固定資産税

固定資産税について、実務経験を基に具体的にわかりやすく説明。

地籍調査

2010-09-25 | 固定資産税
地籍調査とは、国土調査法に基づく土地の調査のことです。昭和26年から実施されており、平成15年度時点の地籍調査の進捗率は全国平均で約46%です。

地籍調査では、一筆ごとの土地の所有者、地番、地目を調査し、境界の位置(筆界)と面積(地積)を測量します。
地籍調査の実施主体は、市町村などの地方公共団体や土地改良区等の団体であり、土地の所有者は境界確認の立会いと調査成果の確認を行います。
なお、地籍調査に伴う調査費用は、国、都道府県及び市町村が負担します(基本的に、個人負担はありません)。

● 地籍調査の流れ(⇒地籍調査作業規程準則)
  1. 地籍調査の実施計画の作成
  2. 住民への地元説明会の開催
  3. 一筆地調査
     現地で、調査担当者と土地所有者によって土地の境界(筆界)を確認し、所有者、地番及び地目の調査をします。
     その後、土地の境界(筆界)に杭を打ちます。関連≫
  4. 地籍測量
     図根点を設置して測量を行い、地籍図を作成します。
  5. 地籍簿の作成
     一筆地調査地籍測量の結果をまとめて、地籍簿を作成します。
  6. 地籍調査の結果の閲覧
     市町村役場で20日間、一般の方に閲覧・確認してもらいます。
  7. 地籍調査の成果を登記所への送付
     地籍図と地籍簿の写しが登記所へ送付します。
     登記所では、地籍図を『登記所備え付けの正式な地図』として備えつけます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