いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

「アベノミクス」に浮かれている場合じゃないのである、

2013-03-30 19:41:03 | 日記

 世間では、マスゴミのアベノミクス礼賛で賑わっています。

 円安と株価の上昇と桜の季節が重なり「花見の弁当がよく売れている」と、これもアベノミクス効果のようにTVで放送しているのを見て笑った。

 これまで円高になるたびにリストラと賃下げで、散々庶民のサイフから金を奪った。今度は、やせ細った庶民のふところを円安による物価高の影響がこれから襲うことになる。株高は庶民のふところとは関係がない。筆者の近所の人たちの世間話からは、アベノミクス効果による嬉しい話どころか、厳しい話ばかりしか聞こえてこない。

 週刊ポスト4月5日号、”小沢一郎を「刑事被告人」にした「検察審査会」新たな重大疑惑”を読んだ。

「最高裁の罠」を書いた志岐武彦氏の新たな情報として、「東京第5検察審査会の審査員候補者名簿が、二重帳簿(彼は2種類の黒塗り名簿と言っている)になっていることを、偶然に発見した。

彼は、”・・・開示資料がハッキリ物語るのは、検審には2種類の名簿があったということだ。有体にいえば、「片方が本物であれば、片方は偽造である」ということである(さらにいえば「両方とも偽造である」という疑いもある)。かねてより指摘されていた「架空議決」疑惑は、さらに色濃くなったといえる。”という。

 企業が税金のがれのための二重帳簿の話や、詐欺師がごまかしの帳簿で人を騙すことはあるが、こともあろうに最高裁事務総局が統括する検察審査会が詐欺師まがいのことをやっていたのだ。このようなことが、世間にばれれば、上を下への大騒ぎになるところだが、週刊ポスト以外は騒がない。大手マスゴミは、ダンマリを決め込んだままである。

 志岐武彦氏は自身のブログ:一市民が斬る!!(3/29)で、マスコミに対して怒りをあらわにしている。

これでいいのか日本!「日本を奈落の底に貶める最高裁!『架空起訴議決』で小沢潰し!」が号外ニュースにならない!

<週刊ポスト今週号を読み返し、重大さを理解して下さい>
<最高裁の大犯罪を知らない国民、知ってもあまり驚かない国民>
日本国民は、自ら考え判断することができなくなってしまっているのだろうか。
  
  世の中はそんなものだと、あきらめてしまっているのだろうか。

 とにかく多くの国民に実態を知らせ、国民が覚醒するのを待つしかない。
http://civilopinions.main.jp/2013/03/329_1.html

 小沢裁判の発端となった2009年3月3日、小沢元秘書大久保 隆規氏のでっち上げ逮捕から丸4年が過ぎた。この間、日本の政治は大きく変質(悪化)してしまった。

 この大久保氏逮捕は当初から国策捜査ではないかと疑われたが、当時の麻生政権の法務大臣森英介氏の指揮権発動だったということが平野貞夫氏によって暴露された。

 その麻生・森英介コンビは、大久保氏国策逮捕の前年の2008年10月には、麻生氏の選挙区内で起きた「飯塚事件」の被告をはやばやと疑惑の「死刑執行」をしてしまった。一連の動きをみると司法側(警察、検察、裁判官)が、あってはならないことだが、政治と取引をしているのではないかと疑わせる。

 日本は今大きな曲がり角に立っている、「アベノミクス」に浮かれている場合じゃないのである。


いずれにしろ、日本国民は大変な未来がまっているということだ・・・もう手遅れ?

2013-03-28 18:27:50 | 日記

木綿:

 甘やかすと目に余るまで行く

 我が子を見ていて「育て方を間違えた。」という親御さんは、それなりにいることでしょう。それでも世間に迷惑をかけない子なら、さほどのことはありません。

 問題になるのは、甘やかされて自己の欲望だけが肥大し、そのくせ自分ひとりでは生活するスベを持たず、他人や社会にたかって生きていくしか能のない子に育ってしまったとき。あとのまつりですが、矯正しようとすればものすごいコストがかかることになりますし、それでも直ればいいですけど、たいていは矯正できず無駄骨に終る。

 矯正に失敗すると、逆に統御できなくなって、家庭内なら家庭内暴力、社会的には弱いものいじめ、ひどいのは暴力に依る社会的自己実現を図ったりするものも出る。

 全ては甘やかしに始まるのだろう。

 マスコミや権力を日本人は甘やかしすぎてきた。今更、直そうにもかえってこっちが危ない目に遭わされそうな状況でもある。

 かつての横暴な陸軍と官僚と資本家は米国が滅ぼしてくれた。ところが、今度はその米国と組んだ官僚と資本家が、さらに厚かましく、人権を侵害し、横暴に君臨支配しようとしている。日本人は、いや世界はアメリカを甘やかしすぎた。手遅れではないかと思われるほどに。

 おそらくは、米国が滅ぶまで日本国民のこの不幸な状態は続くことだろう。だが、かといって米国が滅びる時は世界の秩序が失われるときでもある。いずれにしろ、日本国民は大変な未来がまっているということだろう。

いかりや:

>甘やかされて自己の欲望だけが肥大し、そのくせ自分ひとりでは生活するスベを持たず、他人や社会にたかって生きていくしか能のない子に育ってしまったとき・・・

>矯正に失敗すると、逆に統御できなくなって、家庭内なら家庭内暴力、社会的には弱いものいじめ、ひどいのは暴力に依る社会的自己実現を図ったりするものも出る。

 犬は小さいときからの躾が大切とよくいわれます。躾を誤ると、そこいらじゅうオシッコをしまくり、気に入らないと唸り声をあげる。下手に手を出すと手を噛まれる・・・これが昔からよく言われる「飼い犬に手を噛まれる」という現象?(笑)。

ビル・トッテンさん(3/17日記)は、

””犬がしてはいけないところに糞をすると、飼い主はその糞に犬の頭を押さえ近づけ、臭いをかがせることがある。これは「躾」の一つだ。””という。 

 犬の場合、去勢することで或る程度おとなしくなるそうですが、それでも甘やかして育った大人の犬を躾けるのは大変難しいそうです。結局、飼い主は犬を捨ててしまうか、保健所送りになるという。人間の場合去勢するというわけにも行きませんしなあ・・・。

 躾け教育を受けていない育ちの悪い米猛犬が、わがもの顔にのさばっている。今や、猛犬の方が飼い主を意のままに操っている・・・猛犬が飼い主さまの首に鎖をつけて飼い主を翻弄しているようなもんとちゃいますやろか? アベノキミ麻呂さんは、この鎖を益々強固なものにすると叫んでいる。

>米国が滅ぶまで日本国民のこの不幸な状態は続くことだろう

 誰か早くこの猛犬の頭を押さえつけ「臭い糞」に近づけて臭いをかがして「躾け」ることはできないものですかねえ? もう遅い? やっぱ、保健所送りしかないか?

 だからと言って、「米猛犬」を保健所送りするのが難しい。先ずは国民全体が「日米安保」、「日米地位協定」のいかがわしさを自覚しなければならない。

「日米地位協定入門」(前泊博盛著)90ページには次のように述べている。

 現在の世界において超大国が他国を支配する最大の武器は、軍事力ではなく法律だからです。日本がなぜアメリカに対してこれほど従属的な立場に立たされているかというのも、条約や協定をはじめとする法的な枠組みによって、がんじがらめにしばられているからなのです。

 人間を、武器をつきつけて二四時間思いどうりに動かすことはできません。でも法律でしばっておけば、見張っている必要もありません。その国(支配されている国)の検察や裁判所が、自分たちで自国民を逮捕したり罰したりしてくれるのですから、なんのコストもかからないのです。

 その上更に今、アベノキミ麻呂さんは、TPPという新しい縛り道具(環太平洋戦略的経済連携協定)を求めて、国民とともに自縄自縛(じじょうじばく)しようとするのだから、もう完全に倒錯したマゾヒストというしかない。

そうなると、
>おそらくは、米国が滅ぶまで日本国民のこの不幸な状態は続くことだろう。だが、かといって米国が滅びる時は世界の秩序が失われるときでもある。いずれにしろ、日本国民は大変な未来がまっているということだろう。


「そもそも総研たまペディア」のこれからは・・・不都合なyutube録画は消されている

2013-03-26 18:38:33 | 日記

 前々回(3/22)の日記「圧力に屈したテレビ朝日・・・」が、阿修羅掲示板に掲載されていることがわかった。本日(3/26)16.00現在の同記事のアクセス数が2万1千を超えているのには驚いた。

同記事に対するコメント数も百を超えている。

本誌の読者のなかにも、玉川徹氏が担当する「そもそも総研たまペディア」をご存知の方も多いと思いますが、不都合な録画は消されている。

同番組はTPP問題だけでなく、原発問題についても度々扱って、例えば原発問題については、反原発を主張する京都大学原子炉実験所小出助教に度々インタビューしています。 筆者の知る限り、唯一良質な番組だったのだが・・・。

ところが、玉川氏の小出先生に対するインタビューの録画(yutube)は、今はほとんどすべて削除されてみられない、不都合な真実は消されるということです。参考までに下記URLをクリックしてみてください(テレビ朝日側の著作権侵害により削除となっています)、

http://hiroakikoide.wordpress.com/tag/%E3%81%9D%E3%82%82%E3%81%9D%E3%82%82%E7%B7%8F%E7%A0%94/

