偶然なのか、意図的だったのか鳩山由紀夫が昨年退任表明した同じ6月2日、同じ舞台で、菅直人の事実上の続投表明だった。
代議士会菅首相のスピーチは、
”代議士会にもっと顔を出して、皆さんの声を聞くべきだったが、果たせなかったことをお詫びしたい。私に不充分のところがあって、東日本大震災の中でも野党が内閣不信任案を出すことになった。迷惑をかけることをお詫びしたい”と低姿勢だった。
”今後は三つのことを目標に取り組む。①原発事故の収束、復旧・復興に全身全霊を挙げて最大限努力する。 ②民主党を決して壊さない、壊してはならない根本に立って行動する。③民主党中心の政権を自民党に戻さないようしっかり対応していく。以上三つのことを基本に置く。” あてにできないが、この言葉は一応記憶しておこう。
”震災復旧・復興、原発事故のしゅうそくに一定のめどがついた段階で、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で若い世代にいろいろな責任を引き継いでいきたい。”
「一定のめど」とは、自発的な退陣表明?めどがつくわけもなし、いつのことかサッパリわからない。
以上、型どおりのスピーチだったが、「私には、(四国八十八ヶ所巡りの)五十三番札所から八十八番札所までお遍路を続ける約束も残っている」と言ったのは、笑っちゃう話だが、最初何を言っているのかわからなかった。さすが、パフォーマンスだけはしっかりしとるつーところだべなあ(笑)。
内閣不信任案が否決されたあと、記者団のまえに現れた菅の顔は、代議士会の深刻そうな顔とは見違えるようなニコニコした顔付きだった。「してやったり」と思ったのだろうか、「鳩ポッポさん、ありがとう。さすがに鳩ポッポさんの演出力はたいしたもんや」と言ったかどうかわかりませんが(笑)。
菅が反省を示して『①原発事故の収束、震災の復旧・復興に全身全霊を挙げて最大限努力する』 と言ったところで、財源に縛られ、消費税アップにこだわる限りまともな回復は全く期待できません。
トッペイ:
今回の造反劇、私も鳩山が土壇場で裏切る予感がありました。鳩山は原発推進派でもあり、フリーメーソン会員であると言われています。
息子もロシアに留学させていて、欧州ロスチャイルドのエージェントと違いますか。
いつものことながら、小沢さんの詰めの甘さにはあきれます。嘘つき菅は辞任口約束など直ぐに反故にするでしょう。何よりもこれで原発事故の解決が遠のいたのはほんとに気が重いです。
それにしても昨年6月の時点で鳩山の正体を見抜いていた爆さん・・・・
いかりや:
本日午前、
””鳩山氏「首相はペテン師」「不信任案賛成すれば良かった」:鳩山前首相は3日午前、菅直人首相が早期退陣を否定していることについて「きちっと約束したことは守るのはあたり前だ。それができなかったらペテン師だ」と述べ、激しく非難した。都内の自宅前で記者団に語った(産経ニュース)””
何をいまさら、「首相はペテン師」だと?詐欺師がペテン師と言うが如しじゃないか。いくら「菅はペテン師」と言ったところで、元に戻るわけもなし、バカ言うんじゃないぜ。
相手をいくらあしざま(悪者)にしたところで、自分(詐欺師)が→普通の人にはなれるわけがない。今回の造反劇、この巧妙なトリックを演出し、シナリオを書いたのは鳩山に違いない。彼の経歴をみれば想像がつく。
鳩山由紀夫は東大卒後、6年間米留学(スタンフォード大学)、オペレーションズ・リサーチでPh.D(博士号)も取得している。若くして長期米留学すれば、すっかり洗脳されて極上の親米派(フリーメーソン?)であっても不思議はない。彼はOR(オペレーションズ・リサーチ)の専門家である、鳩山氏はORが政治の分野(ゲーム)においても有効であることを実際に自身で立証してみせた。
2年前鳩山内閣の時に鳩山が選んだ主要メンバー(顔ぶれ)をみればわかる、親小沢派のメンバーはいない。
菅直人、岡田克也、前原誠司、北澤俊美、仙谷由人、野田佳彦、枝野幸男、原口一博 いずれも小沢一郎と距離を置く連中ばかり(原口は、一見反菅のようにみえるが、松下政経塾出身は信用できない)。
菅首相が万一早期に退陣することがあったとしても、菅後継はこのメンバーのなかから選ばれるだろう(親米、隷従、媚米派)、小沢氏が(親米隷従媚米に転向しないかぎり)後継に選ばれることはあり得ない。日本は政治も経済も、アメリカにがんじがらめにされている。
菅は今回のスピーチの中の三つの約束(笑)の『②民主党を決して壊さない、壊してはならない根本に立って行動する。③民主党中心の政権を自民党に戻さないようしっかり対応していく』と言ったが、次回総選挙で民主はぼろぼろになって、自民党に敗れることだろう。
従って小沢氏が民主にとどまっても、小沢氏の目はない。そして又、自民党の親米隷従媚米政権が綿々と続く。そうして更に、自民政権がぼろぼろになって仮に民主に政権が戻ったとしても、又は小沢新党?になったとしても、その頃には小沢氏の年令による衰えを考えると小沢氏は総理大臣の激務に耐えられないだろう。
日本は国民が自覚しない限り、半永久的に米支配から自立することは出来ないだろう。