つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

大相撲「溜り席の妖精」

2021年03月24日 | スポーツ
 大相撲春場所は、コロナ禍の影響で大阪ではなく両国国技館で熱戦が繰り広がれています。今場所も横綱二人が休場、大関に期待が持たれますが今一つ元気がありません。今場所終盤戦を迎えるところで、小結の高安が一人一敗をまもり優勝に近づいている状況です。二敗が居なくなりこれから上位戦の取り組みが進んでどの力士が白星を積み重ねて優勝するのか注目されています。
 相撲用語「溜席(たまりせき)」とは、土俵に一番近い席のことです。通称「砂かぶり」といいます。溜席ではひとりひとり座布団に座って観戦します。溜席の座布団のサイズは縦63㎝、横66㎝ほど。
 大相撲でもう一つ注目されているのが「溜席の妖精」です。向正面の審判員席の後の同じ指定席に毎日座っている女性は幕下の取り組みから入場しています。正面から映すテレビの土俵の画面には必ず写っています。背筋をピーンと伸ばして姿勢正しくワンピース服は毎日替えています。力士の土俵入りの時、熱戦の取組み中、勝負が決した時には必ず拍手をして健闘を称えております。毎日両国国技館に来場して相撲観戦をしている女性は「溜席の妖精」と呼ばれて、裕福な家庭の人であると話題となっております。

(3月24日記)


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