機を変えた。でもこれさっきの飛行機じゃない？

●　変えたはずの飛行機の翼は、さっきの飛行機と同じ物であった。

　１３日早朝札幌へ行く為羽田へ。８時４０分の便で千歳へと出発。その日のうちに又羽田へ舞い戻り、羽田に１泊する。

翌日早朝８時４０分のANA関西空港行きに乗り込む、定時に飛びそうだ。
座席は８A窓際で何となく、エンジンと翼を見ていた。

機をバックさせてしばらく後、エンジンをハーフスロットルぐらいでそのままの状態を続けている。エンジンテストをしているようだ。妙に長い。

何となく気になっていたが、寝不足のせいもありただぼうっと翼を見ていた。
翼には行く筋かの筋がついていた、油汚れだ。何でこんな汚れが着くのかなあ？。等と取りとめも無いことを考えていると。

機内アナウンスで、機長のエンジンのチェック中整備不良箇所を発見したので、整備後このままフライとするかどうか検討するので定刻通りに出発出来ないのアナウンスです。

外を見ていると、整備士らしき人が３人手提げ工具入れらしき物を持って走ってきます。

その内、機長がこの機でのフライトは取りやめるのでいったん出発ロビーへ戻って、通知あるまで待つようにと機内アナウンス。

私を含めて殆どの人が、積を立ち上がり機を出る準備をしていると、出発ロビーから、対応を検討しているので機内で待つようにとアナウンス。ぶつぶつ言う声が聞こえた。

再び席に着くとしばらくして、飛行機を変えて出発するのでいったん出発ロビーで待つようにと再び、機内アナウンス。

外人が心配そうにスチュワーデスに事態を聞いています。スチュワーデスは落ち着いてお詫びを言っています。

出発ロビーで待っているとしばらくして、飛行機の準備が出来たので１階出発ロビーに移動するようにアナウンスがあり、急いで移動しました。

今度は駐機場にある飛行機に乗り込みます。タラップで機内に入ると座席は全く同じ位置で良いと言われ、８Aに座りました。さっきと同じ型の飛行機です。同じ型の飛行機で同じ座席番号に座ったので、窓から翼とエンジンを見ると同じ形でした。当たり前ですが。


えっ。おかしいなさっきの飛行機と同じ格好の油汚れの筋が見えます。さっきの飛行機の左翼中央付近には油汚れの筋と一緒に塗装のような物が着いていましたので、その部分に目をやると全く同じ物が着いています。

これ、さっきの飛行機じゃないの？？整備が間に合わないから飛行機を取り替えるって言ったのに。

それとも、同じ型の飛行機だから全く同じように汚れが付着するのだろうか。何度もその油汚れの筋を見つめました。見れば見るほど同じ汚れ具合です。ハッキリとこれはさっきの飛行機だ。

何でこんな回りくどいことをするの。どんな理由でこんな訳のわからんことをするの？
ものごっつ不安。途中でエンジンがバラバラになっちゃったりして。神様助けてください。この愚かな者を守ってください。と祈りました。