いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

日本には米手先はいるが、チャベスはいない・・・

2013-03-09 20:07:15 | 日記

johmodoki:

希有な人物

ベネズエラの故チャベス大統領が希有な人物だったことを知り、記事と添付文書を興味深く読ませて頂きました。

2006年の国連総会演説でチャベス氏が推奨した「覇権か生存か」の著者とは、
>チョムスキーは米国人でありながら「我が国こそが世界最悪のテロ国家」「米国はアフガンに援助ではなく賠償すべき」と吠えている反骨の知識人・・・

出来の悪いブッシュジュニアがまだ幅をきかしていた頃ですね。当時の米国内にこのような視点を持つ人物がいたこと、そして、チャベス氏がそれに目を止めていたこと。世の中捨てたもんじゃないという気になれます^^

さらに演説でブッシュジュニアを「悪魔」と扱き下ろし、
>ブッシュによる外交政策を「悪魔のレシピ」「まるでヒッチコックの映画」と断罪し、「世界はお前の所有物じゃない、頭を医者に分析してもらえ」と斬り捨てた。

当時知らなかったのは残念ですが、今目にしても胸がすくような思いがいたします^^

翻って国内を眺むれば、主は変われど相変わらず米国追従一辺倒の情けなさ。チャベスさん、霊魂となってこの国の為政者の頭に入り込んでくれませんか・・・なーんて虚しいですね・・・

いかりや:

>翻って国内を眺むれば、主は変われど相変わらず米国追従一辺倒の情けなさ。

日本には、チャベスほどの胆力のある政治家はいない。いても、すぐ潰される。
なぜか?

戦後、反米的とみなされた政治家はすべて失脚させられた。

直近の例で言えば、小沢一郎氏は無実の罪をでっち上げられてこの3年余りの間、幽閉状態におかれ、表立った政治活動はできなかった。2009年8月30日の衆議院選挙で、小沢氏主導の民主党は大勝したのだったが・・・民主党はその後、アーリントンの誓いをした菅、野田らによって変質してしまい、国民の信頼をうしなった。

小沢裁判のでっち上げの主犯格は表には出ないが背後で操っていたのはアメリカ?その手先ジャパンハンドラーズ、その手先の手先?となって動いたのが、検察と最高裁とマスメディア・・・小沢裁判は事実上冤罪だったが、確信犯の司法官僚(検察、最高裁)は何の罪も問われないまま・・・。

Amazonに注文していた「日米地位協定入門」(前泊博盛[編著])が手元に届いた。その帯に次の文があります。

謎はすべて解けた!! やっぱりそうだったのか!

●なぜ戦後七十年たっても、まだ米軍は日本にいるのか?
●なぜ米兵が罪を犯しても、ほとんど逮捕されないのか?
●なぜアメリカではできない危険なオスプレイの訓練が、日本ではできるのか?
●なぜ基地を一つ動かそうとしただけで、首相が失脚してしまうのか?
●なぜ原発災害の当事国である日本が、原発をやめられないのか?
●なぜ経済的利益のないTPPが、強引に進められようとしているのか?
答えはすべてここにある。

まだ通読していませんが、気になった部分をそのまま紹介します。

 p199~213
 米軍はなぜイラクから戦後8年で完全撤退したのですか?

 その理由は簡単です。
 イラクが2008年11月にアメリカとのあいだで結んだ、いわゆる「イラク・アメリカ地位協定」のなかに、三年後の2011年末までに米軍が完全撤退すると定めれていたからです。もちろん、撤退直前になるとアメリカ側から激しい圧力が加えられましたが、イラクの交渉担当者はそうした圧力に屈せず踏んばったのです。・・・

「イラクから米軍が完全撤退」というニュースがテレビで流れたのは、2010年8月のことでした。・・・多くの日本人がこのニュースを驚きの目でみまもることになりました。

というのも、その2ヶ月前、沖縄にある米軍基地をたったひとつ、それも閉鎖ではなく、ただ県外に移転させようとしただけの鳩山首相が辞任に追い込まれていたからです。・・・

一方、みなさんよくご存知のように、イラクは2003年のアメリカとの戦争で無残に敗北した国です。・・・・あんなに無残に敗れたイラクが、なぜそれから7年で米軍を撤退させられたのか。
それに比べて日本はなぜ、敗戦から70年近くたつのに米軍基地ひとつ移転できないのか。そう思った人は、少なくなかったにちがいありません。・・・

よく日本人は、沖縄に米軍がいるのも、首都圏に米軍がいるのも、[戦争に負けたからしかたがない」などといいますが、そんなことはまったくないのです。毅然として、国際社会のルールにのっとって交渉すれば、イラクのような、戦争で惨敗し、GDPは日本の五十分の一で、隣にイランという大きな脅威のある国でも、米軍を撤退させることは可能なのです。 
以下省略

日本人はしばしば、「大和魂」とか「サムライ・ジャパン」と言いますが、胆力あるほんもののヤマト魂は、いまいずこ?

 それどころか、アメリカに汚染された司法官僚や政治家、マスコミが、同じ日本人を、ありもしない罪をでっち上げて潰していく様はなんと言えばいいのだろう。

参照:
【日米地位協定 入門】 天木直人・前泊博盛の対談 2013/3/5 【1:18:36】
http://www.youtube.com/watch?v=krV62aIe1_M