今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

9月議会結果

2010-09-23 | Weblog
今日は、9月議会最終日で各議案の採決がありました。

①副市長を2名以内にすることができる条例

 → 賛成5:反対12 否決
   私の見解:この議案には賛成しました。
   この条例を認めることは、副市長を即2名にすることでは
   ありません。副市長にしようとする者が適任かどうかは
   そのときの議会の議決が必要です。またその人件費は
   議会の認めた予算内でしか執行できません。
   つまり2重のチェック機能が働きます。
   同時に自治法によって、行政の組織を編成するのは首長の
   仕事です。
   総合すると、制度設計として認めて良いと考えました。
   現実的には、国から副市長を呼ぶことを検討するのとこと
   でしたが、実現すれば効果も「期待(必ずではないが)」
   できます。

②職員を北条鉄道と加古川西部土地改良区に派遣する条例

 → 修正案を提出しました。
   修正案の内容は、北条鉄道は認めるが、加古川西部には
   認めないという内容

 → 修正案は賛成5:反対12 否決
   私の見解:提案説明でも行いましたが、
   社長が市長で、赤字を市が補填している関係の北条鉄道
   とは違い、加古川西部土地改良区は加西市が80%以上の
   受益地をもち、強く影響を及ぼしているには違いないが
   近隣他市町長や30人以上の役員がいる団体で、その
   団体で公式に加西市の職員を派遣するかどうかの議論を
   することもない状態での条例制定は時期尚早。

 → 修正案が否決されたので、原案(両方に派遣する)
   には賛成できないので反対しました。
   原案は、賛成2:反対15 否決

③開発調整条例 
  一定以上の土地の開発には市と事前協議を必要とする条例

 → 賛成9:反対8 可決
   私の見解は賛成。従来から賛成してきましたが、
   この条例で土地の開発に対して余分な時間や手間がかかる
   という意見もあり、一理あると思いますが、それ以上に
   地域住民が知らない間に、山林が乱開発されたり、迷惑施設
   ができたりと住民との大きなトラブルが絶えません。
   こうしたことを未然に防ぐためにも有効だと思います。
   この条例を悪用することがあれば厳正に対応をしなければ
   なりません。

④一般補正予算での大きな焦点
  市長のドイツ視察(42万円)を認めるか?
  ホームべーカリー22台(約110万円)を認めるか?

 → 修正案 この両方を削除する提案がされ
   賛成11:反対6 で修正案可決

 → 私の見解 この修正案に賛成しました。
   実は、総務委員会ではこの修正案に反対の立場でした。
   なぜ本会議で考えを改めたのかというと、
   ・ドイツ視察については、その中身をみましたが自由時間が
    多いものではなく、豪華なホテルやグレードの高い飛行機
    でもない。ドイツのフライブルク市等では市の職員からの
    説明も受ける予定もあり、確かに海外ということですが、
    しっかりと市に報告、還元するのであれば良いだろうと
    考えていました。
    しかし、上記の要素よりも、そのスローライフや環境に興味
    のある「観光客」と一緒の旅で「税金を使った視察」が充実
    したものになるかと考えれば、最終的に答えはNOでした。
    議案には○と×のどちらかですが、算数のように100%○
    100%×のものは少ないです。両方の面を総合的に迷いながら
    最終的に決めるのですが、責任をもって決断することは簡単
    ではないですね。
    
   ・ホームベーカリーについては、委員会でもかなり指摘しま
    したが、学校へ11台を2校に分けてということでしたが、
    使い方が十分検討されていない状況でした。
    年間に10回程度の利用かという説明でしたから、
    地元米の見直しや、アレルギーをもった児童への対策など
    11台をひとくくりではなく、バラででも有効な使い方を
    考えてもらいたいと指摘して、委員会では賛成していました。
    最終的にはドイツ視察について考えをあらためたこともあり
    ホームベーカリーについても、買ってから考えるのでは
    なく、血税ですから意図があって買ってもらいたいと
    いうことです。