安倍首相のマスコミ圧力は前科がある。前回は、NHKの番組に政治的な圧力をかけたとすることで、物議を醸した。彼はマスコミ、特にテレビ報道には異常に神経を尖らせているようにみえる。

今回の大西英男議員の国会質問は、恐らく政権側のヤラセ質問だと思う。大西議員は昨年12月選挙で初当選したばかりの男、その彼にヒノキ舞台の国会質問の場を与えている。

彼は、昨年12月選挙前の毎日新聞のアンケートに「TPP反対」と答えている。三ヶ月後に「TPP賛成」の立場から今回の国会質問をしているのも変ではないか。その時その時によって、カメレオンのように変態する男が、「報道の中立性」を述べるいかがわしさ、孫崎氏を批判する資格があるわけがない。

阿修羅の記事に対するコメントの中から、いくつかを抜粋しておきます。

02. 無段活用 2013年3月22日 20:07:07 : 2iUYbJALJ4TtU : 6MIcfD8YQs
玉川氏については、動画サイトで見るだけなのだが、むしろ、これまで続いてきた
ことに驚いている。
このご時世に、よく頑張ったと思う。

この時代を生き延びて、いつか再び真実を探求していただきたいと願っている。

07. 2013年3月23日 12:16:04 : WKqNVDc2DE
これは安倍晋三と大西英夫の下手な二人羽織ですね。「お父さん大変よ」のマクラは、やらせを疑われないためのフィクションですね。「総理のメディア介入」という批判は避けたいですから

19. 2013年3月23日 19:27:19 : 0wxIAuUZpw
玉川さんは「冬休みです」と司会者が言ったので「なんで今頃冬休み?」と疑問に思いましたが圧力があったと想像しました。それですぐテレビを消しました。朝番組のなかで切り込み方がとてもいいので唯一楽しみにしていたのに残念です。それにしてもこの国はどうなるんだろう。知識層の人たちの行動があまりにも鈍く何故声を上げないのか不思議です。

20. 2013年3月23日 19:52:28 : Hr10yMd0G2
熱血漢、玉川さんのファンだった。彼が出る木曜日だけは楽しみにして観ていたのに。このコーナーが番組の唯一の売りだったはず。

安倍自民党は怖いねー。これからどんどん言論統制の圧力平気でかけてくるよ、この調子だと。勝谷氏、玉川氏、掘氏バタバタと続けて3人が番組を引きずりおろされ、孫崎氏も次なるターゲットに。まさに異常事態発生だ!

不気味な政党だ。ここまであからさまに醜い手を打ってくるとは正に想定外。
暴力団よりタチが悪い。

こうなることは予見できたのに暴走自民党を選んだ無責任おバカさん達よ、どう責任とってくれるつもりだ?

43. 2013年3月24日 10:29:49 : ruh0fVo3UU
   テレビ局が悪いのではない。

   テレビ局の喉元にナイフを突きつけて脅している自民党が悪いのだ。

   そういう自民党を政権に戻した国民が愚かなのだ

56. 2013年3月24日 13:11:55 : FnsgwNyZyU
[花見弁当にもアベノミクス効果」去年以上に高い弁当が売れている。上野公園の近くのデパートでは筍入りの1800円の弁当の売れ行きが好調。若いOLが買ってゆく。
    ↑
産経の稚拙な記事だ

86. 2013年3月25日 07:38:58 : vKmThxNgH6
日本は本当はとてつもない「暗黒社会」なのだ。政治は自民コーメーとそれを操る官僚らという正にゴロツキらによる「独裁専制横暴政治」である。

そこにデッチ商売メデイアが攣るみ、庶民を騙したり賺したり脅したりしながらこれら悪党等を支援しているというのが現実である。勿論、そもそもの支配者は宗主国アメリカだが。
意識する否とは無関係に、日本人庶民はそんなとてつもない悪党等の奴隷にされているのであり、TPPによりそれは確実に固定化されようとしている。

良心や誠実さが残っている本物のメデイアには、悪徳権力に怯まず真実を報道し真っ当に批判をし続けて欲しいと願う。それと、愚民の覚醒とを。

98. 2013年3月25日 21:25:11 : a3OWOECKRA
こないだの孫崎さんの出たヤツはホントよかった。
出演者が絶句してたしね。

この番組が続いても内容がトーンダウンしていったりするかもしれない。
そもそも最近のアベノミクスアベノミクスの連呼が腹がたって仕方ない。
弁当が売れたらアベノミクス効果か?とか。
早速アベノミクス効果だとかばっかりだしね。
アベ絶賛メディアの横並びは異様過ぎて気持ち悪すぎる。


騙す側の責任と、騙される側の責任について、

2013-03-24 18:48:20 | 日記

JAXVN:

当該記事(騙される側の責任について)を読みました。小出裕章氏も原発に関して「騙されたあなたにも責任がある」という本を書いておられますが、正直「そこまで言わなくても」という気がします。

いかりや:
「騙される側の責任」とは、

振り込め詐欺にひっかかって警察に届けたら、警察官から「詐欺にひっかかるお前がアホや」と言われるようなものです。

「騙された貴方の方が悪いのよ」と言われても、憮然とならざるを得ません。一昨日の別の方のコメント投稿にありましたように、

”日本人は外人をあまり疑わないいい性格なんだよ。
大陸の奴とは違う。平和主義で性善者なんだよ。”

 人は、生まれながらにして善人か悪人かは別にして、

 「日本人の庶民(普通の人たち)の生活は性善説で成り立っている。その方が気楽であり、穏やかな生活をおくることができる」、最近はこのような生活文化は失われつつあります。例えば、終戦直後のもの不足の時代でさえ、暑い夏の夜は窓を開け放ったまま寝ることができた・・・向こう三軒、両隣の日常的付き合いがあったから。

 「他人をみたら泥棒と思え!」という生活では、絶えず緊張したものになる。筆者の乏しい経験だけど、欧米人の付き合い方をみると、よくパーティーを開いて、お互い同士の存在感を確かめ合っているような気がする。表面的には楽しんでいるかのようにみえるが、心から信頼し合っているかどうかは疑わしい。

 日本の庶民文化の方が優れていると思うが、その時代ももう終ったのかも知れない。これからは、政治や社会現象を見る場合は、欧米流の「性悪説」に立たなければならないのかもしれない。

蛇足ですが、
前回書いた自民党の大西議員は、毎日新聞のアンケート調査:2012衆院選挙 候補者アンケートの回答で、

問12:(TPP参加)輸出入関税を原則ゼロにする環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加に賛成ですか、反対ですか。
 回答:2. 反対 と回答している。
ところが、衆議院の予算委員会では、TPP推進の立場で質問しているのだから、国民を騙す詐欺師かと疑いたくなる。

JAXVN:

原発について言うなら、「ウランは石油より早く枯渇する」とか、「高レベル放射性廃棄物の処理には一万年以上かかる」といった事が今までちゃんと伝えられていたでしょうか?

いかりや:
 仰るとおり、「国民には知らせない」のだから、原発の場合第一義的には「騙す側に責任がある」と思う。

 先日は、福一事故現場の配電盤の故障で冷却水が流せなくなりました・・・そのままだと大惨事になりかねない問題でした。

 東電の発表では、配電盤に焼け焦げたネズミがみつかり、侵入したネズミが原因らしいことがわかった。配電盤にネズミが侵入することは想定外だった? それにしても、まさか「配電盤」が、車の上に載せた「仮設」のものだったとは驚きです。

 お粗末の極みですが、現実は車に載せた仮設のもので当座を凌ぐしかない程、現場は強い放射能で汚染されているということらしい。そのようなことは、東電側も原子力規制委員会も国民に知らせない。

 昔から、庶民(普通の人たち)は難しいことは知る必要もなかったし、お上任せだった。当方も、チェルノブイリの原発事故のときでさえ、一抹の不安を感じながらも「他人事」であったのが正直のところだった。今回の福島原発事故で改めて原発事故の恐ろしさを身を以って知り、自分から情報を収集するようになった。日本に54基の原発があることを初めて知って驚いた。

 しかも、原発の出す熱エネルギーは1/3しか利用されていない、残りは全て海に棄てている。100万キロワットの原発1基で毎秒70トンの海水を取り込んで、その海水温度を7度上げて海に戻しています。日本近海の温暖化について、原発による影響については誰も語らない。

JAXVN:

小沢一郎氏は自民党にいた時から、「ウラン原発はあくまで暫定的なエネルギー源だ。これで何年かしのぐ間に、新しいエネルギーの柱を作らなければいけない。」と言っていた事は知られていたのでしょうか?

