滋賀県犬上郡甲良町は、7年前に町民から徴収した固定資産税の滞納による延滞金30万円について、北川豊昭町長が甲良町職員に指示して約17万円を返還させていたことがわかりました。
なお、北川豊昭町長は甲良町議会全員協議会で認めたとのことです。
また、北川豊昭町長に拠ると、2010年(平成22年)2月に、甲良町内の男性が固定資産税約120万円を滞納し、延滞金約30万円を加えた約150万円を差し押さえられたものの、この男性が甲良町に抗議した為に北川豊昭町長を交えて話し合い約17万円を返還したとのことです。
なお、北川豊昭町長とこの男性は面識があり、この問題を覚知した甲良町監査委員が今月なか頃に臨時監査を実施していた模様です。
滋賀県犬上郡甲良町では、2009年(平成21年)までは、固定資産税延滞者に慣例として本税を支払えば延滞金を免除していたとのことです。
しかし、北川豊昭町長が初当選した2009年(平成21年)の秋に、滋賀県の指導があり、差押えも辞さない方針に変更していたとのことです。