また、先日から経過を報告している議員定数については、
きっと新聞報道されると思いますが、18名から15名へと
次回の選挙から減員されることがきまりました
   15名案への賛成 14名 反対3名

その他の多くの議案は提案通り可決されました。


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井上ちあき
    
 





   

















   

定数検討委員会の結果

2010-09-22 | Weblog
昨日の定数検討特別委員会では、

各会派ごとに現状の意見を発表したあと

休憩を挟んで、各会派ごとに再度意見調整が

行われ、会派代表者会議が開催されました。

その後再度、委員会が開催され

15名という意見で14名の賛成がありました。

その他には、18人・14人・12人が一人ずつという状況でした。

多くの議員の中で、議論が集約されないまま、どの案も

過半数に達せず結果的に現状の18人が継続することは

あまりに民意とこれまでの議論とはかけ離れるということで

16人を主張してきたグループ、14人を主張してきたグループ

で協議がくりかえされ、結果15人で着地したということです。


確かに、妥協点を探ったということですが、

現状の市民意識から大きく一旦は減員すべきと考えてきた

私としても、会派としても3名減であれば概ね納得

できる範疇だったと思います。


いよいよ明日は本会議最終日。

各議案採決ならびに、今回の議員定数についても採決を行います。



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井上ちあき

明日はいよいよ議員定数検討特別委員会

2010-09-20 | Weblog
明日は、いよいよ議員定数検討特別委員会が10時から

開催されます。

残念ながらネット中継はされないでしょう。

議員間で、「議員の議論を公開することの意義」が理解されずに

残念な思いがします。


さて、明日の委員会でおそらく委員会採決が予想されますが、

先日のミニコミ紙にも掲載されていたように、

18人現状維持意見から12人まで多様です。

それぞれの論拠はあるのですが、

とにかく、議論がまとまらずに結局、従来通り・・・という

結果になっては、まったく意味のない委員会、市民との意見交換

になってしまいますから、なんとか大枠で意見集約をしていきたい

と思います。

私たちの会派では14名を主張していますが、どうなるか。

また明日の結果はご報告します。


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井上ちあき













見解の分かれる総務委員会

2010-09-18 | Weblog
あらかじめ書いておきますが、

議案を否決することが問題ではありません。

議員間で、「議会の役割」「議会のチェック機能」という点において

認識の開きがかなりあることが問題・・・課題かなと思います。

私も委員ですが、今日は総務委員会が開催され(10:00~3:30)


