シンクロニシティ & etc.

日々訪れるシンクロニシティの意味の探求と、「青天井」な人間力向上の追究、その他いろいろなことについて。

科学の進歩を遅らせる原因

2010-01-09 23:49:06 | 気づき

 科学の進歩を遅らせる原因の1つとして、全く新しい科学のロジックが登場したときには、旧来の科学でそれを説明することが困難または不可能になる問題があるのではないかということをさっき思った。

 そういうケースというのは、全く新しい言語が登場したようなものであり、それが新しければ新しいほどに、古い言語でそれを説明するのが論理必然として難しくなるということだ。

 こういう場合に、「それはありえない」とすぐに結論付けて、きちんとした検証すらしない態度が、科学の進歩を遅らせるのは間違いないだろう。確かに古い言語、思考体系からは説明できないのだから「ありえない」ように見えるのは分からなくもないが、本当にありえないのかどうかをきちんと調べる努力を怠ってはいけないと思う。

 このことについてはっきり意識しているといろいろと面白い。今の時代でも次々と新たな物は世界中で生み出されているが、こういう”古い壁”に押しつぶされていることがかなりあるように思う。

 同じようなことは、科学で解明できない現象について従来の科学がその現象の存在自体を認めようとしないというのもある。

 再現性があるにもかかわらず、単に従来の科学で説明がつかないという理由だけでその現象を認めようとしないのは明らかに傲慢なのだが結構ありがちだ。

 これも未知の現象の解明が遅れる原因だと思っている。

 そういう意味で科学者は新しいロジックに対しても、解明できない未知の現象に対しても、常に謙虚であるべきであり、それがはっきり間違いだと分かるまでは結論を急いではならないと思う。