また、ここで引き合いにだされている伊丹万作氏の手記は「戦前の日本はファシズムだった」という前提で書かれていますが、必ずしもそうでなかった所もあります。

大政翼賛体制下でも斎藤隆夫議員は堂々といわゆる「反軍演説」を行い、新聞はこの演説の記事を掲載しました。

果たして今の日本は、あの時と比べてどうなのだろうか? もしかしたら、逆に退化しているのではないか? そんなことを考えてしまっています。

いかりや:

>もしかしたら、逆に退化しているのではないか?そんなことを考えてしまっています。

おっしゃる通り、昔も今も変わらないどころか悪化しています。それは大手マスメディアが権力側の圧力に屈しているからであり、批判する力を失っているからだと思う、メディアの責任が重い。

 しかも更に悪いことに、日本の権力者側(与党も、官僚も大手メディア)も米国依存であるところが、戦前の大政翼賛体制下よりも退化している原因だと思う。そして多くの国民がアメリカという国を、性善説の立場から眺めている。日本人はもっとアメリカから、自立しなければならない。

 だが幸いなことに、今はIT化の時代、個人々々が発言するツールを手に入れたことは大きい。誰でも発言できる時代であり、これからこそ「騙される側の責任」が問われる時代ではないだろうか・・・権力者側のネット規制は要注意であるが。


圧力に屈したテレビ朝日、モーニングバード「そもそも総研たまペディア」放送中止の謎、

2013-03-22 14:25:28 | 日記

 本日の日記は書く予定ではなかったのだが、取り急ぎ書くことにしました。

 筆者は、通常テレビをみるのは朝食時間帯である。メシをたべながらテレビ朝日のモーニングバード(8.00~09.55)をみることが多い(同じ時間帯のNHK「あさイチ」は殆どみない)。なかでも、毎週欠かさずみるのが、木曜日放送の玉川徹氏が担当する「そもそも総研たまペディア」である。(玉川徹:テレビ朝日でディレクター兼リポーター兼コメンテイター)。

 ところが昨日(3/21、木曜日)は、いつもの時間になっても、「そもそも総研たまペディア」は放送されなかった。「そもそも総研たまペディア」は、何故放送されなかったのか。何かひっかかるものを感じた・・・司会の赤江珠緒アナの本日の顔付きが、なにかしらオドオドしていた。

 そこで、本朝9時頃、テレ朝「そもそも総研たまペディア」に、下記を投稿しました。

  毎週木曜日そもそも総研たまペディアを、楽しみにしてみています。

昨日(3/21)は、何故放送されなかったのか、教えてください。まさか、安倍政権もしくは自民党からの圧力があったということではないでしょうね?

ところが、筆者の懸念が見事的中していることがわかった。

昨日の衆議院予算委員会:会議名  総務委員会 (13時 41分~)で、 自由民主党の
大西英男議員が、次のような質問をしている。

「大西英男議員の衆議院での私への批判」  孫崎 享 
http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/478.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 3 月 22 日 11:30:00: igsppGRN/E9PQ  より抜粋、

大西議員
「自民党新人の大西英男でございます。多く諸先輩のご配慮により
質問する機会を与えていただきましてありがとうございます。
まず、私はNHK報道の政治的中立性についてお尋ねをしたいと思う。
実は先日、早朝の会議に急ぐために車で移動していたら家内から、
『お父さん大変よ 、今、テレビでTPPはとんでもないという事を
やってるわよ 』という事で連絡があった。
私はすぐ家内に録画を録っておけよと言って、帰ってから深夜見たら、
まぁとんでもない。

NHKじゃなくてテレビ朝日、8時からの【モーニングバード】で、
丁度、安倍晋三総理がTPP参加を表明した直後の放送だった。
そこで孫崎亨という評論家、これ外務省出身だが、
この人がTPPというのは『もう交渉の余地はない。決まってるんだ。
今からでは手遅れだ。』
あるいは『これアメリカの国家利益に奉仕する枠組みで、
日本はアメリカの植民地化してしまう。』
こういう事を、メインコメンテーターとしてとうとうとやっている。

それで私は孫崎亨氏の今日までの政治的な発言について調べてみた。
とんでもないんですねー。
これは自らのツイッターや、あるいはテレビ報道でも言っているが
『尖閣は中国の領土だ』『竹島は韓国の領土だ』こういったことを
主張している。で、これは相当前からで、更に調べていくと、
ナントナントNHKに何回か出演している。・・・・以下省略

昨日の大西議員の質問時間帯は午後(13時 41分から約8分間)だから、 事前にテレ朝へ何らかの圧力がかかって、「そもそも総研たまペディア」は放送を取りやめたものと言わざるを得ない。

圧力に屈したテレ朝もテレ朝だが、安倍自民党は、やっぱりおかしい・・・自民党は、自ら墓穴を掘っている。大西英男なる男を記憶に留めておこう。

参考:
「大西英男議員の衆議院での私への批判」2013-03-22 08:52

http://ch.nicovideo.jp/magosaki/blomaga/ar168169?key=510ebac8e721826bd93147ffba609d2ee4b5eba73a52ae190a77d15393a82a8e

孫崎さん、圧力に屈してはダメですぞ!

 


騙される側の責任について、

2013-03-21 19:58:56 | 日記

 本来なら、人を騙した方が悪いに決まっている。それでも、「騙される側の責任をひしひしと感ずる(孫崎氏)」とは、いささか理不尽過ぎではないだろうか。

昨日(3/21)は、イラク戦争開戦から10年でした。

東京新聞(3/20)によれば、
”イラク開戦10年の全国で検証イベント 戦争を検証するイベントが全国で開かれている。日本にとっては「人道復興支援」の名の下、戦闘が続く外国領土に初めて自衛隊を派遣した戦争。その検証は、日本の進むべき道を問い直すことにもつながる。・・・”などとしている。

 イラク戦争と言っても、仕掛けたのはアメリカ側であった。ペルシャ湾岸地域に展開していた28万人の米英軍が、イラクの首都バグダッドに向けて侵攻、一方的に空爆をはじめた。2011年の米軍完全撤退までに、米兵死者は4500人。イラク側犠牲者は、非政府組織(NGO)のイラク・ボディ・カウントによると、米軍撤収までの死者は約16万2千人、8割が民間人で、約4千人は子供の犠牲者だった(2013.3.17 東京新聞)。ブッシュ前大統領の開戦宣言はイラクが「大量殺人兵器による差し迫った脅威」なるものであったが、大量破壊兵器は存在しなかった。

「大量破壊兵器は存在しなかった」というより、最初から、大量破壊兵器をイラクが保有していることそのものが疑問視されていた。それどころか、ブッシュ大統領もイラクには「大量破壊兵器は存在しない」ことを最初から知っていたはずである。ブッシュは「大量破壊兵器の有無よりも、先ずイラク攻撃ありき」を優先していたので、時間が経過するとともに「大量破壊兵器が存在しないこと」が明白になることを恐れて(戦争開始の大義を失うので)、さっさと攻撃に踏み切ったのだろう。極めて汚いやり方だが、それがアメリカの戦争というものだ。

 常識的にみれば、もし戦う相手が「大量破壊兵器」を保有しているなら、危なくて大量の軍隊を派遣して戦争なんかやってられないのだ。

 アメリカは南北戦争以来、数々の戦争を経験しているが、戦争に負けたのは、ベトナム戦争くらいである。しかしそのベトナム戦争の敗北でさえも、米本土の攻撃を受けての敗北ではなかった。

 アメリカは、負ける戦争、或いは負けるかもしれない戦争は最初からしないのである。
イラク戦争を検証するのであれば、この事実をよく踏まえてアメリカの野蛮性を理解することが重要である。そうでなければ、騙される側の責任を問うのはおかしいと思う。

 太平洋戦争では、日本はルーズベルトの策略に乗って戦争にひきずりこまれた。表向きは日本が真珠湾攻撃したことから始まったことになっているが・・・。日本は戦争に敗北して、東京裁判において当時の責任者らは「平和の罪」を問われて断罪された。

 イラク戦争は、アメリカが偽りの大義をでっちあげて戦争を始めたが、無論戦争責任は問われないし、ましてや「平和の罪」みたいな甘っちょろい論議もなし。

蛇足ですが、孫崎氏の「日米同盟の正体」(2009.3.20 講談社現代新書)から、以下のように、

アメリカ側関係者の安全保障に関する日本人に対する見方は、

「日本人に戦略思考ができるか。答えは多分ノーだ・・・」
「・・・日本人は安全保証の問題に無知だから、われわれがガイドラインを作ってやらなければならない気分になる」

こうした米国安全保障関係者の話をまとめると、
(1)日本人は安全保障問題を戦略、軍事の視点で十分に理解できない。
(2)日本の安全保障政策は米国人がシナリオを書く必要がある
(3)日本人を説得するには安全保障で述べてもわからないから、経済を絡ませて説得するとよい。

日本では、国際政治の分野では神様のような扱いをうけてきたキッシンジャーは、「日本はいまだに、戦略的な思考をしません。経済的な観点からものを考えます」とか、「日本人は論理的ではなく、長期的な視野もなく、彼らと関係を持つのは難しい。日本人は単調で、頭が鈍く、自分が関心を払うに値する連中ではない。ソニーのセールスマンのようなものだ・・・」

 


こりゃ、いくとこまでいきまっせ! 何故過ちを繰り返すのだろうか?