①副市長を「2名以内」にすることを可能にする条例

②市の職員を北条鉄道・加古川西部土地改良区へ派遣する条例

③特別な資格をもった特定任期付き職員を採用する条例

④一般補正予算・・・主な争点は市長のドイツ視察、ゴパンの学校への導入


委員会採決ではすべて否決になっています

注)④はこの二つの争点部分が削除されて、その他は提案通り可決しています。

私の立場は、①賛成 

②北条鉄道へは認めるが、加古川西部土地改良区へは認めない
  この内容で修正案をだしましたが、賛成2 反対3で否決されました


③賛成

④原案通り賛成

それぞれ、どのような理由であったかは、来週水曜日に本会議採決がありますので

その結果とともにご説明したいと思います。



議員間の認識が違うというのは、市長を含めた行政側の裁量をどの程度

認めるかの幅に大きな認識の差があります。


加西市では委員会の議論もネット公開しています。

・・・・これは全国でも数少ないと思います。というか聞いたことが
    ありません。

ぜひ、ご覧いただくことをおすすめします。

議会において議員と市長および行政がどのような議論をしているのか

市民の皆さんがチェックすることに大きな意義があると思っています。

ここをクリックしてください


今日の総務委員会の状況がアップされるには、3日ほどかかると思います。



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井上ちあき

















市民参加とまちづくりフォーラム

2010-09-12 | Weblog
今日の午前中は、中学校の運動会に来賓出席。

快晴の中、生徒達の本当にさわやかな、はつらつとした

演技や競技に「えーな-。人生これからやなー」と

無限の可能性を感じました。

さて、午後からは健康福祉会館で行われた

市民参加とまちづくりフォーラム に参加


ミニ講演会の後、市内で活動されている団体・グループの

発表と体験談のパネルディスカッション


宇仁郷まちづくり協議会

加西市歴史街道ボランティアガイド

大工町

コミュニティーひろば ぶらり

富田まちづくり推進協議会


これらの皆さんがパネラーで参加されていました。

さまざまなご苦労をされているお話をいただきました。

行政の補助は最初数年で、現実にはその後の運営が難しい

行政は、手続きは手伝ってくれるだけだった

地域の核になっている区長会・地元との連携の重要さ

想いをもった自分たちだけでなく、その後の活動の広がり
を作ることのむずかしさ
                 などなど


しかし、加西市でも市民活動がどんどん盛んになってきている

ことは大変ありがたいことで、だからこそこの時期に本当の意味で、

行政がしっかりとバックアップの役割をはたさなければならないと

感じました。


「協働」という言葉はよくつかわれますが、行政と市民が対等の関係にたって

活動するということではなくて、本来は市民が自分たちで

やるかわりに便宜上「行政」をおいているのであって、

時代の流れの中で、その「行政」だけでは役割が果たせなくなたと

いうことで、あたらしい仕組みを構築しなければいけなくなった

という理解だと思います。

いずれにしても、この「協働」が前にすすむかどうかは、

行政という機能を中心に、本当に「市民生活のため」に進めるのか

「行政の都合のため」になるのかは、大変重要な要素です。




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井上ちあき












もめそうな議案

2010-09-09 | Weblog
9月議会に提案されている議案に対する質疑が行われました。

朝10時から夕方6時前まで、びっちり・・・

やや効率が悪い気がしますので、要改善。


今議会では議論になりそうなポイントがいろいろあります。

以前から何度も否決されてきた議案も多く再提案されていることもあります。

①副市長を「2名以下」にする条例改正

   答弁では、国から官僚を招聘すべく検討しているとのこと。

②市役所職員を北条鉄道、加古川西部土地改良区に派遣できるようにする条例改正
   
   北条鉄道へは、一旦退職しての派遣となりますが、観光などの事業分野を
   担うことが目的とのこと

   加古川西部土地改良区・・・農業をしない方には、あまりなじみのない団体ですが、糀屋ダムからの排水、水路の管理などを行っています。ここに派遣を検討するとのこと。

③加西市開発調整条例の制定

   もう何度目でしょう?5度目?の提案。
   一定以上の面積を開発するには、事前に市との協議をすることが前提となります。

④特定任期付き職員を採用できるようにする条例改正

   弁護士や公認会計士など様々な専門家を、相当の報酬で期間限定で雇用することができるようにする条例です。


その他にもいろいろありますが、これらは、後日開かれる各委員会でも
紛糾しそうな予感です。


結果はあらためて。

今から明日の市政全般に対する一般質問に備えて勉強。


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井上ちあき
   

議員定数議論が大詰め

2010-09-08 | Weblog
今日は午前中、議員定数検討特別委員会が開催されました。

すでに委員会や市民団体の意見ヒアリングもしてきましたが、

昨年に行ったアンケート結果など、様々な資料を踏まえながら

次期選挙に向けての議員定数議論も大詰めを迎えています。

市民の関心の高い議論にもかかわらずネット配信ができずに

残念でした。


さて、各会派、議員の意見では

18名という主張もありましたが、

16名、14名、12名と概ね減員する方向に向いています。

私を含め所属する新政会としては14名を軸に検討することを

主張しています。

しかし、問題はどの主張も過半数に達していないことです。

議会の議決の際には、過半数に達する提案がなければ

現状の18名が維持されることになります。

大きな流れとしては削減の方向でありながら

結果として現状維持にならないようにしなければなりません。

21日の最終日前日に再度委員会が開催されることになりましたが

それまでに、議員間、会派間で議論がされると思います。




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井上ちあき

なぜ西脇での記者会見?

