●一休和尚
売上の伸びが勝つか、資金が底を突くのが先か、ここ一番勝負じゃ!
社長は、大学時代応援団長をしていたのですが、そのころ、大阪ミナミや新宿、渋谷でやんちゃしていたころの”血”が騒ぎ始めていたのを感じていました。
「負けへんで!わいは団長や!」
とは言うものの、事態はそうこちらの都合よく展開するものではありません。
あたり前ですけど。
そこで、社長も考えました。
確かに、johnsonvillソーセージはうまい。ただし、一本あたりもでかく、一袋700円からの値段では、ただスーパーに並べたからといってそう簡単には売れそうもない。
しかし、だからと言って、日本向けの小さなサイズが失敗しているのだから、小さくしたらダメだ。
ということは、これは闇雲にスーパー通いをするよりは、まず売れる実績をつくってから販路開拓をしようと考えました。
まず、誰なら買うだろうかと考えた時、社長の頭にひらめいたのは、アメリカ人なら買うだろうと言うものでした。(笑)
この発想がどうして出てきたかというと、社長があるところでこんな話を聞いて感心したことがあったのです。
とんちで有名な一休和尚にまつわる話です。
一休和尚が、亡くなるとき弟子たちに、ある箱を示してこういいました。
「人生に色々あるように、寺の運営も色々な困難にみまわれるだろう。みんなで力をあわせて、その困難を乗り切ってほしい。
しかし、どんなに頑張っても、どうにもならないと思うときが訪れたら、この箱を開けてみなさい。
あなたたちの助けになるだろう。」
と、言い残しました。
弟子達もこの言いつけをよく守り、力をあわせて頑張りました。
しかし、あるときどうにもならない事態に追い込まれてしまいました。
弟子の一人が、一休様が亡くなられたとき、どうにもならないほど困ったら、開けてみなさいと言われた箱のことを思い出しました。
みんな、そうだこれを開けてみよう。と、意見が一致したので、いよいよ箱を開けて見たのです。
なにが入っているのだろうかと、開けてみると、一通の手紙が入っていました。
弟子の一人が、この手紙を開けてみると、そこにはこう書かれていました。
心配するな、なんとかなる。
この話を思い出しながら、社長の頭にあったのは、アメリカ人ならまずこのjohnsonvillソーセージを知らない人はいないだろう。
そして、アメリカ人以外でもヨーロッパの人でも似た食生活なら、このソーセージは美味しいと言ってくれるはずだ、だから日本にいる欧米人にまず買っていただこう。
欧米人の多く住む都市は、東京だ。まずは東京から攻めよう。
ということで東京営業所を開設し、人員も増やし東京から市場開拓に乗り出しました。
そこで、欧米人の比較的多く住む都心のスーパーを回り始めたのです。
あるところで、これを試験的においてくれる店が出てきました。
社長の狙い通り、あのjohnsonvillソーセージが日本で手に入る、ということで瞬く間に売り切ることが出来ました。
これに気をよくしたスーパー側も、一番目立つコーナーに置いてくれることになりました。
社員も、実際に売れ出すと元気が出てきました。
これならやれるかもしれない
社員達も自信が持てるようになりました。
こうなると、営業会議も昔とはまったく違う様相になってきました。
以前は、社長の独演会で灰皿も飛んでくるような会議ですから、社員の誰もが「早く終わらないかなぁ」としか考えていなかったのです。
いまは、実際希望も見えてきました。
何よりも、以前には灰皿を飛ばしていた社長が、「社員はパートナーだ」、とばかりに少しでも営業成果が出ると、「よくやった、君は素晴らしい。すごい頑張りだった」と褒めちぎり、手を握り、抱きかかえんばかりの喜びようです。
そして、ついに2006年には売上24億円に回復してきました。
取引先も、400社を数えるようになり、一社依存体質から完全に脱却できた。
売上の90%を失った会社の再構築がなされたのです。
社長は今、こう言います。
自分は、ぬるま湯にどっぷりとつかっていた、「ゆで蛙」だった。
あのまま、徐々に湯が熱せられていたら、煮えて死んでいただろう。
ある日突然、熱湯を注ぎ込まれたから、湯から飛び出すことが出来たのです。
あの90%の売上消滅がなかったら、今はない。
本当にありがたいことだ。
その社長さんの会社は、こちらです。
酒井食品株式会社
◆今日の祈り
全能なる恩父天の神様、あなたの豊かな恵みと祝福に心から感謝申し上げます。
主の御前にあって、愚かで弱く罪深い私をお許しください。
主は、不思議なわざをお使いになります。
人は、喜び神を崇める様につくられました。その人が、神から離れさり、苦しみの道を歩むことになりました。しかし、神はなお人を喜ばせようとなさいます。
真の喜びは、苦悩の中から見出されるように。困難は試練を伴いますが、試練は練達を生み、練達は希望を生み出します。
苦があって楽が生まれるのではなく、なにゆえ苦が訪れるか自らを省みる時、そこに神の御愛が存するように、そこに真の希望があることを知ることができるのです。
ゆえに、主は「悔い改めよ」と言われます。
神は、悔い改める「砕かれた心」を見過ごされません。
主は、砕かれた心を侮られません。
どうか主よ、日々悔い改めるこの愚かなしもべをかえりみてください。
しもべの苦悩を取り除いてください。
しもべの必要を備えてください。
この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈り申し上げます。
アーメン。
売上の伸びが勝つか、資金が底を突くのが先か、ここ一番勝負じゃ!
