今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

6月議会の結果報告

2010-06-30 | Weblog
先週の25日(金)に6月議会での採決が行われ、閉会しました。

主な論点と結果は次の通りです。

①すでに専決されたものとして・・・専決とは市長が議会にはからずに
 自ら決め、後で議会の承認を求めることです。
 (多くの場合は、議会閉会中に国法が変わり、それに伴う市の条例改正を
  急ぐ必要がある時など)

 ・市税条例・・・例えば65歳未満で公的年金をもらいながら給与所得が
  ある人は年金の所得割額も給与から天引きできるようになります。
  ・・・こういうのややこしいでしょ。

  議案にはこんなのが、たくさんあります。

②オークタウンの民間委託について

  結果:賛成9:反対8で可決
  私は・・・賛成
  すでに3度?否決されてきましたが、今回やっと可決されました
  地元雇用への不安や市がもっと施設運営に努力すべきという反対意見も
  相変わらすありました。
  しかし、民間企業委が市では現状不可能なエアコン設置などの先行投資
  を行うことや、根本的に人を呼び込むイベントをやること自体、やっぱり
  市では不得手だと思います。すでに施設の老朽化もはじまっていますので
  今のうちに有効利用してもらうためにも民間企業のノウハウに期待すべき
  だと考えます。あとは、しっかり市が運営状況が逸脱したものでないか
  チェックすればよいのです。

③一般会計の補正予算について

  これには男女共同参画推進事業の150万円を削除する修正案が提案
  されました。
  結果:賛成12:反対5で修正案が可決されました
  私は・・・賛成
  新聞でも報道されましたが、町の3役に女性を登用すれば10万円の補助
  という事業に市外の方からふるさと納税を利用して寄付がありました。
  
  この議案でのポイントは・・・

  A:ふるさと納税で個別の事業を指定していること
  B:町の3役に女性を登用する事業を3月議会の予算審議で否決しているが
    あらためてどのように考えるかということ

  A:については、市も認めている通り、ふるさと納税で「事業を指定することは
   できません」パンフレットに書かれた12種のメニューから選ぶことになります。
   もちろん寄付された方のご意志には十分に配慮すべきだと思いますが、事業の
   適・不適はそれとは別に判断の対象となります。

  B:ここは市側はこの事業を女性が地域で活躍するきっかけにしてほしいとして
   います。
   私が反対下理由は、基本的にこの事業自体は悪いものではないが、限られた
   財源の中で「男女共同参画」を目指すための優先事業ではないと思うからです。 
   これは3月議会でのブログにも書きましたが、女性がやりたくても、女性だから
   とやれないことを改善・障害を取り除くことや、現在活動している女性団体や
   グループを支援すること、そして女性が社会参加することを阻む環境整備
   (例えば病児保育や家庭での介護サービスの充実などなど)これらに取り組む
   ことの法が優先すると考えています。
   担当者とも議会後に話を再度しましたが、このあたりの見解の相違です。


  *付け加えて、修正案に直接関係ありませんが、一般会計補正予算では
   国から消費者行政についてのお金が800万円弱もらえました。
   消費者行政とは何かというと、振り込め詐欺や悪徳商法などに対する
   消費者支援を行う目的です

   →では、この800万円弱を何に使う予定にしているかというと
    ・その目的のための相談員の賃金はよいとして
     240万円のハイブリッド車
     150万円を掛けてその啓発のために、標語をクリアファイルに印刷
      して全戸配布するらしい。

     国からもらえるお金を否決したりしないので、この部分を修正
     したりしないが、それでももらった後の使い方に納得ができない。
     ハイブリッドの新車でなくても、今時軽自動車でも十分
     また、標語を印刷したクリアファイルで啓発されるとは「到底」
     考えられない。
     むしろ、他市でもやっているところがある法律の専門家をやとって
     市民相談をしてもらう方が、よっぽど市民益になると思うが。
     委員会でもかなり指摘したが、お金の使いように「やっぱり」
     課題が残る。・・・・・もったいない・・・・・・


   *さらに、2歳未満のこどもさんのための小児細菌性髄膜炎予防接種
    にたいする補助金265万円もあわせて可決されています。
    いわゆるヒブワクチンといわれるもので、概ね半額の4000円/1回
    が補助されます。

