣や、朝食のレシピなど、紙面に掲載されています。

さて、こうしたことで近隣と「過度な競争はおこっていません」
また、こうした活動は子供たちのためになるでしょうか?
ならないでしょうか?

「実態」「課題」を教育委員会・学校・保護者が共有すること
からスタートしなければ、なんにも変わらんのではないでしょうか?

伊丹や篠山といった自主性の意識の高い教育委員会の姿勢には
まさにそれに追いつき、追い越せという意識を持ちたいものです。

加西の子供たちは、そう遠くない将来、就職・進学さまざまな場面
で「必ず」他市の子供たちと競わなくてはなりません。
これが社会の現実です。



取り戻せ!加西の未来

井上ちあき





















衆議院議員選挙の争点?

2009-02-27 | Weblog
Livedoorで選挙の争点のアンケートをやってました。

・経済政策
・格差是正
・後期高齢者医療
・あとなんだったか?

どれも大事で、早急に手をうってもらわないと
なんぼ税金がムダになっとるか・・・

なんだか?不祥事や、揚げ足をひらうような
ことばかりでうんざり・・・

いよいよ来週から3月議会となり、新年度にむけた予算審議が
はじまります。
そりゃ市にもムダ、非効率はまだまだありますが、
根本的に『金も権限』も不十分!

日本国中では自治体が身を削りながら、資金繰りをしている。
そんな時に、国は金がないからと「市は特別に借金をしてもいいよ」
と声をかける・・・
今回の耐震補強もそうです。なんだか国はたくさん補助しますよ。
と声を掛けますが、全体を考えると実質は半分ほど市も借金をしないと
やれないのです。

根本的に『国の統治のあり方』を見直せるのかどうか?
①国が権限と金をもつなら、ちゃんと末端市町村まで面倒みるか
②国の組織をスリムにして、国民・市民生活に密着した市町村に
   権限と金を渡すのか

が争点にならなければ、結局いつまでたっても今のまま
の状態のどうどうめぐりになってしまう可能性が高いの
ではと「ひしひし」と感じます。

今のように、国が権限と金をもって、市町村はしっかりやれと
  ケツをたたくだけ。それでいていよいよ自分の懐が厳しいと
  合併しろと迫る。

国の役人は「誰の金」やと思ってつかっとんのか?
・・・・ちょっと言いすぎ??




取り戻せ!加西の未来

井上ちあき




統廃合の市民の集い

2009-02-25 | Weblog
ご報告が遅くなりましたが、22日に
「教育を考える市民の集い」が午後から約3時間
市民会館で開催されました。

①以前にこのブログでご報告したスケジュールから
 変更されていました。

3月末までに 未来の学校づくり検討委員会答申
4月末までに 教育委員会案にする
5月初旬   市としての作業部会設置
9月末    市としての作業部会案
10月に    この作業部会案でタウンミーティング開催
11月に    タウンミーティングを受けて作業部会最終案
       ⇒ 市長決裁
以前はここで12月議会で審議とありましたが、
⇒ 平成22年3月議会での審議に変更になっています。


②市長が10分程度挨拶をした後、市政方針の原稿を書くということで
 冒頭退席。
③教育長から「教育論」というものについて説明
④昨年行ったタウンミーティングの主な内容と回答については
  教育委員会のHPに公開されているとのこと
⑤今後のスケジュール予定について説明
⑥各地からの請願については重く受けてとめて・・・とのコメント
⑦後は質疑応答ということでした。


質問も沢山出ましたが・・・・
*市長の挨拶にあった、「心をはぐくむ素晴らしい教育」とは教育委員会
 としてはどのように解釈しているのか?
*市長の挨拶にあった「ソフトを向上させる」とは、具体的にどんなことか?
*11月のタウンミーティングの時にも、教育委員会は「対案をだして欲しい」
 というが、財政資料がでてこない。この状況で請願はどのように反映される
 のか?
*請願を重く受け止めるとは、具体的にどういうことをするということか?
*今後のスケジュールについて・・・もっと短期間でやるべき。という意見と
 じっくり取り組むべき。という両論がありました
*今後の耐震化の計画はどのようになっているのか?
   ⇒ 加西中の校舎などすでに始まっているところはあるが、
     9月に出る2次診断の結果をみて、緊急度などから優先順位を
     つけておこなう。
*適正な学校規模を目指すというが、適正=1学年2~3クラスとしなれば
 ならないのか?
*教育について・・・
   ・・学力の測定が数値的に行われる必要があるのではないか?
   ・・先生も、もっと学び輝く背中を子供達に見せて欲しい
*プールを市中央につくり共用してはどうか?その間だけスクールバスを
 回してはどうか?幼保の立替を除けば、これでかなり立替費用がかから
 なくなる。
・・・などなど・・・