2013-03-19 15:20:55 | 日記

木綿:

こりゃ、いくとこまでいきまっせ

  大隈重信は第一次大戦中、中国に「対華21か条」の最後通牒をつきつけ、日中関係を完全に壊し、原敬はシベリア出兵をぐずぐずと引き伸ばしソ連と決定的な対立状態にいたらしめ、さらには国庫に莫大な損害を与えました。

 両者とも大正デモクラシーの時代をバックに我が国の著名な政治家として数えられていると思いますが、その時代のその二人にしてこのていたらく。既に軍国日本濃厚で、このアトの転落は予定調和のような気すらしてきます。
 
 戦争推進にはメリットもあるでしょう。でもそれと同じくらいのデメリットは常にあるわけで、それはこうした政策の裏と表のようなもの。メリットだけ声高にいう人を普通の人は決して信用しない。だからプロパガンダによる同調圧力の仕事がマスコミに課されるわけだ、民主社会では。

 政府が推進するものはなべて眉にツバをつけて聞く必要がある。というか、でないと痛い目にあう。

いかりや:
 私は、戦争推進にはメリットがあるとは思わない。

 「歴史から教訓を学ばぬ者は、過ちを繰り返して滅びる」と言う。

 歴史に学ばない日本人の愚かさはどうしようもない、また同じような過ちを繰り返すかと思うと憂鬱になる。

 何故過ちを繰り返すのだろうか?

 現在の永田町、霞ヶ関界隈を徘徊する政治家、官僚で、戦争の悲惨さを実体験した政治家は、今や皆無。世代が変われば、戦争の悲惨さは単なる耳学問で知るのみ、痛みの実感がないから、強がりを言ってまた痛い目にあう。

 但しこれからの戦争は痛い目に遭うだけではすまない。日露戦争→日中、太平洋戦争と戦争規模も拡大、武器の進歩による悲惨さも拡大化した。

 次に起きる戦争は局所に限定されればまだましだが、負けそうになればヤケクソになって核を使う可能性が高い。戦争にメリットなんてない。

 国家間の紛争や火種は、極力避けねばならない。そういう意味で、尖閣問題の火種を起した慎太郎はバカだ。

蛇足ですが、

石原慎太郎は先月27日、風邪をこじらせて入院、当初2週間程度と言われていましたが、その後20日以上経過しても音沙汰なし・・・、これは筆者の単なる邪推ですが、おしゃべりの彼は口封じされたのでは? 

彼は、TPP賛成を装っていますが、元々TPPも賛成ではなかったし・・・。
次をご覧いただきたい。
【TPP】 石原都知事 「反対!TPPは米国の策略。賛成はは頭冷やせ」
https://www.youtube.com/watch?v=Ufnr5Y_dk4Q

彼は、昨年4月ワシントンの保守系の政策研究機関「ヘリテージ財団」で「尖閣諸島買取」を講演した。尖閣諸島東京都買取の話は日中間に暗い影を落とし、未だにギクシャクした関係は回復していない。

 アメリカの最大の懸念は日中間が仲良くなることだろう。アメリカは田中角栄の日中国交正常化を心よく思っていなかった(角栄はその後ロッキード事件で失脚させられた)ことからも明らかである。中国嫌いの石原氏の役割は中国との間で、火種に火をつけることだった。日中間がギクシャクすることで石原氏の役割は終った、後はアメリカにとって彼が「不都合な真実」をしゃべらないようにすることとちゃいますやろか・・・ふと、自殺?したとされる中川昭一を思い出した。

木綿:
 日米同盟のメリット?
 原発のメリット?

 毎日どこかのメディアで宣伝してるが(笑)そのカゲに隠れるデメリットは?・・・マスメディアでは見ない、聞かない。でも、これらはメリット自体はウソでないからまだましなほうだ。

 今、一番うさんくさいのはTPPのメリット(笑)。「自由貿易で経済が活性化」「安全保障上も有利」・・・メリット自体が既にあほか状態。まともな人間ならとりあわないと思うのだが、自由貿易信者(亡者?)寄らば大樹の体制翼賛国民には何いっても無駄になりつつあるのだろうか。・・・いや、そんなことはないよな。

いかりや:

>日米同盟のメリット?
>原発のメリット?

 両方ともデメリットの方が、大きい。特に日米同盟なんてメリットなんてない。アメリカの腰ぎんちゃくになって、集団的自衛権の行使なんて愚の骨頂、世界の笑いものになるだけでは済まない。

>一番うさんくさいのはTPPのメリット(笑)。「自由貿易で経済が活性化」「安全保障上も有利」・・・メリット自体が既にあほか状態

同感です。
「自由貿易」を金科玉条のごとく、政治家や経済学者、ジャーナリストらが唱えていますが、私は「自由貿易」という概念そのものが、既に陳腐化していると思う。

「自由貿易で経済が活性化」、そんなのウソだ。

 それぞれの国が、障壁をなくして、自由に競争した結果「何が起きるか?」、強い者が市場を独占支配するに決まっているじゃないか。

 競争に敗れた国の産業も経済も疲弊する。それだけではない、自由競争はコスト削減のために人件費削減(賃金の低下や非正規雇用)を必ず招来する。

 TPPは、単に関税問題だけではない。恐ろしいのは、その国独自の制度や政策にまで、関与してくることである。TPPが跳梁跋扈すれば、醜悪なるバビロン族が支配する世界が出現する。

 前回書いた、孫崎さんのツイッターのつぶやきの如く、今まさしく、「騙される側の責任」が問われているのである。

 補足:

 バビロン族とは、
 最近よく使われる言葉である。本ブログにも、しばしば登場していただいている、ryuubufanさんのブログで知った。2013年3月11日(月)
【深夜の短編】バビロンムサシの不正選挙だったのである
http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/ryuubufan/view/20130311/1363016198

バビロンシステムとは、「権力や力を持った人間が必然的に独占的な利益を持つ仕組み」の事を指します(Yahoo 智恵袋)。

ryuubufan:
 もうバビロンは今年の流行語大賞間違いなし。

 これほど使い勝手のいい言葉は無い。ユダ金とか偽ユダヤとかよりもバビロンって素晴らしい語感がある。素晴らしいって、勿論ひねってますけどね。私はポスト米英時代さんの記事を毎日読んですっかり自分のものにしたって感じです。皆でバビロンを使い出せば、これは強力な世論効果を生起せしめる。何にでも使えるのだ。

 悪徳ペンタゴンは植草氏の傑作造語であるが、これもバビロンペンタゴンの方がいいんじゃないだろうか。バビロン新聞、バビロンテレビ、バビロン検察、バビロン最高裁、バビロン自民党、バビロン公明党、バビロン経団連、バビロン維新、バビロン原発・・・正に狂った日本は全部バビロンなのである。読売なんかバビロン読売だ。産経もバビロン産経だ。バビロン朝日、バビロン毎日、バビロン日経。テレビも全部バビロン、バビロンNHK,バビロンフジ、バビロン日テレ、バビロンテレ朝、記者クラブなんてバビロンクラブだ。

 安倍なんかバビロン安倍でいいのだ。野田もバビロン野田、菅もバビロン菅。バビロン小泉、バビロン松下政経・・・

 まぁ兎に角本当にバビロンがくっ付くと、その物の正体を浮き上がらせてくれる。不思議な万能語だ。私はバビロンに出会う前に偽民主主義とか偽新聞とか言っていた訳であるが、それも気に入っていたのだが、バビロンはもう横綱登場って感じだ。日本語の不思議があるのでは無いだろうか。

 バビロン橋下、バビロン慎太郎、バビロン米倉、バビロン竹中・・・個人名でもバッチリだ。・・・・

不正選挙ですっかりダメになった日本であるが、ムサシという凄いヤツがいた。あれ、完全に米系企業だったそうだ。ロックフェラーだのゴールドマンサックスだの、他にも何だの、もう完全にバビロンでした。バビロンムサシで日本の選挙はやられちゃいました。参院選でも何でも、もうバビロンムサシは絶対にダメだ!!

 みんなで声を上げたい!! バビロン追放!!


TPP参加表明、アベ氏ら日本の政治家は一体、誰に忠誠を尽くしているのか?

2013-03-17 19:41:03 | 日記

 安倍首相、15日夕、官邸で記者会見し、TPP交渉参加を表明した。TPP参加の意義?を説明、:安倍首相は「今がラストチャンスだ。この機会を逃すことは、日本が世界のルールづくりから取り残される」というが、昨年12.16選挙に当っては、

””ウソつかない TPP断固反対 ブレない 日本を耕す!!自民党””のはずだった。

アベもノダも、嘘つきってことか? 「君子豹変す」じゃなくて、保守親米派は必ず豹変(ウソ)するってことだろ? しかし、騙される側にも責任がある、庶民もぼやぼやしていられないのである。次の参院選挙にウソつき自民党に勝たせてはならないのである。

孫崎氏は、本日(3/17)のツイッターで、
TPP/安倍首相の嘘と詭弁:17日読売「首相「TPPに強い交渉力で」…全国幹事長会議。同盟国米国と共にルール作る。」嘘。・・・何が強い交渉力ですか

「騙される側の責任(伊丹万作氏の抜粋)」・・・TPP,原発等、我々国民の側の騙される責任をひしひしと感ずる。この問題については第2次大戦後、伊丹万作氏が指摘し、何人かが引用している。極めて貴重な発言” と言っている。

アベ氏らは、どうしていとも簡単にウソをつくのだろうか、一体誰に忠誠を誓っているのだろうか。国家・国民に対して忠誠を誓っているのではないことだけは確かのようである。

中曽根康弘氏、小渕恵三氏、小泉純一郎氏、菅直人氏、野田佳彦氏、安倍晋三氏に共通する事項は、実はこの6人はいずれも、アーリントン墓地に連れて行かれて献花している。

中曽根時代は屈辱の「プラザ合意」、小渕時代「周辺事態法(日米ガイドライン)」、小泉時代「郵政民営化」、菅、野田は「米国債大量買い」、安倍は日本の極めつけの隷属化をもたらすTPPに参加しようとしている。

