今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

まちを楽しくするコミュニティーデザイン①

2011-08-30 | Weblog
去る27日は明石で開催された「あかし楽講座」

その中で、どーーーーしても一度「生で」お話を聞きたかった

コミュニティーデザインという新しい地域活性を行っている

山崎亮氏の講演を聴きに行きました。

情熱大陸という番組で知ってから大変注目している方です。

以前にそのことを書いたブログ → 「なるほど、情熱大陸

さて、びっちり2時間超の講演でしたが、いくつか講演メモとしても

印象的なことを残しておきます。
*講演の内容と私の感想も混じっていますので誤解無く・・・

①まちを楽しくするのは、そこに住んでいる人。
  公共空間をおもしろく、勝手に使いこなしている人に注目!

  大阪では、商店街の店が閉まるころになるとシャッターの前で
  ヤクルトを売るおばちゃんがいるらしい。
  そこには、近くのお年寄りが集まってくる。

   線路脇に庭をひろげていくおじさん。
   →もし、鉄道会社が沿線を数メートル勝手につかっていい、としたら
    窓から見える景色はまったく違うものに。

  「公共の空間」つまり「お外」でおもしろいことがあれば、人が集まってくる
  人があつまってくれば、まちの元気にかわってくる。

  再開発ビルを立て直す、商店街を綺麗にする。。。

  それだけでは、人はあつまってこない。人口増加時代の考え方の名残。

  あらためて、普通に見過ごしていた景色の中に、加西にももっと
  おもしろいものがあるかもしれない。
 
  そして、むしろそれは、「外からの人」に見つけてもらうことも一つの方法だろう。

②人が集まるということ。


  ある公園の例(実は三田市の県立の有馬富士公園)
  鹿児島のマルヤガーデンという再生を目指す百貨店の例

  へんぴなところにある公園に人があつまるのか?
  
   → いままでは、公園をつくった、あとは来園者が見に来るだけになっていた
     これでは、人の拡がりがない。
     ディズニーでいうところのキャストを公園に取入れる
     公園のサービスとして活動をしてくれるということで
     公園で活動してくれる団体があれば、教室や倉庫の利用は無料
     例えば天体望遠鏡、ギター、合唱など
     そして、人が人をよぶ。
  
  マルヤガーデン
  各フロアーに市民活動などのできるスペースがある
  50団体でスタートしたが、今は135団体が活動中。
  活動団体とテナントのコラボイベントなども。
  
  つまり、どちらの事例についても、ほっておけばそこに来ない人を
  公園・百貨店というそのものではなく、コミュニティーの魅力で
  そこに人を集めている。
  コミュニティーと施設とで、WIN-WINの関係が成り立っている。


  では、フラワーセンターはどうか?同じ兵庫県立だが地元との関係が
  乏しいのでは?
  今度、温室の耐震補強などを行うらしいが、有馬富士公園は年々来園者
  数が増えているらしい(H13、40万人 現在75万人)
  こうした手法は、マネをしてみるべきでしょう。

  加西市のアスティアかさい はどうか?
  3Fでのイベントは多いが、市主催のものも多く
  市民活動としては「使いにくい」という声をきく
  マルヤガーデンでもあったらしいが、料理教室があって、その食材は
  そこのスーパーで売っている・・とリンクしている事例
  市民活動をやっている人たち使いやすくなるためには?どうすれば?
  からスタートしてはどうか?そしてそこのテナントとのコラボも可能
  かもしれない。


長くなってしまいましたので、続きはまた。。


取り戻せ!ふるさと加西の未来

井上ちあき


市のホームページを毎日のようにみるが、市からの情報発信、

情報の更新が異常に少ないように思えてならないが・・・どうだろう?
  
