またまた今野敏さんの東京湾臨海署安積班シリーズです。
表題を含む短編5話、気合を入れて読書する人には物足りないでしょうけど、通勤快読 ( それも朝は確実に超満員電車 ) の身には、このライト感覚は嬉しいです。
短編集は前置きが長くないから、すぐに入り込めるのとそれでいてシリーズ化されているものは、登場人物それぞれのプロフィールがすでにわかっているからちょうどドラマ感覚で楽しめます。
舞台のお台場の空虚なイメージもよくとらえられています。
派手さもカッコ良さも無い安積班の、あるようでないような普通のチームワークとそれぞれのこれまた割合中途半端な個性がなぜか現実的で読んでいて好感が持てますね。
たまたま今日、警視庁捜査一課の方と話すことがあってどんなイカツイ人かと構えていたらやっぱり普通のオジサンでした(^^;)
その点では横山秀夫さんの小説の刑事はちょっとカッコつけすぎでしょうか。
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