日本に帰化したビル・トッテンさんは、日本首相のアーリントン墓地献花について、

彼の著書「日本は略奪国家アメリカを棄てよ」(2007年1月発行、ビジネス社)で、次の通り言っている。

”私はかって、日本の政治家のこうした姿勢を「KOWTO外交」と批判しています。KOWTOは「叩頭」のことで、卑屈にペコペコするという意味だ。

この考えは今も変わらない。少し下品かもしれないが、別の表現を使ってこのアーリントン詣でを、私なりに表現してみよう。

 犬がしてはいけないところに糞をすると、飼い主はその糞に犬の頭を押さえ近づけ、臭いをかがせることがある。これは「躾」の一つだ。

 糞に鼻を押し付けられた犬は、臭いから、ここで糞をしてはいけないと思う。「ご主人様、ボクが間違えました。これからは気を付けます。だからどうか許してください」といったところだろう。

 総理が訪米するたびにアーリントン墓地を訪れるのは、飼い主と犬の関係にみえる。”

 トッテンさんは、日本の首相の立場を、アメリカのポチであることを喝破しているのである。筆者は、10年余り前、自分のホームページ(現在は削除されたのか消失している)で、「アメリカは野蛮国」という8回シリーズにして記述した。我々は、覇権国家アメリカの本質を知る必要がある。

ブッシュ元大統領は、911のとき、

9.11をパール・ハーバーに譬えた。その日本の真珠湾攻撃は、当時の米大統領
ルーズベルトの陥穽にはめられて太平洋戦争に追い込まれた。

 当時、ドイツとの戦争で、危うく負けそうになっていたイギリスのチャーチル首相はアメリカの助け(参戦)を強く要望したが、第一次大戦後の厭戦気分が漂う米国では、ルーズベルト大統領は「戦争は絶対はしない」という公約で大統領になったので、ヨーロッパの戦争に簡単に参戦するわけにいかなかった。

 当時、ドイツ、イタリア、日本は三国同盟国の一員、ドイツの同盟国である日本を戦争におびき出す。「日本はアメリカに対して手を出してくる可能性が高い」とルーズベルトは読んだのである。そして、アメリカの策略に引きずり込まれて、日本は真珠湾攻撃に入って行った。

 白人たちの文化には「謀略」とか「策略」は、国益ということを背景にすれば、単なる「陰謀論」としての悪のイメージはない。だからこそ、ブッシュは「911を、パールハーバー」と公然と喩えたのだと思う。

 


人の命まで弄ぶ司法の無責任体制と政治との黒い癒着関係、

2013-03-15 19:09:02 | 日記

 冤罪を起しても何らの責任も問われない裁判官、無責任体制に守られている。彼らは無責任天国に胡坐をかいているのである。

 恐ろしいことに、裁判官は、人の生殺与奪の権利を握っているのだ。事件によっては、「死刑」の判決を下すからである。

例えば、「飯塚事件」(福岡県飯塚市で1992年、7歳の女児2人が殺害された事件)について、

被告人は一貫して無実を訴えながら、認められず死刑判決を受けた。判決後僅か2年で、当時の法務大臣である森英介によって死刑執行の命令が出され、死刑が執行(2008年10月28日)された。

 当時、足利事件(犯人とされた菅谷さんは冤罪で釈放された)でDNA再鑑定が行われる見通しであることが広く報道されたその一週間後の死刑執行であった。

 普通、死刑確定から死刑執行まで平均7年半程度と言われている。本件については、疑念を抱いていた鳥越俊太郎氏がメイン・キャスターをしていたテレビ朝日の番組「ザ・スクープ」(2009年8月9日放送)で、報じられたのでご記憶の方もあると思う。

 問題がありながら「何故死刑執行を急いだのか」がわからないのである。

 検察や裁判官たちは、無責任体制に胡坐をかいているだけではない。時と場合によっては、自らの犯罪を隠蔽するために、死刑執行を急いだのではないかという疑念さえ湧いてくるのである。

 筆者の邪推だが、飯塚事件は「杜撰な警察の捜査と検察の取調べ」に寄り添った判決を下した。日本の場合、起訴されれば、99%が有罪になるというが、「警察、検察、裁判所のもちつもたれつの癒着構造と体質」がもたらした公権力の犯罪行為と言うしかない。それでも彼らの責任は問われない。もうムチャクチャなのである。

 何故死刑執行を急いだのか?
 自分たちの「不都合な真実を隠蔽するため」に、さっさと死刑を執行して、事件を過ぎ去った「過去のものにしたかった」のではないか、そう考えるしか理由がみつからないのである。

蛇足だが、

飯塚事件の元被告人を死刑執行に処した内閣は、事件が起きた飯塚を主要な選挙地盤とする麻生太郎内閣、その時の法務大臣は自民党の森英介氏であった。

 そして、その森英介氏は、
平野貞夫元参議院議員によれば、麻生内閣の森英介氏が法相在任中、一連の小沢裁判事件の発端となった「西松建設事件の指揮権を発動した」と発言していたことをある財界人から聞いた”と発言したことが、当時(3年前)、ネット上で大騒ぎになった。その後、森氏側から、「平野氏を名誉毀損で訴える」こともしないので指揮権発動は平野氏の誤認ではないのだろう。

だとすれば、政治と司法も又、お互いに持ちつ持たれつの歪んだ黒い関係は、人の命まで弄ぶのである、特に自民党は・・・・ということになる。

飯塚事件のその後、

2012/10/26、日本経済新聞、
被害者から「第三者のDNA」 飯塚事件、元死刑囚と不一致
 弁護団は25日、被害者から採取した犯人とされるDNA型を撮影したネガフィルムを分析した結果、「久間元死刑囚とは一致しない、第三者のDNA型がみつかった」と発表した。

2012/12/4 、日本経済新聞
検察、「別人DNA」に反論へ 飯塚事件再審請求で協議・・・。

何故筆者が長々と「飯塚事件」を取り上げたか?小沢事件も、「火のないところに、検察、最高裁(事務総局)は、火種を捏造して煙を立てた」、そして日本の政治を歪め、国民生活を犠牲にし、この国を売り飛ばそうとする政治家まで現れたからである。

 johmodoki: 

正義の味方はノーリターン 

司法はもうじき お終いだ
あの町この町 鐘が鳴る
推論かさねて 冤罪だ
どうするどうする あなたなら
♪正義の味方はノーリターン ノーリターン 

検察とっくに 終わってる
俺たちゃ決して 騙されない
作った証拠で 投獄さ
悲しい涙で 陽が暮れる
♪正義の味方はノーリターン ノーリターン 

大和はもうじき お終いだ
善人散る散る 花も散る
番犬政治家 長生きで
弱者は見殺し 吠えまくる
♪正義の味方はノーリターン ノーリターン 

な~んて、真面目な記事に軽い投稿でご免なさい。
野坂昭如さんの「この世はもうじきお終いだ」が頭に浮かんでしまいました^^
http://www.youtube.com/watch?v=d4HiKH9dzIo

 いかりや:
日本はこのままでは、
>野坂昭如さんの「この世はもうじきお終いだ」が、笑い事でなく、現実のものになりそう 

 ryuubufan: 

森英介は3世でうんざりするほどの旧体制一族の一員だ。川重職員時代はもんじゅの開発に10年も関わっている。うんざりする。 

顔の印象が単純だなぁと感じていたが、理系脳である事が分かって納得。こんな男に死刑執行権を与えるなど基地外沙汰である。 

こういう事だから、死刑は廃止しなければいけないのだ。犯罪集団が死刑執行権を持っている。霞ヶ関、最高裁、こんなヤツラに死刑に関わる立場を与える事が間違い。基地外に刃物で、そりゃやるわ。

 権力は人間を魔物に簡単に変える。誰でも森英介になるのである。死刑制度の当然の結果であり、被害者は哀れと言うしかない。 

再度政権交代を果たしたら、森英介の犯罪を追及しなければならない。

 日本は偽民主主義である。奇妙な連中が権力機構の中枢に巣食っている。一掃しなければならない。

 いかりや:

森英介の経歴をみると、法務大臣の柄ではない。人の命を平気で奪う男、モラルを失っている男が法務大臣だというのだからあきれる。

こんな男だから、気軽に権力の乱用(指揮権発動)をして、ゴルフ仲間にそれを自慢気に話したことがばれたのかも?