社長は、大学時代応援団長をしていたのですが、そのころ、大阪ミナミや新宿、渋谷でやんちゃしていたころの”血”が騒ぎ始めていたのを感じていました。
「負けへんで!わいは団長や!」
とは言うものの、事態はそうこちらの都合よく展開するものではありません。
あたり前ですけど。
そこで、社長も考えました。
確かに、johnsonvillソーセージはうまい。ただし、一本あたりもでかく、一袋700円からの値段では、ただスーパーに並べたからといってそう簡単には売れそうもない。
しかし、だからと言って、日本向けの小さなサイズが失敗しているのだから、小さくしたらダメだ。
ということは、これは闇雲にスーパー通いをするよりは、まず売れる実績をつくってから販路開拓をしようと考えました。
まず、誰なら買うだろうかと考えた時、社長の頭にひらめいたのは、アメリカ人なら買うだろうと言うものでした。(笑)
この発想がどうして出てきたかというと、社長があるところでこんな話を聞いて感心したことがあったのです。
とんちで有名な一休和尚にまつわる話です。
一休和尚が、亡くなるとき弟子たちに、ある箱を示してこういいました。
「人生に色々あるように、寺の運営も色々な困難にみまわれるだろう。みんなで力をあわせて、その困難を乗り切ってほしい。
しかし、どんなに頑張っても、どうにもならないと思うときが訪れたら、この箱を開けてみなさい。
あなたたちの助けになるだろう。」
と、言い残しました。
弟子達もこの言いつけをよく守り、力をあわせて頑張りました。
しかし、あるときどうにもならない事態に追い込まれてしまいました。
弟子の一人が、一休様が亡くなられたとき、どうにもならないほど困ったら、開けてみなさいと言われた箱のことを思い出しました。
みんな、そうだこれを開けてみよう。と、意見が一致したので、いよいよ箱を開けて見たのです。
なにが入っているのだろうかと、開けてみると、一通の手紙が入っていました。
弟子の一人が、この手紙を開けてみると、そこにはこう書かれていました。
心配するな、なんとかなる。
この話を思い出しながら、社長の頭にあったのは、アメリカ人ならまずこのjohnsonvillソーセージを知らない人はいないだろう。
そして、アメリカ人以外でもヨーロッパの人でも似た食生活なら、このソーセージは美味しいと言ってくれるはずだ、だから日本にいる欧米人にまず買っていただこう。
欧米人の多く住む都市は、東京だ。まずは東京から攻めよう。
ということで東京営業所を開設し、人員も増やし東京から市場開拓に乗り出しました。
そこで、欧米人の比較的多く住む都心のスーパーを回り始めたのです。
あるところで、これを試験的においてくれる店が出てきました。
社長の狙い通り、あのjohnsonvillソーセージが日本で手に入る、ということで瞬く間に売り切ることが出来ました。
これに気をよくしたスーパー側も、一番目立つコーナーに置いてくれることになりました。
社員も、実際に売れ出すと元気が出てきました。
これならやれるかもしれない
社員達も自信が持てるようになりました。
こうなると、営業会議も昔とはまったく違う様相になってきました。
以前は、社長の独演会で灰皿も飛んでくるような会議ですから、社員の誰もが「早く終わらないかなぁ」としか考えていなかったのです。
いまは、実際希望も見えてきました。
何よりも、以前には灰皿を飛ばしていた社長が、「社員はパートナーだ」、とばかりに少しでも営業成果が出ると、「よくやった、君は素晴らしい。すごい頑張りだった」と褒めちぎり、手を握り、抱きかかえんばかりの喜びようです。
そして、ついに2006年には売上24億円に回復してきました。
取引先も、400社を数えるようになり、一社依存体質から完全に脱却できた。
売上の90%を失った会社の再構築がなされたのです。
社長は今、こう言います。
自分は、ぬるま湯にどっぷりとつかっていた、「ゆで蛙」だった。
あのまま、徐々に湯が熱せられていたら、煮えて死んでいただろう。
ある日突然、熱湯を注ぎ込まれたから、湯から飛び出すことが出来たのです。
あの90%の売上消滅がなかったら、今はない。
本当にありがたいことだ。
その社長さんの会社は、こちらです。
酒井食品株式会社
◆今日の祈り
全能なる恩父天の神様、あなたの豊かな恵みと祝福に心から感謝申し上げます。
主の御前にあって、愚かで弱く罪深い私をお許しください。
主は、不思議なわざをお使いになります。
人は、喜び神を崇める様につくられました。その人が、神から離れさり、苦しみの道を歩むことになりました。しかし、神はなお人を喜ばせようとなさいます。
真の喜びは、苦悩の中から見出されるように。困難は試練を伴いますが、試練は練達を生み、練達は希望を生み出します。
苦があって楽が生まれるのではなく、なにゆえ苦が訪れるか自らを省みる時、そこに神の御愛が存するように、そこに真の希望があることを知ることができるのです。
ゆえに、主は「悔い改めよ」と言われます。
神は、悔い改める「砕かれた心」を見過ごされません。
主は、砕かれた心を侮られません。
どうか主よ、日々悔い改めるこの愚かなしもべをかえりみてください。
しもべの苦悩を取り除いてください。
しもべの必要を備えてください。
この祈りと願いとを尊き御子、主イエス・キリストの御名前を通して感謝してお祈り申し上げます。
アーメン。
何ごとも、成せば成る。
を信じたいですね。