「業際」を超え・「域際」を超え・「世代の際」を超えて!

理論を貫いて実践に生き! 実践を通して理論を究め! 前へ前へと進もう!

ミヤザキ氏コメントについて(決算書のこと・プライスウォーターハウスS氏の事)

2006年07月11日 | アパレル放談

昨日のBlogにミヤザキ氏からコメントいただきました。
私の税務申告の経緯のBlog投稿についてのコメントでした。

氏もタイの合弁会社に赴任中に合弁会社の決算書作成の苦労話や、赴任地のタイに関するコメントが書き込まれていました。(詳細は昨日の氏のコメントご覧ください)

現地の会計処理を合弁会社のアメリカスタンダードに合わす為のご苦労が書かれていました。

そもそも会計はアメリカスタンダードというよりグローバルスタンダードです。

PL(Profit/Loss)が損益計算書で、BS(Balance Seet)が貸借対照表と訳していることでも理解出来るでしょう。
会計用語は英語の日本訳が殆どではないでしょうか?
違っているのは、税務に関する規則、内容が国別の事情により異なる程度です。

その点ではBase Ball=野球と同じでしょう。
アメリカのBase Ballのルールブックの日本語訳が日本の野球のルールです。
その後ストライクゾーンや二段モーションの解釈などを少し日本流にカスタマイズして日本野球が出来たのではないでしょうか?
野球の世界選手権や日本人選手の大リーグ参加などが日本野球のグローバル化が必要になって来ているのでしょう。
サッカーのワールドカップを見ているとグローバルスタンダードで戦わざるを得ないと痛感させられます。
海外でビジネスするときも同様と思います。
東南アジアといえども日本のスタンダードを押し付けるより、グローバルスタンダード化する必要があると思います。

私もアメリカの現地法人に赴任していた時に氏と同じ経験をしました。
氏が赴任しておられた合弁会社の会計事務所がプライスウォーターハウスとのことですが、私の担当していたアメリカの現地法人の会計もプライスウォーターハウスでした。
当時は、話題になった日本の中央青山監査法人の前身の青山監査法人と提携していました。
プライスウォーターハウスには多くの日本人スタッフが勤務していました。
その中でS氏という日本人スタッフの印象が強く残っています。
日本の大手銀行のご出身でヨーロッパやアジア、アメリカの海外支店勤務が長い方でした。
ご夫妻と会食したときに自分の海外生活を話してくれました。
リタイア後に一番住みたいところはカナダのバンクーバーだと言っていました。
日本にも比較的近く、海流の関係でカナダにしては冬も比較的過ごし易い町と言っていました。
当時40歳の私に「老後のバンクーバーでリタイアメント生活」を勧めてくれました。
当時はリタイア後のことを考える余裕すらなく、聞き流していました。
近年バンクーバーは大橋巨泉で有名になりすぎましたが懐かしく思い出します。

その後の氏の消息は解りませんが、どうされているのでしょう。
私に言ったようにバンクーバーでリタイアされているのでしょうか。
S氏は生活そのものをグローバル化していました。

興味のあることをもう一つご紹介します。
「海外生活をするときは食べ物も現地の食材で料理することだ。アメリカの赤みの肉を美味しいと食し、秋刀魚や鯵などの高級魚(日本直送魚=食材)を食べないこと。日本からの輸入の食材を食べなければ1週間90$(当時)で生活できる」、「自分の生活を現地化すること」

多分古希を迎えられたのではないでしょうか?

次回はミヤザキ氏のコメントのタイについての話しを書きます。