千葉 山武市長選は松下氏初当選

★千葉県山武市　市長選挙結果
当　松下浩明　11432票
　　小川一馬　9797票

　千葉県山武市（さんむし）は、県東部の2006年3月に成東町・山武町・蓮沼村・松尾町の4町村が合併して誕生した人口約5万人程の市（九十九里町の北にある日本海に面する場所）で、市長選は1990年～2002年まで旧成東町の町長＆2006年4月～3期12年現職として山武市の市長を務めた椎名千収氏が引退を表明したことから元県議で自民・公明が推薦する57歳の松下浩明氏と旅館業で63歳の小川一馬氏の新人同士の争いとなりましたが、
　「椎名市政の継続と改新を基本に、市民目線の新しい山武を創造していきたい」とし、人口減少対策にむけて子育て支援の充実、産業・観光振興などを選挙公約に掲げて農業への支援や保育施設の整備を訴えた松下浩明氏が11432票を獲得して
　少子化対策・子育て支援、 基幹産業・地域振興、インフラ・住環境整備 などを掲げると共に、「人口減少に歯止めをかけるため、子供を産める環境整備などに取り組みたい」とし、子育て支援、学校統合問題、さんむ医療センターと東金市の東千葉メディカルセンターを連携させた医療体制確保などを選挙公約として掲げて9797票を獲得した小川一馬氏
　を振り切って新人同士の争いを制しています。

千葉 東金市長選は鹿間氏 雪辱を果たし初当選

★千葉県東金市　市長選挙結果
当　鹿間陸郎　11145票
　　前嶋里奈　9142票


　千葉県東金市は、九十九里平野にある人口約6万人の市（九十九里町の西、山武市の南）で、市長選は1998年4月から5期20年現職を務めた志賀直温氏が出馬を見送ったことから元市議で53歳の自民が推す前嶋里奈氏と行政書士で67歳の4年前も出馬した鹿間陸郎氏（前回は志賀氏11155票VS鹿間氏9916票、他1人）の2新人による争いとなりましたが、
　「東金市の財政は非常に危機的な状況」と警鐘を鳴らすと共に過剰な予算編成を改め、市民生活への効果が薄れた事業などを見直すことで、市の財政健全化を目指すと語った鹿間陸郎氏が11145票を獲得して
　前市長の5期20年の施策を引き継ぐものの「事業仕分けも必要」。税収を増やすため、企業誘致にも取り組みたいと語ると共に、山武地域の救命救急を担っている東千葉メディカルセンターの経営安定化を掲げて9142票を獲得した前嶋里奈氏　を退けて新人同士の争いを制しました。
　鹿間陸郎氏にとっては4年前の雪辱を果たす形になった反面、知名度の高い志賀氏の引退で新人同士の争いにはなったものの自民党がテコ入れしていた候補が惨敗。
　新しく市政運営を担う鹿間氏は財政運営を成し遂げることができるのか、市議会との関係も円滑に築くことができるのか。
　まずは最初の1期4年での実績が問われる所ではないかと思います。

茨城 鹿嶋市長選は現職錦織氏 再選

★茨城県鹿嶋市　市長選挙結果
当　錦織孝一　14775票
　　佐藤信成　10822票

　茨城県鹿嶋市は、県の南東部に位置する1995年に市制施行した人口約6.8万人程の市で、市長選は2014年4月から1期4年現職を務めて再選を目指す71歳の錦織孝一氏に、行政書士で44歳の佐藤信成氏が挑みましたが、
　選挙公約として、第３子以降の子どもの育ちを支援する「子宝手当」、救急医療体制の充実、官民連携で年間観光客を500万人に、東関道延伸や企業誘致で鹿島港外港を雇用の場に結び付ける、などを掲げて2020年東京五輪大会の成功に向けて「市民と一体で『おもてなし』に取り組む」と訴えた錦織孝一氏が14775票を獲得して
　「ハコモノを止めて、ソフトサービスの提供に変えていく。行政にしかできないことを行政が、民間ができることは民間がというスタンスで市政運営を行う」として歴史資料館の建設計画の白紙撤回などを求めて10822票を獲得した佐藤信成氏　を退けて再選を決めています。

群馬みどり市長選 新人同士の争いは須藤氏圧勝

★群馬県みどり市　市長選挙結果
当　13700票　須藤昭男 57 無新(1)
　　 1138票　 関有司 59 無新　
　　 260票　海老根まさ子 74 無新　

　群馬県みどり市は県東部に位置する2006年3月に笠懸町・大間々町・東村が合併して発足した人口約5.1万人程の市で、市長選は初代市長として3期12年現職を続けた石原条氏が出馬を見送ったことから元県議で57歳の須藤昭男氏、74歳の海老根まさ子氏、会社役員で59歳の関有司氏の3新人による争いとなりましたが、

　「5期19年の県議の経験や人脈を生かし、みどり市を元気にしたい」。石原市政を継承しつつ、森林資源の活用や、日光との連携による観光振興、「渡良瀬軸」の道路整備、鉄道４路線とバスを生かした公共交通の充実などに力を入れたい考えを示した須藤昭男氏が13700票を獲得して
　市民自治の実現や合併を前提としない桐生市との共同事業推進などを公約に掲げて1138票を獲得した関有司氏　
　「市民全員の政治」などを掲げて260票を獲得した海老根まさ子氏　の両氏を退けて新人同士の争いを制しました。