<感想>
①こうした場をもつことは、市民の合意形成にとっても大変大切な
 ことです。がんばってタイミングよく開催をしてもらいたい。
②市長は冒頭挨拶だけで退席されたが、原稿をかくことも大事だが
 しっかりと教育委員会がどんな説明をして、市民がどんな質問を
 ぶつけているのかを目の前で見る義務があるのではないのか?
③市民の質問にたいして・・・・回答が・・・あまりに曖昧!
 質問と回答がかみ合わない・・・。これでは市民向けにやる意味が
 すくないし、質問をしたいという意欲を損なうのではないか?
 ここが一番残念。
④保護者世代の参加が、めっちゃ少ない!年配の方や区長さんがたが多かった
 確かに急きょ開催されたこともあったりはするが、参加をもっとして欲しい。
 ・・・と同時に市民会館で1回やったら、「市民説明はやりました」
 という認識が市や教育委員会にあるとするならば「それは大間違い」

・・・・とにかく説明会なのに「説明になってない会」だと
思ったのは私だけ?


来週から3月議会そして平成21年度 予算審議が始まります!



取り戻せ!加西の未来

井上ちあき





視察から帰りました。

2009-02-21 | Weblog
18日・19日と、熊本県水俣市へ学校統廃合の視察。
同県宇土市に小中一貫校、熊本市の富合町へ、これも小中一貫校について
視察をしてきました。

写真は、一緒に視察に行った、別府議員・丸岡議員です。

また近々詳細の報告書をつくりますが、

とにかく、「百聞は一見にしかず!」
いくらネットでみても、それをやり遂げた人、取り組んでいる
担当者の熱意や想いは、直に触れてみなければわかりません。

水俣市の学校統廃合でもっとも注目したことは、
「子どもたちにとって」という意識の高さと
担当者のやりきる熱意です。

小中一貫校については、正直私は「え~ほんまにえ~のか??」
と疑いながらいきましたが、宇土市、富合のいずれも
やりかたは異なりますが、きちんと成果が上がっている点です。

富合などでは、小中一貫校への評価から、小学校の回りに
熊本市内からの転居があり、人口が増えているとのこと。。
まさに、私の目指す形がここにあったなという気がしました。


取り戻せ!加西の未来
井上ちあき






議員は知ってるが、議会は知らん。

2009-02-07 | Weblog
伊賀市議会へ議会基本条例について視察にいってきました。

伊賀市議会では3月の市議選を控え、また来週から本会議が

開催される中で対応いただけたことに感謝!

報告書をつくっているところですが、

事務局の担当の方のお話の中に印象に残ったことが

あります。

「市民の方から、よく知っている議員はいるが、

その議員たちが集まった「議会」のことはわからない」

という話があった」ということでした。

議員の姿がよく見えるのは、選挙前だけ。

そんな評価が普通でしょう。

いかに、議員や議会の情報発信力が弱いか。

活動を市民に伝える責任を果たしていないかという

ことです。

加西市議会の議会基本条例の制定を目指します。

条例を制定することが目的ではなく、

条例という服を着せることが、目指す議会改革の

近道だと考えています。

あ、それから新聞に50年後の人口予測がでてましたね。

他市のことは知りませんが、加西市の議員としては

お役所のつくる人口予測のまま加西市の人口が減るなら、

また、その人口予測をそのまま受け入れるなら、

政治家はいらんですね。


取り戻せ!加西の未来

井上ちあき







視察が目白押しです。

2009-02-04 | Weblog
今月は視察に各地へお伺いします。

決して、政務調査費を年度末までにつかっとこ・・・なんて
阿呆な所業ではありません。

6日には、議会改革・議会基本条例の先進地である伊賀市議会に
お伺いします。「本物の」議会改革への第一歩です。

12日には、学力テストの市の成績を公表されている。
伊丹市と篠山市にお伺いします。学力テストをいかに活かすのか
公の教育をいかに高めることができるかのカンフル剤にすべく
勉強してきます。

18・19日は、この4月から小学校・中学校の統廃合・校区再編を
実践される熊本県水俣市、小中一貫教育について実践されている
宇土市、熊本市にお伺いします。まさに統廃合実践の現場を体感してきます。
また、パイロットスクールとして提案されている小中一貫校の
実態についても確認してきます。

議員の視察の後を、行ったものだけでなく、ペーパーで各議員には
配布しているのですが、少し前に市民の方からもっと積極的な
活かし方を考えろとご指摘をいただきました。
なるほどその通りです。。。。どうすべきか
案はあるのですが。。検討中です。

またご報告します。

とにかく、どれもこれも喫緊の課題に有効なものばかりです。
ご報告できることを楽しみにしています。


取り戻せ!加西の未来

井上ちあき