イブキマイカグラ

急性心不全のため死亡。
綺麗な栗毛、小さな身体、そして強烈な末脚が武器のとても魅力的な馬でした。

西の２歳王者（阪神３歳Ｓ覇者）として東の２歳王者リンドシェーバー
（朝日杯３歳Ｓの覇者）との一騎打ちを制した弥生賞、思えば以後現在まで
続いている西高東低時代の幕開けを象徴するレースだったと思います。

私が初めて競馬場へ足を運んだＮＨＫ杯では、４コーナーをまわる時に
一瞬ターフビジョンの外へはみ出したと思ったら、大外からもの凄い脚で
追い込んで来ました。ダービーへ向けてトウカイテイオーに対する皐月賞
（４着）の屈辱を晴らす強烈なデモンストレーションだったのですが……。

その後も、善戦すれども直線があと５０ｍ足りない、
そんなレースが続きましたね。一時代を彩る記憶に残る名馬でした。

冥福を祈ります。