いいぞ！トリノ（スノーボードクロス）

やってくれました！アメリカのリンゼイ・ジャコベリス選手・・・最高！
スノーボードクロスって初めて見たけどなかなか面白い、何が面白いって強い選手が勝てない競技も珍しい（笑）

ジャコベリス選手はちょっと前の世界選手権も制したこの競技第一人者の実力者。
決勝で勝利を確信して最後の最後のジャンプでギャラリーサービスのエアーを軽く一発！
おーっと、ところがこれが裏目に出て着地でバランスを崩してまさかまさかの転倒。
まぁ二位でもいいかとあとを滑っていたスイスのタニャ・フリーデン選手が歓喜の逆転ゴール。

もちろんジャコベリス選手だって最初から楽勝ムードじゃなかった。
本当はタイムでダントツ一番速かったのは、調子一番のリッキー選手（結局決勝でケガまでしてメダルも取れず４位）
クロスって競技はクォーターファイナルから４人ずつのレース形式になるんで、接触、転倒、何が起こるかわからない！

でもって日本代表の藤森由香選手はイマ風の19才。なかなかかわいいくてこれからますます人気がでそうな感じ。
予選をギリギリの15位のタイムでなんとか通過。
それでも上位２名が残る混戦レースのクォーターファイナルを見事に『漁夫の利』通過。
完全に最下位の４位だったが２位と３位が接触転倒する間をすり抜けて２位でセミファイナルに(^^)
しかしさすがにセミファイナルでは２度目の神風は吹かず“順当”に４位。

ところが４位から８位の順位決定戦でもまたまた神風か？まず一人が欠場したので最悪でも７位を確保。
そしてまたまた藤森選手の後方待機の戦法？（ほんとうはついていけないんだけど・・・^_^;）の術中にはまったかのように前の二人が接触転倒、ここで藤森選手にもうちょっと技量があれば、すーっとすり抜けて５位になれたんだけど、残念ながらそこまで甘くはなかったようでいっしょに巻き込まれて結局７位。

でも藤森選手はインタビューで「７位でもムカツク！」とか言ってたらしい（笑）
どうみてもやっとこさのまぐれで７位のハズなんだけどそこがまたいい。

女子スノーボードクロス。決勝まで久々に面白い競技を見せてもらいました。
でも解説者の言う『余計な事』（最後のお調子エアー）さえしなければ楽勝だったアメリカのジャコベリス選手。
オリンピックの金メダルがどんだけのもんよ！ってな具合で本来のスノボの魅力のショー的要素を発揮してくれたことに拍手喝采を贈りたいところ。
しかし彼女はプロのボーダーなのかな？
おそらくその話題性で金メダルの何倍もお金になる銀メダルをとったのかも知れませんよ(^^ゞ
本人はおもいっきり後悔してるかも知れませんけど。