         

















役所は一つでいい。

2011-08-26 | Weblog
最近、経営している会社のことで、何度も法務局に足を運ばなくてはならない。

代書やさんに頼めば良いのだろうが、なんとか以前から登記も自力でやっている。

案外(失礼・・)法務局社支局の方も親切で、登記に関するひな形をコピーしてくれたり、

電話でも細かな相談に乗ってもらえる。

定款の変更や登記のことなど、法務局に行かないと解決しなこともあるだろうが、

会社の代表印の印鑑証明や登記事項の証明書など、いろんな時に必要なのにも

かかわらず、そのたびに加西市から社に行かなければならない。


たいへん面倒!

ご存知の通り、昔は今のイオンの近くに法務局があった。

証明書の発行くらい市役所でできんのかと思ってネットで調べると、

「やってるじゃないか」

大牟田市一関市など・・・・・・各地で。



1年半くらい前だったか、別の市議が市役所でのパスポート申請の提案をしていた。

私もその通りとおもって聞いていたが、H18に旅券法が改正されて

県から市町村に事務の再委託が可能になった。

でも、兵庫県では旅券事務所に行かないとだめ。
姫路だと、それも平日の4:30pmまでに。(火・木)6:30pm。もちろん土日はやってない。


ところが、全国では各地でやっている。例えば草加市などでは土日もやっているじゃないか!素晴らしい。



あれは、この役所へ これは、こっちの役所へ

そんな無駄なことを県民・市民がする必要があるだろうか?

やる気があれば、役所は一つにできる。



こんな感覚からでも、国・県・市町村という明治以来の「国の形」を考えなおさなければ

なーーーーーーんにも、変わらない。





昔、会社の上司が営業成績があがらないと「座して死をまつのか?」と叱り飛ばしていた。

同じではないだろうか?



取り戻せ! ふるさと加西の未来

井上ちあき


















大阪維新の会は・・・・

2011-08-23 | Weblog
昨日、ニュースで大阪維新の会が、「教育基本条例」と「職員基本条例」を

提案する話しがありました。

もともと、首長が主導して議員グループをつくることには、反対ですが。。。

なんだか、民主党内の代表選挙にまぎれてしまっていますが、これは

大変これからの地方にとって重要なことだと思います。


公務員批判をして支持をえる、なんてくだらないことではなく

しっかりやった職員は、報酬も役職もしっかり評価される。

劇的に成果をあげれば、ポルシェにだって乗れる報酬があっていい。

ポルシェは、行き過ぎか・・・・?

そして「やる気のない」職員には、退場してもらう。

当たり前のことなんですよね。

人事制度、評価制度の導入を提案しましたが、そうすると評価する上司が

違うので不公平だという反論。でもそれも「世間の当たり前」



教育に政治が口を出すな、よく聞く話。

もちろん多くの先生が、それぞれの子ども達に日々奮闘されていることは

承知しています。

しかし、子ども達の教育、未来への可能性に対して責任を負うのは

教育の現場だけではないはず。地域全体で負わなければならないと考えます。

しかし、それでは地域の教育に対する意見はどうやって反映されるのでしょう?

残念ながら今の仕組みでは、難しい。

だからこそ、地域の大人が参画できる「学校運営協議会」が必要。

2007年に今の片山総務大臣の寄稿を議会で紹介したことがあります。

地方自治法によって、本来は首長は市町村を統括する立場から、

包括的に教育においても責任を負うものという内容。

首長によっては、教育は教育委員会におまかせして・・・という言葉を

耳にしますが、それは見当はずれ。



今回の維新の会の提案は、激しい議論になるでしょうが、

いよいよ、自治体がその手腕を発揮し、そして責任をもつ

地域主権への具体化に入ったと言えるのではないでしょうか?


