つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

若手漫才“ざっくばらん”の活躍

2010年12月01日 | 芸能
      漫才で活躍している“ざっくばらん”の二人(関口征矢さんと宮田小介さん)

東京の漫才で活躍している若手の宮田小介さんから案内があり、「第41回漫才大会」へ行った。
会場は浅草公会堂。漫才大会は社団法人漫才協会が主催する一年のうち最大のイベントである。漫才協会の定席が浅草東洋館、漫才大会の会場が浅草公会堂、事務局も浅草にあり、東京の漫才を“浅草芸人”と呼ばれている。

入り口で宮田小介さんは待っていてくれた。今夏万場七夕祭りに出場した宮田章司一門の反省会のことを聞いたりした。関口征矢さんと組んで“ざっくばらん”という名前でコンビを組んでいる。共に群馬県の出身。
会場で開催されていた漫才協会の写真展の中でざっくばらんの写真を二人と共に見に行った。その写真の前で写真を撮っていると、足立区から来たという三人組のご婦人たちに声を掛けられて激励を受けていた。握手を求められていた。二人の嬉しそうな笑顔が印象的であった。

漫才大会は満席であった。NHKのテレビ収録もありテレビカメラが5台設置されている。
漫才協会に所属する60組のメンバーが勢揃い。オープニングから華やかな楽しい雰囲気を醸し出している。名誉会長の内海桂子師匠と協会会長の青空球児氏から挨拶がありスタート。
トップは人気の4組。「整いました!」で今年ブレークしたWコロン。ホンキートンク。ロケット団。宮田陽・昇。浅草の漫才王子として期待されている4組である。
その後、浅草にぎやか隊としてお笑いの5組。ピン芸人の楽器と凄芸を味方にショータイム。年代物の熟成三ツ星漫才として5組。妻を愛し、夫を愛し、家族を愛する夫婦&親子漫才の4組。未来のスター候補生である若手漫才の7組。このコーナーに“ざっくばらん”の二人も出演していた。
内海桂子さんとあした順子さんの奇跡のコラボ漫才はさすが圧巻。88歳の桂子師匠が「奴さん」を踊ったが腰を安定させた踊りは長年の修練の積み重ねを垣間見たようである。

今年の東京漫才殿堂入りは、春日三球・照代と晴乃チック・タックの二組が名誉の栄冠に輝いた。それぞれ春日三球と高松しげおが感謝の言葉を述べていた。二組は昭和30年代~40年代に人気抜群に活躍して大ブレイクした漫才コンビ。
いぶし銀コーナーでは、ますます円熟味を増す百戦錬磨の4組が競演。

真打ち披露として“ナイツ”が披露された。人気・実力共文句なし。浅草が生んだナイスな漫才師となった。披露口上では内海桂子、青空球児、昭和のいるから温かい言葉で紹介された。ゲストとして草野仁キャスターとナイツの実兄であるはなわさんが花束を持って祝辞を述べていた。その後会場の観客と共に手締めを行い、ナイツの漫才披露があった。さすがに真打ちに相応しい内容のある漫才であった。

トリは東京漫才の真骨頂!トップスター3組。おぼん・こぼん、昭和のいる・こいる、青空球児・好児の爆笑オンステージ。
エンディングでは、ステージいっぱいに出演した全員が勢揃い。
楽しい本物のお笑いを満喫できたひとときであった。

(12月1日記)
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