 

 


小沢氏元秘書3名の控訴を棄却、「最初から冤罪ありき」それでも責任を問われない司法は腐っている、

2013-03-13 19:02:02 | 日記

 本日(3/13)、東京高裁の飯田喜信裁判長は、小沢氏元秘書3名の控訴を棄却した。
一審の「推認判決」という歴史に残る悪名高い迷判決を出した登石判決を支持したことになる。

 歴史に残る腐敗判決を出した二人「登石郁朗、飯田喜信」をよく記憶しておこう。

 弁護側が提出した新証拠を却下した時点で既に、飯田裁判長の黒い腹の中は、「小沢秘書3名の控訴棄却」で決まっていた。飯田裁判長は、新証拠に基いて審理すれば、「控訴棄却」も「二審有罪」も出せないことがわかっていたが故に、「新証拠を却下」せざるを得なかったに違いない。

 いや、もっと正確に言えば、二審裁判に飯田裁判長が指名された時点で、「控訴棄却」が決まっていたものと推測する。

 彼は、「秘書3名の有罪判決」の使命を負って二審の裁判長に任命されたか、さもなくば彼は「最高裁事務総局」の意向を忖度して、恥も外聞もなく今回の結果を出した。いわゆる、典型的な「ヒラメ裁判官」、端(はな)から、新証拠を採用して審理する気はなかったのである。

 飯田裁判長は、

東電OL殺害事件で「一審 無罪判決」を「逆転有罪・無期懲役」にしてゴビンダさんの自由を15年間奪った。無罪を証明する証拠がありながらそれを採用せず、ゴビンダさんに冤罪を着せたいわくつきの裁判長である。

 まさに、今回の秘書3名の「無罪を証明するに足る新証拠」を却下したところは、「ゴビンダさん無罪を証明する証拠」を無視して有罪を作り出したときとそっくりではないか。そのようないわくつきの裁判長をわざわざ「小沢氏元秘書3名の裁判」に任命したのは、事務総局だろ?

 その最高裁事務総局が「小沢氏裁判」で、検察審査会のでっち上げの「架空議決」をしたとされていることを「一市民が斬る!!」(「最高裁の罠」)さんが暴露している。 http://civilopinions.main.jp/ 

 「小沢秘書3名無罪」の判決を出せば、「小沢裁判」の根底から崩れる。一連の「小沢裁判」は「一体何だったのか?」ということになる。

 一連の裁判はすべて、小沢氏排除のためだった・・・・「法と証拠」に基づき法の番人としての役割なんて嘘っぱち! 「巨悪は眠らせない」ではなく[巨悪に溺れる売国腐敗司法官僚たちだろ?」、国民はそれでもまだ目覚まさないのはマスコミもグルだからだ。裁判官は「冤罪」を出しても、何らの責任も問われない世界、無責任体制(天国)だ。

蛇足だが、

裁判官たちの人事権を握っているのは、最高裁事務総局だろ? 巨悪は最高裁事務総局にある?

 千葉大学名誉教授 新藤宗幸氏は、神保哲生氏のインビュー(ビデオニュース・ドットコム)のなかで、次のように述べている。
       
”・・・人事にしろ、予算にしろ最高裁から決められているから、・・・たとえば、判事補の給与賃金が12段階になっている、判事になると8段階、陰湿な給与昇給体形、転勤、裁判官だって人間、戦々恐々になりますよ・・・事務総局に握られている・・・独立した裁判官のはずが、単なるマネージャー化している・・・、”

新藤宗幸氏:司法官僚の専断を許してはならない
http://www.youtube.com/watch?v=FhRUN6jE1VY

 最高裁事務総局が裁判官たちの独立性を奪い、彼らを意のままに動かしている?諸悪の根源は最高裁の事務総局にある?日本の司法は腐っているのである。 

 JAXVN: 

小室直樹氏はなんと言うだろう、 

小室直樹氏はかつてロッキード裁判を批判するさい、 

故事の「苛政は虎より猛し」を引用してこのような事をおっしゃっておられました。

 「正しく苛政は虎より恐ろしい。政治権力は人を殺しても罪を問われない。この恐ろしい権力には枷が必要なのだ。それが近代裁判である。近代裁判で裁かれるのは原告の方なのである。この恐ろしい権力を行使するには、一点の曇りもあってはならない。原告である検察の出す証拠にたとえ一点でも曇りがあれば、それは原告の負けなのである。それが近代裁判だ。だからロッキード裁判は近代裁判では無い。」

 しかしそのロッキード裁判ですら、判決で「推認により」などという事は言いませんでした。
しかも一審のこの「判決」を高等裁が支持してしまいました。日本はあの時よりも、さらに時代を逆行してしまいました。小室氏は、草葉の影でどんなに嘆いておられることでしょうか。

 いかりや: 

日本の政治と司法は、途上国以下、時代遅れもいいところ。 しかも、それを政治家も官僚たちも、マスコミもそして知識人とされる人たちでさえも認識できていない。いや、知っていても、ただ長いものに巻かれることを処世術としているのかもしれないが。

 

 


日本はアメリカの属国である理由・・・M資金は、

2013-03-11 20:10:46 | 日記

johmodoki:

チャベスは何でも知っていた

まずは気分転換なさって下さい^^

♪星は何でも 知っている
  ゆうべあの娘が 泣いたのも
   かわいいあの娘の つぶらな その目に光る露のあと
 生まれてはじめての 甘いキッスに 胸がふるえて泣いたのを

http://www.youtube.com/watch?v=cz2qBL0uxR0


以下、前回と今回のいかりやさんの記事から浮かびました。

チャベス氏は米国の歴史をつぶさに検証していたことでしょう。
建国の過程で原住民の血を流したこと、近年になってもベトナム、イラク、アフガニスタン・・・大義なき戦争で他国の民衆を苦しめ、その土地に癒えぬ傷跡を残したこと。

♪チャベスは何でも 知っている
  貧しい人々 泣いたこと
   生まれた故郷の 美しい 山河に残る爪のあと
 正義を装う 仮面を外し 爆弾落とした国のため 

いかりや:

ジョーさんありがとう、

♪アベは何にも わかっちゃいない
 デフレ退治と 言いながら
  物価上がって 消費税 庶民泣かせてアベノミクス
 生まれてはじめての チャーリントンに 胸がふるえて泣いたのさ

木綿:

M資金

  この国にはM資金なる怪しげな詐欺があったという。企業の経営者が「御社が今度M資金を廻す企業に選ばれそうです。つきましては工作費及び支度金として××億円が必要です。」という詐欺にコロコロ引っ掛かったという。

 M資金とはマッカーサー資金の略だろうが、そんなものは現実にはなかったというのが、この国の良識満杯のマスコミの公式見解のようだ。が、そんなことはあるまい。現実にM資金は存在したのだろう。現実にあったから、引っ掛かる人がいたし、詐欺を仕掛ける人もいたということだろう。今の未公開株式詐欺のようなもので現実に未公開株取引はあるから、詐欺師がかかわり、騙されるものも出てくる。

 戦後復興時、現金を持ってる人は強い。現金さえあれば商売はなんぼでも上手くいったハズ。そうした時期にどこかの国のイロのついていないお金を廻してもらえれば、ウハウハだ。

 そういう義理のある人たちが、この国にはすんげえたくさんいるような気がする今日このごろ(笑)。もしかすると製造業だけでなく、マスコミ・金融などこの国の企業体中枢のあらゆるところに食い込んだのではないか

 私のような人間でも、いくつかの大企業に綿々と伝わる「申し送り事項」というものを耳にする機会がある。そうした申し送り事項の一つには「あの国には恩がある。いたずらにさからうな」というのが、多くの企業体にあるんじゃないのかしら。

いかりや:

 本ブログが、怪しげな?M資金についてまで、言及するのは本意ではありません。だが、今日の日本の惨状を思うと、戦後、米国の対日政治工作が未だに連綿と続いていることを認識せざるをえない。

 戦後、米国の対日政治工作資金(米の対日支配の道具)として、マッカーサーの対日マインド・コントロールのために利用したM資金(元々は日本軍が隠匿されていたもの)であるとされているが・・・・。

 日本国籍を取得した、大の日本贔屓(ひいき)のビル・トッテンさんは、
米国のCIAが、共産主義の拡大を防ぐなどの目的で自民党に多額の資金援
助を行ってきたことが、1994年10月19日付けの『ニューヨーク・タイムズ』紙の一面で取り上げられ・・・(掲示板阿修羅 2001 年 6 月 15 日)と書いている。

 そのビル・トッテンさんは、「日本はアメリカの属国ではない」(ごま書房1998年8月出版)のなかで、戦後のアメリカの対日支配を厳しく警告している。

 彼は同著書で次のように警告(忠告)している。

1.アメリカは日本を植民地だと思っている
2.アメリカに操られる政治家が、日本をダメにしていく
3.アメリカのマネをしていると、日本国民はどんどん貧しくなる
4.アメリカに命令されるまま規制緩和すれば、日本経済は確実にダメになる
  規制緩和が生み出す弱肉強食の世界
5.沖縄を他国に占領されていて、独立国といえるか
6.情報化社会とは、一部の人間の都合のいい情報だけが流される社会
7.日本よ、早くマッカーサーのマインド・コントロールから目覚めろ


日本には米手先はいるが、チャベスはいない・・・

2013-03-09 20:07:15 | 日記

johmodoki:

希有な人物

ベネズエラの故チャベス大統領が希有な人物だったことを知り、記事と添付文書を興味深く読ませて頂きました。

2006年の国連総会演説でチャベス氏が推奨した「覇権か生存か」の著者とは、
>チョムスキーは米国人でありながら「我が国こそが世界最悪のテロ国家」「米国はアフガンに援助ではなく賠償すべき」と吠えている反骨の知識人・・・

出来の悪いブッシュジュニアがまだ幅をきかしていた頃ですね。当時の米国内にこのような視点を持つ人物がいたこと、そして、チャベス氏がそれに目を止めていたこと。世の中捨てたもんじゃないという気になれます^^

さらに演説でブッシュジュニアを「悪魔」と扱き下ろし、
>ブッシュによる外交政策を「悪魔のレシピ」「まるでヒッチコックの映画」と断罪し、「世界はお前の所有物じゃない、頭を医者に分析してもらえ」と斬り捨てた。

当時知らなかったのは残念ですが、今目にしても胸がすくような思いがいたします^^

翻って国内を眺むれば、主は変われど相変わらず米国追従一辺倒の情けなさ。チャベスさん、霊魂となってこの国の為政者の頭に入り込んでくれませんか・・・なーんて虚しいですね・・・

いかりや:

>翻って国内を眺むれば、主は変われど相変わらず米国追従一辺倒の情けなさ。

日本には、チャベスほどの胆力のある政治家はいない。いても、すぐ潰される。
なぜか?