④さらに、懸案だった教育委員が一名、公募の末決まりました。
 
 5名の応募があったようですが、賛成9:反対8で可決されました
 私は賛成しました。
 市の説明も不十分だったのですが、よほどのことがないかぎり
 これ以上教育委員を欠員が続くことはよくありません。


概ね以上です。その他つまらん懲罰動議などなどあって夜遅くまでなり
ました。

議会は市民の生活、市政についての議論だけで十分です。



取り戻せ!加西の未来

井上ちあき

今回は長文でごめんなさい。。。


  

公務員批判か・・・・

2010-06-26 | Weblog
よく「公務員は!」と批判されることが多い。

「公僕」としてなかなか反論できないだろう。

それに、確かに無駄もある。

感覚が世間の当たり前でないこともある。

確かにある!

そんなことの批判は当然。



それでも、今 加西市では、えらい雨が降っているが

こんなときには災害に備えて担当職員がたくさん

庁舎で作業を行っている。

夜を徹してやっていることもある。

(もちろん、消防もそうだろう)

公務員だから「当然」だろうか?

そうは思わない。




今日は土曜だが、家族と約束があっても

危ないからこそ駆けつけている。

こんな時は素直に感謝したい。


がんばってください。職員のみなさん。

ありがとう。



言わずもがなですが、職員組合の回し者ではない。


取り戻せ!加西の未来

井上ちあき

























参院選挙の争点?

2010-06-23 | Weblog
明日から参院公示なので、今日のうちに書いておこう。

参院選の争点として「消費税」が取りざたされているが、

そうだろうか??

財政がきびしくなって、税金を集めないとすでに地域も

経済も国際的な信用も崩壊しつつある。

他国の高負担・高福祉の国々の行政改革のありようは知らないが、

日本のように、税金が漏れていく現状を放置しておきながら

税金をあつめて、収支を合わせようとすることが本当に国民のためか?

民間企業が、自ら稼いだ金をどのように使おうが勝手だが、

国や県・市町村となるとそうはいかない。

もちろん、価値判断のわかれるところもあってすべてに無駄が

あるとは言わないが。

それでも、国民の限られた財源を、国・県・市町村の3つの財布に

わけていれて、同じようなことをやる。

国からお金を配っておいて・・・(この時点でまず、アウト)

それを県がうけたものの、あまってくるので市町村に使えという(ここでもアウト)

さらに、自分のお金じゃないもんだから、末端市町村では

効果があるんだか、ないんだか。「事業をしました!」と

報告を書くための事業をやる。(結局 3アウトか?)

ということで、国民の税金は無駄になっていく。

もちろん、すべての事業ではないですが、そんなことは多くあるのが

現実です。


こんな有り様を放置しておきながら、消費税か??

税金を集めても集めても「漏らしていく」、ではいつまで税を上げるのか?


新政権になって事業仕分けを始め、地方主権を唱えることは

大賛成だが、国の交付金や補助金がどのように末端で使われるのか

国は現場をしらなければならない・・・・

(そういえば、国から官僚も地方公共団体に出向しているな

  なんとも思わんのだろうか?)

さらに、地方の財政を困窮きわまりないものにしてしまった

原因の大きな要素がこれまでの長い国の押しつけ事業、自画自賛事業

だという責任をどう考えるのか?

地方にお金がないと、国は借金をしてもいいよという。その借金は

後で穴埋めをしてあげるからねといいながら、他の交付税とまぜる

もんだから穴埋めしてもらったのかどうなんだかわからないまま

地方には借金だけが残る。



もちろん、早期に財政の健全化を図らないととは知ってはいるものの

本当に必要な「税金の使い方」の整理ができていないまま増税だけが

走るのは、放蕩息子にクレジットカードをもう一枚渡して

次からきちんとやんなさいよ。というのと変わりないのでは?

きっとカードがもう一枚必要になるんだろう。




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井上ちあき
































父の日

2010-06-20 | その他
今日は「父の日」。

中学生の娘が、自分のお小遣いでTシャツを買ってくれました。

ちなみに、私より娘の方がお小遣いたくさん持ってます



▲似合うかどうかは別ですが・・・

大変うれしいですね。

温かい気持ちになりました。

(無愛想に渡されましたが・・・



こんなシチュエーションをつくってくれた妻に感謝。





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井上ちあき

北条鉄道のイベント大盛り上がり

2010-06-20 | Weblog
今日は11時半ごろから、北条鉄道とその前あたりで行われた

イベント『 心ふんわり エココンサート列車 2010 』&『 加西ランチ屋台 』へ。

奇跡的に雨も降りませんでした。

コンサート列車には乗れませんでしたが、

ランチ屋台のコメットバーガーを昼食に!



