のんびりかな打ち日記  ini's blog

NikonD7100やSonyRX100M3で撮影した画像と日々の出来事を“ かな入力 ”でのんびり綴るブログです。

行きずりの街

2007-04-08 18:08:11 | 通勤快読
この文庫、帯に“ミステリー史に燦然と輝く大傑作!「このミステリーがすごい!」第1位 売れてます!!

なんて書いてあるもんだから思わず買いましたけど、私としては今ひとつでした。
今日の朝日新聞の読書欄の「売れてる本」に載ってたこの本の紹介記事にも、帯に「このミス大賞作品」とつけた途端に売上げが大幅に伸びたって書いてありました。帯に騙される???のは私だけじゃないのか(笑)
だいたい第1位と言っても1991年度なのでそうとう前の本です。

主人公がなんか不思議な人間で都内の名門女子高の教師だったが、教え子と恋に落ちて卒業を待ってすぐに結婚。しかしそれがスキャンダルとなって教師を止めるハメに・・・ってそのあたりのことは、たんなる背景なんですけど。

とにかくこの主人公で今は塾の講師の波多野、ちょっとダイハードのブルースウィルス見たいなところがあるんですよね。それも読み終えてからそう思いました。
最初からそれがわかってれば、もうちょっと面白くも読めたかとは思うのですが、基本的に行動パターンが「変」でした。
殴られてボコボコにされてもまたひとりで出ていくっていう、しかも何故そこまでするのかもよくわからない。

とにかく「このミス大賞」だし解説は絶賛だし新聞の紹介にもとてもいいように書いてありますからやっぱり私の読みが浅いんでしょうね。