戦後、反米的とみなされた政治家はすべて失脚させられた。

直近の例で言えば、小沢一郎氏は無実の罪をでっち上げられてこの3年余りの間、幽閉状態におかれ、表立った政治活動はできなかった。2009年8月30日の衆議院選挙で、小沢氏主導の民主党は大勝したのだったが・・・民主党はその後、アーリントンの誓いをした菅、野田らによって変質してしまい、国民の信頼をうしなった。

小沢裁判のでっち上げの主犯格は表には出ないが背後で操っていたのはアメリカ?その手先ジャパンハンドラーズ、その手先の手先?となって動いたのが、検察と最高裁とマスメディア・・・小沢裁判は事実上冤罪だったが、確信犯の司法官僚(検察、最高裁)は何の罪も問われないまま・・・。

Amazonに注文していた「日米地位協定入門」(前泊博盛[編著])が手元に届いた。その帯に次の文があります。

謎はすべて解けた!! やっぱりそうだったのか!

●なぜ戦後七十年たっても、まだ米軍は日本にいるのか?
●なぜ米兵が罪を犯しても、ほとんど逮捕されないのか?
●なぜアメリカではできない危険なオスプレイの訓練が、日本ではできるのか?
●なぜ基地を一つ動かそうとしただけで、首相が失脚してしまうのか?
●なぜ原発災害の当事国である日本が、原発をやめられないのか?
●なぜ経済的利益のないTPPが、強引に進められようとしているのか?
答えはすべてここにある。

まだ通読していませんが、気になった部分をそのまま紹介します。

 p199~213
 米軍はなぜイラクから戦後8年で完全撤退したのですか?

 その理由は簡単です。
 イラクが2008年11月にアメリカとのあいだで結んだ、いわゆる「イラク・アメリカ地位協定」のなかに、三年後の2011年末までに米軍が完全撤退すると定めれていたからです。もちろん、撤退直前になるとアメリカ側から激しい圧力が加えられましたが、イラクの交渉担当者はそうした圧力に屈せず踏んばったのです。・・・

「イラクから米軍が完全撤退」というニュースがテレビで流れたのは、2010年8月のことでした。・・・多くの日本人がこのニュースを驚きの目でみまもることになりました。

というのも、その2ヶ月前、沖縄にある米軍基地をたったひとつ、それも閉鎖ではなく、ただ県外に移転させようとしただけの鳩山首相が辞任に追い込まれていたからです。・・・

一方、みなさんよくご存知のように、イラクは2003年のアメリカとの戦争で無残に敗北した国です。・・・・あんなに無残に敗れたイラクが、なぜそれから7年で米軍を撤退させられたのか。
それに比べて日本はなぜ、敗戦から70年近くたつのに米軍基地ひとつ移転できないのか。そう思った人は、少なくなかったにちがいありません。・・・

よく日本人は、沖縄に米軍がいるのも、首都圏に米軍がいるのも、[戦争に負けたからしかたがない」などといいますが、そんなことはまったくないのです。毅然として、国際社会のルールにのっとって交渉すれば、イラクのような、戦争で惨敗し、GDPは日本の五十分の一で、隣にイランという大きな脅威のある国でも、米軍を撤退させることは可能なのです。 
以下省略

日本人はしばしば、「大和魂」とか「サムライ・ジャパン」と言いますが、胆力あるほんもののヤマト魂は、いまいずこ?

 それどころか、アメリカに汚染された司法官僚や政治家、マスコミが、同じ日本人を、ありもしない罪をでっち上げて潰していく様はなんと言えばいいのだろう。

参照:
【日米地位協定 入門】 天木直人・前泊博盛の対談 2013/3/5 【1:18:36】
http://www.youtube.com/watch?v=krV62aIe1_M


強いものに跪くアベ、強い者に屈しなかったチャベスの死を悼む。

2013-03-07 18:59:42 | 日記

木綿:
 
アベ総理、

 古本屋で古い歌の本をみつけたら、こんな歌が載っていた。

広くあまねく 自由な貿易
心を隠した 美しいその言葉
その背に隠れる 人たちの思いを
私は知っている アベ 待ちぃ~や

祭壇の前にたち 偽りの哀悼捧ぐ
十字架に ひざまづいて
アメの許しを願う
その背にかかれる いく筋もの鎖を
私は知っている アベ 待ちぃ~や

アベというのは阿米、「米に阿る」とかくのだろう書くのだろうか。

作者不詳とあるが、その意を知りたいものだ。
  

いかりや:

 >広くあまねく 自由な貿易・・・、美しいその言葉

美しい言葉の裏に棘がある。だが、その美しい言葉に幻惑されて、
誰も反論する者はいない・・・少なくとも、政治家、経済学者、ジャーナリストたちなどなど。

美しい言葉に幻惑されて反論できなかったのは何故か?
「自由」という言葉の概念には、「平等」という言葉がつきものだから騙される・・・実際には「平等」なんて、経済行為においては存在しない、力関係(為替相場や需要と供給という力関係も含めて)があるだけ。

「自由な貿易」とは、「すべての規制を取っ払って、自由に競争をしようよ」ということ、一見尤もらしい。当然、強い者が勝つ。

経済行為は人間だけが持つ世界、当然(契約なども含めて)規制で成り立つ世界である。規制にはその国や地方独特の商習慣や風習も含む、その規制を緩めれば、弱肉強食の世界にもどる。

祭壇の前にたち 偽りの哀悼捧ぐ 十字架に ひざまづいて

 人間は弱いもの、強いものたちに必ずおもねる・・・だから、ますます強いものが跳梁跋扈する。

 「ひろくあまねく」とはグローバリゼーションのこと・・・この世界が、「多国籍企業≒ユダ金?」の欲得一色の世界とは、なんと味気ない世界かと思う。

 折も折、アメリカ大統領に盾突いた男、ベネズエラのチャベス大統領(58)が亡くなった。

 「ブッシュは悪魔」と罵った男、

2006年9月20日の国連総会での彼の演説は出色もので、チェ・ゲバラの国連演説を彷彿させるものだった。

彼は、前日ブッシュアメリカ大統領が演説したことに触れ、「昨日、ここに悪魔がきた、まさにこの壇上に、まだ地獄の悪臭がする」と言い放ち、天を仰いで十字を切った。

壇上にあがったチャベスは最初に米国の言語学者チョムスキーの著書をかざし、「これは素晴らしい本だ。スーパーマンの映画ばかり見ていないで、アメリカ人はチョムスキーの本『覇権か生存か』を読むべきだ」と訴えた。

 


【3月6日 AFP】
バラク・オバマ米大統領は5日、米国の「宿敵」とされたベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領の死去から数時間もたたないうちに声明を発表し、ベネズエラとの今後の「建設的」な関係に関心を持っていると述べた。
 
 オバマ大統領は短い声明文の中で、「ウゴ・チャベス大統領の死去というこの困難な時に、米国はベネズエラ国民への支持と、ベネズエラ政府と建設的な関係を築くことへの関心を再表明する。ベネズエラは歴史の新たな1章に入るが、米国が民主主義の原則、法の支配、人権の尊重を推進する政策に徹することに変わりはない」と述べた。
 
「米国が民主主義の原則、法の支配、人権の尊重を推進する政策に徹することに変わりはない」と言うオバマの美しすぎる言葉は信用できない。チャベスの死により、ベネズエラはアメリカの介入を招き、混乱することが危惧される。

参照:
【 ウゴ・チャベスという男~炎の国連演説/2006.9.20 】
http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/chavez.html

 

 


 


それにしても、アベおぼっちゃま内閣のご都合主義といい加減さは目に余るものがある、

2013-03-05 17:42:14 | 日記


johmodoki:

希望、
 
木綿さんがこのようなコメントを寄せていらっしゃいますね。
>先の大戦で日本を滅ぼしたのはアメリカの爆撃機ではないのはいうまでもない。狂った陸軍でもないだろう。権力に喜んでおもねる新聞社マスコミ曲学阿世の御用学者、易きについた司法役人インテリ、あなたまかせの民衆全部ではないか。今また、再びの感がある。

TPP参加交渉はもとより、米国追従の姿勢が軍事の面にまで及びつつあることに大いなる懸念を抱いています。まずは、武器輸出三原則の例外規定を緩めて輸出を可能にすることは軍需産業の活性化に繋がるものと予想されます。

そして自衛隊の名称を国防軍に変えようと画策していること、「外国では自衛隊は軍隊と見なされているので実情に合わせる」などと言い訳していますが「名は体を表す」、実体を変えたい思いが垣間見えます。

憲法9条の「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」は守るべき思想と考えます。安倍政権が尖閣諸島領有権問題(対中国)などを逆手に利用して、軍事力強化を計れば・・・人類はある意味浅はかな存在で、作ったものは利用したくなる、過去の歴史が物語っています。

いかりやさんもお書きになったようにこんな安倍政権の支持率が高くなっている模様。木綿さんは、先の大戦でこの国の焦土化を齎したものは「あなたまかせの民衆全部ではないか。今また、再びの感がある」と喝破していらっしゃいます。

個々には微力であろうとも多くの声(ネットの世界から)が集まることによって、この国の流れを変えることに繋がる希望を捨てたくないと考える次第であります。

いかりや:

>憲法9条の「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」は守るべき思想と考えます。

 同感です。但し、
 お坊ちゃま首相は、憲法9条の思想をまともに理解できないのでは?それとも、ガキ大将の言う通りに従っているだけ?