そして、それは「世間の当たり前」に修正していく過程のように思います。





取り戻せ!ふるさと加西の未来


井上ちあき











































ぽすとの駅しもさと

2011-08-18 | Weblog
15日のお盆の最中、朝から下里郵便局では

ぽすとの駅 地域物産展が開催されるということで

のぞいてきた。

▲風の加減でのぼりが逆向いてますね。


地元の野菜(きゃべつ、ゴーヤ、じゃがいも等々)や、希望の郷でとれた卵や野菜、善防園のじゃがいもや手作り手芸品など。

もう、6回目だそうだが、恥ずかしながら初めて訪問。




希望の郷さんでは、「育ちまっせ」の土も販売されいたが、

以前にもブログに書いたが、

毎年息子と娘のお弁当用に、プランターでプチトマトを作っているが

今年は、この「育ちまっせ」の土で栽培。



もうかなり収穫した後だが、どんどんでっかくなるのも驚いたが、

そのプチトマトの甘いのに家族もびっくり。

なんだか、土の宣伝になってしまいましたが、是非お試しあれ。

その土を使った小さな花壇の花は、大きくなりすぎてあふれんばかりになっています。

これも土のおかげなのか?

そんな話をしながら、障がい者福祉のことについてお話をきかせていただいた。

特に、高齢化する障がい者の方々の課題、介護保険と自立支援法のエアポケットになってしまっていること。

また、施設のキャパがどこも一杯になり始めていることや、加西だけでなく北播磨全体で考えていく必要があることなど。



次回の ぽすとの駅しもさと イベントは 10月開催予定とのこと。

駅長?局長?どんどどん頑張って下さいね。

郵便局と地域が繋がるおもしろいイベントでした。



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井上ちあき























本会議での市長所信の議論

2011-08-16 | Weblog
6月の末に、新市長最初の本会議が開会され、

その所信(選挙時のマニフェスト)をどのように実現していくのか?

この問いに対して、市長がどう答えていくのか?が注目された。

私が思うポイントは・・・6/29ブログを。


数時間の録画配信を見終わったのだが、残念な内容でも事実として書いておかねばならないだろう。



①根本的に、そのマニフェストに対する質問に対して、市長がまず答えるというこは無かった。
  一般質問にはいる、冒頭に基本的に、各部長が答弁するという説明があった。




②マニフェストを達成するために、どの程度の財源が必要で、その財源のように確保するのか?
  との問いに対して、どの程度財源が必要かは精査していない。財源の確保もこれから考える。



③人件費20%減をどのように考えるのか?の問いには、これから検討する行財政改革プランの中でどのよう達成するか盛り込んでいくとの答弁。



④たとえば・・・・

水道料金の20%下げることについては、担当部長が、10%は下げる目途が着いている。しかし20%下げると年間7000万円の赤字が見込まれ運営に支障をきたす。
では、どうやって20%さげるのかは答弁がなかった。
(・・・もともと県から水の仕入れ価格が10%程度下がっているはずなので、さらに値下げも可能なのではないか?)

市道修繕についても、270カ所が残ってしまっており、担当部長は予算拡大を求めるとするものの、財政部長は、市の基金残高(貯金)は県内で下から2番目。基金を減らすことはさけたい。財源確保のためにあげられた内容は、企業誘致のつぎに、徴税強化(つまり滞納させないよう厳しく取り立てる)そして支出を減らすことという答弁だった。



これからの思うことは、

市長自らが掲げたマニフェストをどの方向で実行していこうとするのか?は
部長ではなく、市長自らの言葉でまず答えなければならないのは当然のことだろう。

注目された市長選だっただけに、その内容の実現性が注目されたわけだが、残念ながら全く明らかにはされなかった。
予算を欲しい部署、支出を減らしたい部署。料金を下げる、無料化するなどが掲げてあっても、そうはならないとする各答弁にはちぐはぐさを感じてしまった。


すでに、あれから多くの部長級の人事異動も行われた。

すべての目標を一度に達成できるものではないことは皆が分かっている。

掲げたマニフェストの中で、5万都市を再生するためには

どの項目から実現していくのか、そのストーリーを市民に見せていただきたい。

(もちろん、達成しやすい順ではなく、政策としての優先順位)