みなさん蒸し暑いなか、がんばってます!

播磨農業高校生のみなさんと、かさい米の粉倶楽部さん

コメットバーガーを3個購入。

光風流家元と一緒にランチ。



△ピンぼけでごめんなさい。でもうまいです!

その後は、歌って?踊れる駅員さん

すごいわ。




こうして、市民の皆さんはがんばっている。

いろんな種が目をだそうとしている。

でも基本的な土(社会基盤)がカラカラ(不十分)になっていないか?

それは政治の責任。



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井上ちあき










加西市 学校再配置計画

2010-06-18 | Weblog
今日、加西市の副市長を筆頭とした

加西市学校再配置プロジェクトチームが

作成した、学校再編案が加西市のHPに

アップされました。

まだ、詳細に読み込めていないのですが、

まずは、市民の皆さんに見てもらうPRの

ためにブログにリンクします。

学校再配置計画リンク

人口減・今後の財政負担を考え

また小中一貫校ということを目指すなら

このような再編をしてはどうかという

提案です。

すぐに議会への議案になるのではなく、

まずは有識者への審議会へ提案して

その答申を待つとのことです。


しっかりと読み込みながら、冷静に子どもたちの

将来のこと、地域の将来のことを検討していきたいと

思います。


ざっと、流し見た感じだと、

人口減が加速していることは理解できますが、

それを食い止める動きができていない現状に疑問を持ちます。

また、小中一貫校は良いと思うのですが、どの点に焦点をあてて

小中一貫校にしようとしているかをクリアにする必要があります

でなければ、そばに立てただけになるでしょう。

また、再編と同時に地域活性化の方策が見えず、

特に市の周辺部の過疎化への危惧が払拭されない。

このあたりを平行して考える必要があると思います。

ただ、すべてに優先するのは子ども立ちの将来のために

どうすることが最も良いかだと思っています。


資料をご覧になった方は、よろしければご意見など

お聞かせください。

ブログのコメントでも、←のメッセージでもOKです。



取り戻せ!加西の未来

井上ちあき


















議会がおもしろい

2010-06-11 | Weblog
今日から一問一答方式に変わりました。

どの議員もまだなれないやり方なので

とまどいもありますが、

なかなかおもしろいです。


前と違って「議論」になりつつあります。

展開が早い。

時間がかなり限定されている感があったり

行政側の答弁が長いな

という感じはしますが、それでも

間髪入れずに次の質問をやる。


議論の内容は、それぞれですが、



さらに、最終日には議員同士の

討議が予想されます。


なかなか議会がおもしろくなってきましたよ。


議会基本条例の効果が出始めました。



取り戻せ!加西の未来


井上ちあき




















市政に関する一般質問

2010-06-09 | Weblog
6月定例会では下記の一般質問を行います。

◆義務教育における学力の向上について
・知識基盤社会における「確かな学力」の実現について
・明確な目標設定の必要性について
・学力向上プロジェクトの立ち上げについて 


◆行政執行における「効果」「コスト」意識について
・行政改革の根本的な課題である職員の人事評価と人材育成について
・PDCAサイクルの前提となる事業の目標設定について
・公民連携PPPの考え方における公共の役割の範疇について


◆地域福祉について
・地域福祉計画における市の役割について
・介護保険事業における介護予防と施設整備に対する考え方について


義務教育のうち、学力について教育委員会がかたくなに
客観的データをもとに、子どもたちの学力向上に取り組まない
姿勢に対して、厳しく議論したいと思います。
教育という中でも、学力はその一面であると言えますが、
この分野に対して「徹底して」取り組めるかどうか?
は加西市の人口減・人口流出に歯止めをかけることが
できるかどうかの最重要の要素だと考えます。


行政改革の本丸は、人件費の圧縮という枝葉ではありません。
職員がいかに、その力を発揮するか、さらに事業を行って
予算を使うことは本来手段であるにもかかわらず、
目的化していることに対して、改めて改善を求めます。
効果という目的・目標を定めて、それに対して職員が意識高く
取り組み、やったものが報酬としても報われる当たり前が
行われることが、結果として私達の税金が効果的に使われる
ことにつながると考えます。


