元俳優作家、室積光さんのちょっとコメディタッチの楽しい話です。
社員は全員、元力士っていう警備会社の話なのですが、もともと引退後の力士の就職先のために作った苦肉の策?の会社。
ところがその体格を生かした警備だけじゃなくて、登場人物の才能とキャラクターで大評判になって会社は大成功、最終的には支店も出来て充実するちょっとしたサクセスストーリーでもあります。
でもこの話、楽しいだけじゃなくて世の中の矛盾、建前主義に対する批判や風刺など、著者の主張が、登場人物の言葉や会話を通じてとても上手く伝わってきます。
なるほどと頷ける言葉が多いんですよね。
こういう小説はライト感覚で気軽に読めるのでときどき気分転換に好んで読みますが、期待を裏切らない内容が嬉しいですね。
私が読んだ小説では、ちょうど荻原浩さんの「なかよし小鳩組」みたいな感じかな。
ところでこの著者の室積さんは、この作品以前にデビュー作で「都立水商!」ってハチャメチャ?な小説も書かれています。
ドスコイ警備保障がなかなか面白かったので、その後でこちらも購入して読みました。
そちらの感想はまた後日。
社員は全員、元力士っていう警備会社の話なのですが、もともと引退後の力士の就職先のために作った苦肉の策?の会社。
ところがその体格を生かした警備だけじゃなくて、登場人物の才能とキャラクターで大評判になって会社は大成功、最終的には支店も出来て充実するちょっとしたサクセスストーリーでもあります。
でもこの話、楽しいだけじゃなくて世の中の矛盾、建前主義に対する批判や風刺など、著者の主張が、登場人物の言葉や会話を通じてとても上手く伝わってきます。
なるほどと頷ける言葉が多いんですよね。
こういう小説はライト感覚で気軽に読めるのでときどき気分転換に好んで読みますが、期待を裏切らない内容が嬉しいですね。
私が読んだ小説では、ちょうど荻原浩さんの「なかよし小鳩組」みたいな感じかな。
ところでこの著者の室積さんは、この作品以前にデビュー作で「都立水商!」ってハチャメチャ?な小説も書かれています。
ドスコイ警備保障がなかなか面白かったので、その後でこちらも購入して読みました。
そちらの感想はまた後日。