それにしても、アベおぼっちゃま内閣のご都合主義といい加減さは目に余るものがあります。

26日の参院予算委員会で、自民党の改憲草案について、「今の状況でただ自衛隊を国防軍に名前を変えるだけでなく、憲法改正が必要だ」と言っている。そのためには、「まず96条(改憲発議要件)を変えるというのが我々の考えだ」と。

憲法改正」のためには、その高いハードルとなっている96条の改正が必要だというのである。なんのために96条があるのか知っているのか、時の政権の意のままに憲法を改正させられてはたまったもんじゃない。そのためには「衆参議員の2/3以上の賛成による発議と、特別の国民的合意が必要である」、その意味するところを理解できていないのではないか?

なし崩しの武器輸出三原則について、

次期主力戦闘機となる最新鋭ステルス機F35の部品製造・輸出を武器輸出三原則の例外扱いとすることを決めた・・・・3/1菅義偉官房長官が談話を発表した。

安倍首相は、「Jファイルは、公約ではなく、さまざまな目指すべき政策が書いてある。交渉においてなんとか実現しなければならないということだ」と説明しました。

自国のトップを貶めたいわけではないけれど、

菅、野田そして安倍、三連続のペテン師・大嘘つき!

「Jファイルは公約ではない・・・」と言い張るお坊ちゃま首相

安倍晋三首相は28日の衆院予算委員会で、自民党が総選挙で掲げた政策集「Jファイル」は「公約ではない」と述べ、環太平洋連携協定(TPP)に関し自民党が国民に提示した「聖域なき関税撤廃」以外の5項目の公約を投げ捨てる考えを示しました。みんなの柿沢未途氏への答弁。
 
 Jファイルでは、政権公約に掲げた「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、交渉参加に反対する」のほか、「国民皆保険制度を守る」などの5項目が入っています。

お坊ちゃま首相は言う。「Jファイルは、公約ではなく、さまざまな目指すべき政策が書いてある。交渉においてなんとか実現しなければならないということだ」と説明。

羊頭を掲げて狗肉を売るとはこのことだ、

これ↓でも政権公約ではないと言うなら、「政権公約 J-ファイル」などと格好つけるなよ! 

   自民党選挙公約(案)

     政権公約

     J - ファイル2012


 自民党選挙公約(案) 政権公約 J - ファイル2012
http://www.jimin.jp/policy/pamphlet/pdf/j_file2012.pdf

TPPについて、同ファイル、P19には次のように記述している。

TPPに関しては、政府が国民の知らないところで、交渉参加の条件に関する安易な妥協を繰り返さぬよう、わが党として判断基準を政府に示しています。
 
①政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、 交渉参加に反対する。
 
②自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
 
③国民皆保険制度を守る。

④食の安全安心の基準を守る。

⑤国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。

⑥政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。


TPP:背後でうごめく多国籍企業の無国籍強欲集団、

2013-03-03 18:26:26 | 日記

木綿:

先の大戦で日本を滅ぼしたのはアメリカの爆撃機ではないのはいうまでもない。狂った陸軍でもないだろう。権力に喜んでおもねる新聞社マスコミ曲学阿世の御用学者、易きについた司法役人インテリ、あなたまかせの民衆全部ではないか。今また、再びの感がある。

いかりや:

TPP参加は危ない。

 「権力におもねるマスコミは一切危険性を語らない」、無知な国民は「知らない、わからない」あなたまかせ・・・。アベノミクスで?「株価も上がっているし、いいんじゃないか」と浮かれて、ウソかまことか6割の人がTPPに賛成しているとか・・・。

 極少数の学者を除いて原発ムラの御用学者同様に、TPPのいかがわしさはわかっていながら声をあげようとしない。

 一方のアメリカでは、

 TPPは米政府主導で、アメリカ国内では歓迎されているものと思っていた。ところが、米国内に異論を唱える市民グループがいることを知って驚いた。

そのことを伝える昨日(3/2)の天木直人氏のブログの内容を敢えてそのまま掲載します。

米国市民団体がTPP秘密交渉を告発した驚愕の報道内容
TPP交渉の最大の問題はその交渉内容が公表されないことである事を知っている人は少ないと思う。

 なぜ交渉内容が公表されないのか。 それはその内容が公表されればそれぞれの国民がみずからの利益を奪われる事を知って怒り出すからだ。交渉が中止に追い込まれかねないからだ。

 そしてTPP協定の危険性の最大のものは、企業が国を相手取って訴訟を起こせるといういわゆる悪名高いISD条項(投資家対国家間の紛争解決条項)が盛り込まれている事にある。

 このTPP協定の秘密性と危険性をいち早く見抜いて告発したのが米国の市民団体であったということは何と言う皮肉だろうか。

 私は読者の一人からの情報提供で以下のようなサイトの存在を知った。

 まずこれを黙ってみていただきたい。

  http://www.youtube.com/watch?v=HLVKAalmD48

 ここで流されている米国の報道録画は衝撃的だ。

 この録画を日本の国民が知ったらTPP協定などとんでもないという事になる。

 これまでの国内の議論がすべて吹っ飛ぶ事になる。

 なにしろオバマ政権そのものが米国議会に隠してTPP交渉を進めていたからだ。

 ひょっとして米国議会はオバマ大統領にTPP交渉の交渉権を剥奪するかも知れない。

 ただでさえオバマ政権と議会は財政削減などで緊張関係にある。

 もし議会がオバマ大統領にTPPのさらなる交渉を許すとすれば、他国との交渉で徹底的に米国企業と米国民の利益を確保することを命じる時だ。

 しかし米国がそのような態度でTPP交渉に応じるなら、そしてその事を各国の国民が知る事になれば、各国政府はそんな米国の交渉を許すはずはない。

 だから各国の政府もまた、自らの国民に隠して米国とTPP交渉を行なって来たに違いない。

 米国と結託して国民を裏切ってきたのだ。

 しかし情報は必ず漏れる。

 各国の政府はみずからの国民の突き上げを食らって米国との交渉で抵抗を示すしかない。

 オバマ政権が10カ国とのTPP協定交渉に手間取っている理由はここにある

 そんなTPP交渉に、国民を欺いて参加する事を宣言する安倍首相は、この映像が全国の国民の知るところになれば、売国奴呼ばわりされるだろう。

 何が「日本を取り戻すか」だ、「日本を売り渡す」だろう、と反発をくらう。

 一つのユーチューブの画像が野田政権を倒した例を我々は知っている。

 あの公約違反はしませんと叫んだ選挙前の野田演説だ。

 それを繰り返し流された野田首相は、その公約を破って消費税増税に突き進んだ事によって自滅した。

 この映像が繰り返しユーチューブで流されたら安倍首相は窮地に立たされることになる。

 TPPに反対する国会議員はこの映像を国会で取り上げろ。

 日本のメディアはもはや嘘を言い続けて安倍政権を擁護する事はできない。

 そんな事をすればメディアもまた売国奴呼ばわりされることになる。

 米国の市民団体が告発したTPP秘密交渉を報じたこのユーチューブの画像が安倍自民党政権を倒す事になるかも知れない予感がする(了)。

いかりや:

「リークされた草案は、オバマの選挙公約に反している」と言うが、今回の安倍・オバマ会談では、会談のテーブルでTPP推進を前提で語られている。オバマは明らかにTPP推進に向けて突っ走っている。

自民党は12.16選挙までは、TPP参加反対を叫んでいた議員が圧倒的多数だったと思う。

だからこそ、こんな選挙ポスターが、まかり通っていた。

ウソつかない。
TPP断固反対。
ブレない。
日本を耕す!!自民党

ところが、この期に及んで党役員会で安部総理に一任するという結論を出している。

オバマもアベも公約破り(野田も菅もそうだったが)の常習犯、日米ともにトップは「嘘つきと国民を騙す詐欺師だった」ということか?

3年以上前の日記で恐縮だが、「オバマの正体」と題して、「オバマは、名声と権力のために売春する大富豪と悪党の愛人に過ぎず・・・オバマは、言うことと行動が一致していないもの凄くずる賢い詐欺師という意味で不朽不滅の金字塔である・・・」という記事を紹介した。今や名実ともに、そのようである。
対する、アベ氏の場合はどうか?

なぜ内閣総理大臣は、TPP=「平成の売国」を推進するのか?
http://oujyujyu.blog114.fc2.com/blog-entry-2380.html

木綿:
ここはお国を何百里

離れて遠きアーリントン
赤い洋鬼に囲まれて
総理は十字の石の傍

思えば哀し昨日まで
真っ先かけて公言し
国威を散々煽ったる
総理はここに祈れるか

ああ国難の最中に
総理におられしこの方の
俄かにへたりと倒れしを
吾は思わず疑って