静岡県袋井市は、1989年度(昭和63年)から23年間に亘って、固定資産税と都市計画税を二重に徴収するなどの、課税ミスがあったと発表しました。
静岡県袋井市に拠ると、課税ミスがあったのは静岡県袋井市浅羽地区の製造工場で、1988年(昭和63年)に増築された製造工場(約6,200㎡)を新規課税物件として登録したが、翌1989年(平成元年)にも再度新規課税物件として登録し、1990年(平成2年)から二重課税及び徴収が始まったとのことです。
また、増築に伴い一部を取り壊した部分(約3,700㎡)についても、1989年(平成元年)から誤課税及び誤徴収を続けていたとのことです。
なお、静岡県袋井市は、この誤課税及び誤徴収に対して、市の要綱(還付は最長20年)に基づいて、1993年(平成5年)から2011年(平成23年)の20年分、加算金約3,900万円を含む約1億2,000万円を、12月28日に還付したとのことです。
ただ、1993年(平成5年)よりも前の4年間分は、還付対象外(時効)とのことです。
因みに、今回の誤課税及び誤徴収は、課税一覧を見た工場の所有会社の担当者が、12月20日になって静岡県袋井市に照会し、静岡県袋井市が調査して判明したとのことです。