市の役割として「福祉」分野は重要な意味を持ちます。
福祉の分野を担う、事業者やNPO、社協などそれぞれを
いかに効果的にリンクさせることができるのか?
事業者だけでなく、例えば介護予防から特養などの施設整備
まで、市民の暮らしという視点から捉えれば本来、一連の流れ
のはず。こうした事業者や事業という点の存在を、きちんと
リンクさせて面として市民生活をカバーできるかどうか。
それは、市の核としての役割認識にかかっていると考えます。

加西再生のためには、これら3点の市の役割認識が
重要と考えています。


さて、初の一問一答・・・・どうなることやら。

各議員の一般質問は「ここ」から確認できます。



取り戻せ!加西の未来

井上ちあき



















もうすぐワールドカップ

2010-06-07 | Weblog
もうすぐワールドカップですね。

日本の調子はどうでしょう?

是非がんばって欲しいものです。

もちろん結果がついてくればなおGOOD。


でも最近、イングランド戦では善戦したと褒めて

先日のコートジボワールでは散々こき下ろす。


もちろん、プロだし、日本代表として結果を

残して欲しいという気持ちはあるが、

スタンドでもブーイング。これはいかがなもんだろう。


やってる選手はもっとよく状況はわかっているんだと

思います。


鳩山(まだ)首相がやめると、一気に支持率が上昇。


やっている選手を、じっくりと応援する。激励する。

一緒になってやる。

こき下ろすことと、叱咤激励することは意味が違うのでは。



日本って、そんな国ではなかったか?



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井上ちあき















定数削減案の否決について

2010-06-04 | Weblog
昨日の6月議会の初日に市長提案の定数削減案

(定数を18人から12人にする)が15対2で否決されました。

が、どうも勘違いされているようですが、

これは議会が定数削減に抵抗しているという内容ではありません。

すでに、市長提案が3月議会になされる前に

議会では議会定数検討特別委員会を設置しています。

つまり、議会では実質的に定数削減に動いているのです。




では、なぜ今回削減条例が否決になったのか・・・


じつは、5/25に開かれた委員会でかなりの激論が交わされました。

論点は、①市長提案の12人の論拠は不十分なので議案は反対だが、
     それでも議会の結論がでていない。つまり12人になる
     可能性があるのだから、否決をせずに継続審査にすべき

    ②議案はできるだけ早期に判断すべき。その前提で考えれば
     市長提案の12名の論拠はなく、まずは否決し、その後
     議会で慎重の論議をすべき

    ③賛成だ

この概ね3つの意見でした。

私の意見は①でしたので強く主張しました。②を主張する議員とかなり
討議を行ったのが現実です。

本会議中に他の議員から、委員長の独断であった、欠席裁判などという
主張がありましたが、全くそうした状況ではありませんでした。
従来の委員会にくらべて議員間の討議が十分になされたと感じています。

この点でも議会基本条例の効果が現れています。

こうした討議のあと、委員会の採決で、まず継続審査にするかどうかの
採決がなされ、否決

(私は継続審査を提案し立場)

その後、この12名提案の議案に賛成するか反対するかという選択に
なりました。その結果 15対2で否決ということになりました。

(私は、反対の立場)

なぜ、反対のか? それはこの議案を単独で考えた時に12名を
提案した根拠が全く不十分であったからです。

例えば、3市ほどの例をとって人口が多くても加西より議員数が
少ないとの主張がありましたが、全国には760程度の市があります
それらとの対比をすることなく、この3市だけを例示するのは
客観性に欠けます。
その他にも、担当が十分な説明のできないものばかりでした。
となれば、議案自体には賛成できません。

議員は少なければよいというものではありません。
現状の議員への批判と、本来加西のために必要な議員という
ことは区別しながら、市の将来、財政、他市との比較さらに
公聴会、参考人制度を活用しながら、できるだけ客観性のある
定数を定めていくことを基本条例でも定めています。


すみません、かなり長くなりましたね。。。

とにかく、議員全員が委員である委員会でこのような経緯で
議案が否決されましたので、本会議で継続審査の動議を
だすことはできませんでした。

必然的に議案のみの採決となり、当然委員会と同じ結果に
なったということです。


いずれにせよ、きちんと定数問題に正面から取り組みますので
ご注目ください。



取り戻せ!加西の未来

井上ちあき


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