いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

「鮭の皮一枚残して、生き延びる」

2015-11-19 11:43:06 | 日記

今回は個人的な話題からはじめます。

 6月10日胃がんの手術を受け、7月4日に退院した。癌は初期(IA)ということだったが、4/5を摘出(1/5残)したということになっている。 

退院して3か月もたてば、正常に近い生活が送れるものと期待したが、4か月以上経過するも下痢が続き今日に至っている。この間に体重は約18kg減少(手術前は61~62kg)・・・骨と皮になった自分の姿をみて、例えは悪いがアウシュビッツ収容所の痩骨のユダヤ人の姿を想起した。

 ようやくここ数日来より気力を少々取り戻し、本ブログを書く気になった。

 明け烏:

数週間前からメドベージェフ著「ウラルの核惨事」を驚きながら読み進め、フクシマ原発事故から5年近くが経過して、ようやく私が知ったのは、

①1950年代、核兵器(原子爆弾)を作るために、どうしてもプルトニウムが必要だった。

②プルトニウムを入手するには、ウラン235が核分裂したのちに出てくる使用済み核燃料がなければならない。この使用済み核燃料を再処理する(硝酸による晶出)以外にプルトニウムを得る方法はないのだ。

③使用済み核燃料のためにバカ高い金額と人的被害には目をつぶって、原発を稼動させ危険を承知のうえで電気を起こさなければならない。

④ところが、原発運営(建設や発電、再処理等)があまりに金銭的に旨味のある事業だったため本来は核兵器の原料供給手段であった原発事業自体がリヴァイアサン化し世界中に原発が乱立することになった。

⑤これが大量の使用済み核燃料、大規模な再処理施設の必要性、そして過剰なプルトニウムを生み出す結果となった。

⑥なんとか有り余ったプルトニウムを消費(?)するためにMOX燃料や、「もんじゅ」での発電(いわゆるプルサーマル計画)などが試みられてきたが、上手くいかなかった。

 ざっと、こんなところではないだろうか。当たらずといえども遠からじだと思う。

しかるに日本人全般、池田信夫氏、三週間前までのそれがしなどは、これらの経緯への認識をまったく欠き、今回の池田信夫氏の「この際、使用済み核燃料は青森の六ヶ所村に再処理せずにそのまま保管し、原発だけは再稼動させるべきだ」などという寝ぼけた意見が白昼堂々、いつも眠そうな顔をしている池田氏の口から述べられ、それに皆が素面でウンウン頷くという漫画にもないような光景に至っているものと思われる。

 さらには対談番組で相馬の病院に赴任している剣道名人の女医氏と共演したようだが、この女流名人、そこまで「フクシマは安全・放射能は怖くない」と言いたいのであれば、フクイチを見学する際、全面マスクの代わりに剣道の面をつけて入所してからにしていただきたい。タヌキは人を騙すというが、寝言を真に受けると大変なことになる。

それにしても池田信夫氏、私がよちよちと理解を得て、さあ雑文でも書き始めようとしていたまさにそのときに後先を完全に取り違えた斯様な珍説を発表するあたり何ともタイムリーなお方である。

 いかりや: 

高速増殖炉「もんじゅ」はこの24年間、一度も稼働せず、いずれ必要になる廃炉費用も含めると12兆円を浪費したことになるという。「もんじゅ」が稼働していない現状でも毎年1600億円ずつ増えていくという(11/17の東京新聞)。

さすがの原子力規制委員会の田中俊一委員長も大臣に廃炉勧告した。名前は文殊でも「文殊の知恵」は出なかった(苦笑)。 

池田信夫氏については、本ブログ2011-03-8“ 日本経済「余命3年」:財政危機をどう乗り越えるか 竹中、池田、土井、鈴木” http://blog.goo.ne.jp/ikariyax/d/20110308 この中で経済学者としてのいかがわしさが記載してあります(一読してみてください)。

 明け烏:

フクシマの食品を「食べて応援」していたアナウンサーが白血病になったり、有名人が次々と亡くなると、さすがにフクシマ産の魚や野菜を好んで何としても食べたいと思う人の数は大幅に減ってきたようである。

これでフクシマの農産物・魚介類も万事休すかと思われたが、安倍首相がフクシマ入りして鮭の塩焼きと米を「美味い、美味い」と食べたため、かろうじて盛り返すかもしれない。これを、何と言うか?

「鮭の皮一枚残して、生き延びる」

いかりや:

 「鰯の頭も信心から」と言いますが、安倍首相の本心は、「鮭の皮一枚」ほども信じているかどうか、単なるパフォーマンス?

 明け烏:

「ウラルの核惨事」  

土壌汚染から最汚染地域を順番に挙げると、

ウラル核惨事(チェリャビンスク)→1億Bq/m2

フクシマ原発事故(大熊町)→3000万Bq/m2

チェルノブイリ原発事故(ゴメリ州)→1850万Bq/m2

ウラル核惨事クラスの放射能汚染になると土壌動物や樹木などが、ことごとく死滅してしまうようである。恐るべき放射能禍でアメリカがリスク覚悟のうえU2型偵察機を飛ばして撃墜された事件に納得が行く。しかし忘れてはいけない。フクシマ原発事故も史上2番目の汚染レベルなのである。

深刻な事態に直面すると、つい不謹慎なことを考え始めるのが幼いころからの悪い癖で、さても思い出すのは、「ハイレグの女王」→「仕分けの女王」→「タダ飯・タダ旅行の女王」→「パンティ泥追求の女王」とただならぬ綽名の変遷をとげてきたかのレンホー女史の言った
「どうして1番じゃなきゃいけないんですか?2番でもいいでしょう」という名高い台詞で、今思えば、あれも存外深い意味があったのかもしれぬ。

 

 

コメント (10)
この記事をはてなブックマークに追加