今日は 朝一から 所属する建設経済委員会があり、
上程されていた、補正予算の審議がありました。
特に3月議会の年度当初予算で否決された、
「まつたけ山再生事業」が「里山再生事業」と
名前が変わって再度提案されました。
予算は100万円 (財源は市の広報にも掲載されている
ふるさと納税があてられます)
里山を整備しようとする地域などに、1か所5万円の
補助をすることで、荒れる里山再生を促進することと
それをきっかけに地域コミュニティー再生につなげてほしい
という事業。プランは甘いと思う気持ちは変わらないが、
私は3月議会と同様に、賛成。
今回は、委員会全員賛成・・・それなら、前回通っても
よかったのに・・・と思うが。。
さて、タイトルの1億9千万円は政府の緊急経済対策で
加西市に交付金として配られる金額。まさに大盤振る舞い。
どんな、内容で補正予算として上程されているかというと
①低公害車への公用車買い替え(2台)と
病院などへの空気清浄機(100台) 1056万円
②地上デジタル放送へ対応するために共聴施設整備 2258万円
③各小中学校への光ファイバー網整備 1億円
⇒ これはGOODですね。
④保育園・幼稚園の施設修繕 277万円
⇒ 年当初の予算を含めて、徐々に進んでいる
⑤火葬場の雨漏り修繕 2174万円
⑥プレミアム商品券 300万円
⇒ ちと遅くなったが、夏の商戦にむけて早期にやるべき
⑦小中学校の先生全員にパソコン配布と視聴覚室にデジタルテレビ
⇒ 3688万円(内 交付税は1844万円)
⑧中学校の保健室にもエアコン
⇒ やっと!よかった。
その他を合わせて、補正予算額2億7378万円
(内交付税 1億9688万円)
*予算と交付税の差額も国の補助(業界では補助ウラといいます9
がでるので市の持ち出しはありません。
何が言いたいかというと、上がっている補正予算の個々の事業は
概ね賛成できるものが多いが、
⑦の先生全員にパソコン配布 264台 1400万円というのは
どうなんだ?
確かに、先生が私物でPCを持ち込みしなければならないくらい
市からも各学校に5台程度しか入れていない。
この状況は改善する必要があると思うので、2~3人に一台程度
には強化する必要があると思うが、
現実的にPCは買っても5年もすれば、また買い替え時期になって
しまう。
その時には、また全部リース契約をすると600万円程度が
毎年必要になってしまう。
先生には不便をかけてしまうと思うのだが、子どもたちに必要な
図書をかってあげる予算も半減させておいて、
補助がとりあえずでるからPCを今優先して整備することには
どう考えても納得しがたい。
強化するためのPC台に80台は入れたとしても880万円
残りの600万円は別の、必要なものに使えるではないか。
今回の1億9千万円の交付金の使途は多方面にわたる。
⇒だいだい国も使い方を指定しないで、自治体が自由に
必要に応じて使えるようにすればよいものを。
あの連中のやることはこんなもんだ。
地方分権なんてのは文字面だけのことなんだろう。
使えるから何でもよいというわけではなく、
せっかくの1億9千万円を1円たりとも無駄のないように
優先的なものから使う!頭を使って、自由になる予算を
浮かせる!
そんな発想になるならば、子供達の教育内容や病院への投資
福祉現場への投資 よりも 先生全員にPCを配ることが
優先するとは到底思えない。
市側も当初予算でいれられなかったもので、優先すべきものを
補正にあげたとのことだったが、0ベースで見直すことは
しなかったとの今日の委員会での発言があった。
明後日の総務委員会での議論に注目したい。
とにかく、使い方がもったいない!と思うのは私だけか?
取り戻せ!加西の未来
井上ちあき