ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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5日の日経平均 325円87銭高い21645円42銭で終了

2018-04-05 20:28:18 | Weblog
 5日の日経平均ですが、4日の米国株式市場は朝方に大きく下げたもののその後値を取り戻して終値ベースでは主要3市場揃って堅調(ダウ0.96%高、ナスダック1.45%高、S&P500種1.16%高)に推移する中、前日終値(21319円55銭)よりも221円63銭高い21541円18銭でスタートした後10時過ぎに21462円10銭まで上げ幅を縮小した後は10時50分頃まで緩やかに戻すも、その後上昇ピッチをあげて11時過ぎに21686円80銭まで上昇する場面が見られて、前場は前日比348円28銭高い21667円83銭で終了。
 午後も13時20分頃にこの日の高値となる21737円66銭まで上昇した後は14時40分頃に21650円割れしてからは様子見。終値ベースでは前日比325円87銭高い21645円42銭で終了しました。

 米国市場の1日の値動きが大きかったことから、朝高が一巡した後はどうかな…とも思っていたのですが、国家経済会議のクドロー委員長やロス商務長官など、政府高官から相次いで米中貿易摩擦への懸念で市場が大きく反応したことに関する火消し発言が出たこともあり、結果的には11時以降は概ね高値安定状態で様子見状態だったでしょうか。
 指数別では、日経平均が1.53%高、JPX400が1.21%高、トピックスが1.08%高。他、東証マザーズが0.74%高。

 東証1部の上昇組では、流通向けシステム開発のヴィンクス(ストップ高となる25.25%高)や、富士ソフトの子会社のサイバーコム (13.46%高)、ペッパーフードサービス (12.26%高)、 シンニッタン(10.08%高)の4銘柄で10%以上の上昇。
 他、HOYAが4.67%高、三井不動産が4.41%高、山崎製パンが3.90%高、TOTOが3.86%高、ディーエヌエ―とH2Oリテイリングが3.64%高など。
 保険セクターも買い戻され、ソニーFHが2.28%高、AIGが2.11%高、東京海上が1.92%高、SOMPOが1.22%高、第一生命が1.01%高。

 一方の下落組ではマネックスグループ(10.31%安)とネクステージ(10.07%安)の2銘柄で10%以上の下落となり、トナミ運輸を傘下にもつトナミHDが6.17%安、ジャパンディスプレイが4.88%安など。
 マネックスグループは仮想通貨取引所のコインチェックに出資して社長も送り込むことが発表されたことが既存の株主にとってはどうもあまりお気に召さないようで。
 規制強化の進むFX業界と比べて値動きも激しく、取扱手数料も確保しやすい仮想通貨取引業者に投機目的の資金が流れ込んでいるのは事実でしょうし、いずれは参入を狙っていたと思いますが、システム投資は勿論のこと、会社のガバナンスをどう整備していくのか。期待よりも今は不安の方が大きいのだと思います。

 他、スーパーの平和堂が5%安。スーパー関係ではセブン&アイ・ホールディングスが中国地方を中心に展開するイズミと業務提携して西日本での共同出店やグループのプライベートブランドを供給するという話が出ていて、同業でシェアを奪われそうな所はどこかと言えば、滋賀県を中心に関西。北陸や愛知・岐阜にも出店している平和堂もその1社なわけで、本決算が今日行われていて、減益になったことも合わさって売り込まれてしまったといった所でしょうね。

4日の米国市場は激しい値動き ダウ0.96%高、ナスダック1.45%高、S&P500種1.16%高

2018-04-05 07:15:21 | Weblog
米ADP民間雇用者数、3月は24.1万人増 予想上回る 2018年04月05日
記事リンク先 ロイター https://jp.reuters.com/article/us-adp-private-job-mar-idJPKCN1HB298

 4日の米国株式市場は、3月のADP民間雇用統計が前月より若干鈍化したものの、市場予想の20.5万人増を上回る24.1万人増となる中、中国の対米報復関税への警戒感から朝方大きく売り込まれたものの、その後は買い戻しが入り続けて、終わってみれば主要3市場揃って1~1%半高程の水準で終了する展開。

 NYダウは、朝方に前日終値(24033ドル36セント)よりも510ドル程安い23523ドル16セントまで下落も、終盤に24308ドル96セントまで上昇する場面が見られて、終値ベースでは前日比230ドル66セント高い24264ドル02セントで終了(0.96%高)。
 ナスダックは、朝方に前日終値(6941.28ポイント)よりも130ポイント程低い6811.77ポイントまで下落も、終盤に7059.29ポイントまで上昇する場面が見られて、終値ベースでは前日比100.83ポイント高い7042.11ポイントで終了(1.45%高)。
 S&P500種は、朝方に前日終値(2614.45ポイント)よりも40ポイント程低い2573.61ポイントまで下落も、終盤に2649.86ポイントまで上昇する場面が見られて、終値ベースでは前日比30.24ポイント高い2644.69ポイントで終了(1.16%高)しました。
 値幅を見ているだけでもかなり激しい動きで眩暈がしそうになりましたが、午後に入ってトランプ米政権が新たな措置の検討はしていないと伝わったこと。
 両国が貿易戦争を回避するために交渉が進むことを期待しての、今日は買い材料の方が懸念にひとまず打ち勝つ形になったようですね。

 ダウ構成銘柄では、マイクロソフトが2.92%高、IBMが2.85%高、ナイキが2.58%高、ホームデポが2.12%高、アップルが1.91%高。
 一方、ボーイングが1.02%安。ボーイングは世界中から部品を調達しているだけにまあ警戒感の方が勝ってしまったのも致し方ないのかなと。

 他、アマゾンが1.33%高、グーグルの親会社アルファベットは1.08%高。アマゾンは配送料の値上げを発表。
 一方、フェイスブックが1.83%安。フェイスブックについては、不正情報流出の規模が8700万人に拡大したというバッドニュースが入ってきていますね。

 NY原油は、前日比0.14ドル安い1バレル63.37ドルで終了。
 NY金は、前日比2.9ドル高い1トロイオンス1340.2ドルで終了しています。