9月議会での、あたらしい展開に期待をしたい。





また、議会や委員会の模様は録画配信されているので、一人でも多くの方がみていただきたい。

議会の録画や、ライブ中継は → こちら



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井上ちあき









意識が変わると、人生が変わる

2011-08-11 | Weblog
以前に読んだプレジデントにあった言葉

松井秀喜選手に、高校時代の恩師、山下監督が教えられた言葉

だそうです。



意識が変わると、行動が変わる

行動が変わると、習慣が変わる

習慣が変わると、人格が変わる

人格が変わると、人生が変わる



今の自分にとっても大事な言葉だと思える。

忘れないように、書いておこう。




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井上ちあき








加西市総合計画案に思う。

2011-08-07 | Weblog
今日は飛び入りで総合計画案の説明会・・・

市民ワークショップ委員をされた方々の討議会に飛び入り参加させて

いただきました。


市長選挙後ということで、そのマニフェストを加味した

新しい総合計画案が提示されていました。



4/1版はホームページにアップされていますが、

この最終案は、最終形にまとまってからアップされるそうです。


さまざまな市民の方のご意見が交わされましたが、

私なりに、「それってどうなん?」と思うことがいくつか。


①総合計画を「絵に描いた餅」ではないと言えるのか?

  第4次計画では52000人の人口を目指すこと。など多くの施策を
  あげたものの果たして実現したかどうか。
  こうした反省の上にたって、現実性・具体性・そして財政との連動
  を重視してスタートしたはずだったが、
  ・「人口減少による社会構造の変化」という文言を削っている点
  ・それぞれの分野で多くの施策が提案されいるが、どの優先順位
   なのかは不明な点
  ・将来にわたった財政トレンドは▲10億円である点

 A)5万人口を目指すことに象徴される活性化された(ある意味選ばれた)
   加西にしていくという「目標」
 B)そのために、どの施策を優先的に行っていくのか?
   その施策によって、どのように選ばれていくのか?
 C)下降トレンドの財政の中で、どの施策を実現できるのか?

 これらA-B-Cが連動していない現状では、「絵に描いた餅」に
 なってしまわないだろうか?

 多治見市が財政危機に瀕したことをきっかけに、いかに行政の計画
 とりわけ総合計画とその実行計画と、財政の連動を重視しているか
 に注目しなければならないと思います。

 ・・・・というか、この点は市担当も良く知っていることであり、
     昨年度の市議任期中にも、しつこくお願いしたところです。

 だからこそ、多くのやりたいことを書いただけの「ウィッシュリスト」
 にならないためにも、実行計画段階では「現実性」を反映してもらい
 さらに進化させていただきたい。

②議会はどこまで、総合計画案に食い込めるのか?

 そこで重要なのは、実は加西市には議会基本条例があるということです。
 10年前の前回とことなり総合計画は議会の承認が必要となりました。
 ということは、議会でどこまで、この「総合計画の実現性」を吟味
 できるのか?
 それとも、鵜呑みにしていまうのか? ここが問われることになります。
 財政規律との連動はもちろんのこと、例えば観光ツアー参加者が
 1450人の現状から10年後には5000人になる
 予防介護リーダーは73人の現状から10年後には500人になる
 市内総生産が年々下降している中、卸売り小売り業の年間販売額が
 H19の84億から94億になって、そのまま10年後も維持となっているが
 単にH20にOPENしたイオン分がどの程度加味されているのか?などなど
 それぞれの「現実性」に切り込んでもらいたい。
 
 市での最上位の計画だからこそ、市民代表の最後の砦として
 慎重な議論を積み上げてもらいたいと思います。


③市長選挙マニフェストと、すでに答申された総合計画?

 このあたりは、冒頭から多くのかたからご意見がありました。
 人口トレンドのこと、学校再編に関する記述、認定農業者支援の記述
 など多くの点で、急遽追記または変更されています。
 総合計画の記述が他方面で修正されることは、総合計画策定と
 市長選の時期がかさなったことや、3月議会に上程されなかった現実
 を考えればやむを得ないとは思いますが、この最終案に対して
 名前まで明記された検討委員や審議委員の方々のご意見は反映され
 なくてよいのだろうか?



大切な総合計画が実りあるものになってもらいたいものです。



取り戻せ!ふるさと加西の未来

井上ちあき