2010-09-04 | Weblog
これから順に記者会などでのお話をしていきたいと思うのですが、

まずは、あちこちで「なんで西脇で記者会見をしたんだ?」と

聞かれますので、この件については誤解のないようにしたいと

思います。

・・・・どうも、あちこちで憶測をよんでいるようなのですが。


あまり深い話はありません。8/27(金)の午前に

加西市役所内で予定していた記者会見が、記者クラブの都合で

変更になり、前日に西脇で記者がそろっているから

こっちにきて欲しいということになったということです。


そこで、加西タイムスさんとの記者会見を加西市役所内で

おこなって、その足で西脇市役所内の記者クラブへいきました。



なんで、加西市でやらないんだ!!とおしかりをいただいておるようで

「配慮がたりなかったな」と反省しています。




次回以降は、記者会見でお話した想いなどについて順にかいていきます。



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ブログ再開 教育長人事

2010-09-01 | Weblog
ここ半月様々なことがありましたので、ブログまで

手が届きませんでした。

新聞等での発表があったにもかかわらず、メッセージを

発信できず申し訳ありませんでした。

ブログも再開し、当然市議としての活動や生活で感じること

立候補の意向表明をした来年の統一地方選の県議選等についても

率直に発信していきたいと思います。


さて、今日は9月議会の初日で、9月末で退任される八巻教育長

にかわって、公募に応募された方を市が任命すべく議会に提案しました。

結果は賛成3 反対12 退席2となりました。


賛成の方の意見では、市外(和歌山県内)の方だが、立派な経歴と

経験、見識をもっている人材で、今後の教育委員会改革に尽力

してもらいたいという主旨の発言がありました。


反対の意見としては、提案されている資料の学歴のうち、その卒業年月

が事実と違っている、先日任命された教育委員が市外の方なので今回は

市内の人が良いのではないか、目指している教育理念が学校間競争をあおる

のではないかと危惧する、他市の教育長人事との二股になっている、などの

主旨の意見がありました。




私は、今回の人事案件では反対をしました。

基本的には、以前から人事案件ではよほどのことがなければ提案には

市を信頼して同意することが原則だと考えています。

また、教育委員(教育長)が市内の人でないといけないとは思っていません。

さらに、今回の和歌山の方は学校運営委員会などの点について、私の目指す

ものと近いこともあるとネットでの資料で読み取れます。

ここまでは良いのです。

しかし、昨夜も3時間以上この件でネット上をさまよって様々な資料を

あさりましたが、どうしても納得できなかったのは、

今回の加西市の公募期間が6/15~7/13(消印有効)

どうも、応募されたのは最後の方だったようですが、

実は、この方は和歌山の他市の教育長に推薦されて、臨時議会で

否決されています。他市で否決されることが問題なのではなくて

その臨時議会が7/16なのです。

とすれば、7/16をめざして他市の教育長になるべく

準備をされていた方が、その結論がでるまでに加西市の教育長に

なるべく論文を書いて応募されることに強く違和感を感じます。

個人の教育理念を実現するためには、どこでも良いというのでは

なく、加西市の子ども達の教育のことを一義的に考えていただく

方に加西市の教育長という、いわばトップとしてお迎えしたいと

思いました。

悩む議案の時は、自分が市長だったらと考えるようにしていますが、

今回であれば、市の3役の一人を任命するにあたって、他市で

採用されないときは、加西市でという方を選ぶとは思えませんでした。

また、民間企業で人事も経験しましたが、履歴書欄の学歴経歴欄(年月)が

加西市のものと、7月臨時議会で審査された他市のものと大きく

違っているのは、いくら書面とはいえ通常あり得ないことだと思います。


こうした人事案件の否決は本来不本意ですが、あらためて多くの賛同を

得られる人選をお願いしたいと思います。





取り戻せ!加西の未来

井上ちあき