　前回は前職の無投票当選。今年は新人同士の争いとはいえ次点が当選者と桁が1つかつ10分の1以下の投票数で、3位はそのまた4分の1以下の投票数とか…。
　市長選の供託金は100万円で没収点は有効投票総数の10分の1ですから、落選した2人は正にこれに該当することになりますが、一体何しに出てきたのか。
　新人同士の争いならばアピール次第では多少は票が獲得できるかもしれないのに、何この間抜けな光景は？（新人でも無投票でよかったのでは？）　としか思えません。

群馬 安中市長選は現職茂木氏がダブルスコアで元職岡田氏ら打破

★群馬県安中市　市長選挙結果
当　15298票　茂木英子 58 無現(2)
　　 8147票　岡田義弘 79 無元(2)
　　 897票　安藤広幸 68 無新　

　群馬県安中市は、県南西部にある2006年3月に旧安中市が松井田町と合併して発足した人口約5.8万人の市で、市長選は2014年4月から1期4年現職を務めて再選を目指す58歳の茂木英子氏に、2006年4月～2014年4月まで2期8年現職を務めて返り咲きを狙う79歳で元市長の岡田義弘氏、会社社長で68歳の安藤広幸氏が挑みましたが、
　自身の市政はまだ道半ばとし、「厳しくなる財政状況に向けての行財政改革、全線の着手が決まった西毛広域幹線道路を踏まえたまちづくりの検討など、安中の力を全部足し合わせて、まちづくりを進めたい」「安中市の行財政改革を推進したい」と続投を求めた茂木英子氏が15298票を獲得して
　「今の市政にスピードが感じられない。厳しい環境にある市財政を、何としても破綻させない」と訴え8147票を獲得した岡田義弘氏　を退けて再選を決めました。
　「北朝鮮の核ミサイルによる脅威や自然災害から市民の命を守りたい」と訴えた安藤広幸氏は897票を獲得。
　安藤氏は論外としても、事実上の現職と元職との闘いはダブルスコア近い大差で現職の茂木英子氏が制する形に。市民から市政を託される形になりました。

群馬富岡市長に榎本氏 現職岩井氏を打破

★群馬県富岡市　市長選挙結果
当　13004票　榎本義法 49 無新(1)
　　10615票　岩井賢太郎 76 無現(2)

　群馬県富岡市は、県南西部の2006年3月に旧富岡市が妙義町と新設合併して発足した人口4.8万人程の市で、市長選は
　2006年4月～2010年4月及び2014年4月～2018年4月の通算2期8年（2014年の改選期では岡野光利氏に敗れて落選）現職を務めて通算3期目を目指す76歳の岩井賢太郎氏に学校法人理事長で49歳の榎本義法氏が挑みましたが、
　住みたいまちナンバーワン・富岡を目指したいと8政策を訴えた榎本義法氏が13004票を獲得して
　「2014年の公約であった8項目のマニフェストはおおむね達成した」と自らを評価。市の未来像の実現は道半ばとして、「市の未来を切り開くために引き続き市長としての責任を果たしたい」と語り10615票を獲得した現職の岩井賢太郎氏　を破り初当選を決めています、
　

(栃木)日光市長選で大嶋氏初当選 次点・阿部氏と15票差、接戦制す

(栃木)日光市長選で大嶋氏初当選　次点・阿部氏と15票差、接戦制す　2018年04月16日
記事リンク先　下野　http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20180416/3027472
★栃木県日光市　市長選挙結果
当　大嶋一生　53　無新　12946票
　　阿部哲夫　68　無新　12931票
　　長谷川敬　49　無新　10523票
　　斎藤敏夫　67　無新　5647票


　栃木県日光市は、県の北西部に位置する2006年3月に今市市・旧・日光市・足尾町・藤原町・栗山村が新設合併して発足した人口約8.1万人程の市で、市長選は2000年10月より旧今市市長＆初代市長として2006年4月から3期12年現職を続けた斎藤文夫氏が引退を表明したことから、
　元市議で53歳の4年前も出馬した（当時の現職に破れ次点落選）大嶋一生氏、薬局経営者で49歳の長谷川敬氏、元市議で67歳の斎藤敏夫氏、会社員で68歳の阿部哲夫氏の4新人による争いとなりましたが、

　『継承』と『改革』で強く、優しい、人が輝く日光へ」。「日光を何とかしたいという、4年前と変わらない思いで出馬する。現在の市政の継続すべき点と見直すべき点から、強い日光を作るための政策を打ち出したい」と意欲を示した大嶋一生氏が12946票を獲得して

　「これまでの経験を活かして恩返しをしたい」と抱負を述べ、基本的には斎藤市長の市政を継承したい考えを示すと共に重点項目として少子高齢化対策や農商工業振興を挙げ、「人口減少などの課題はあるが、高齢者が楽しく暮らせ、若者が集まる日光市にしたい」と意欲を見せて12931票を獲得した阿部哲夫氏

　これまで行政・議員経験はありませんが、「市政運営については、市の委員会や市民運動を通じて、市職員や市議と会話を重ねてきた経験を役立てたい」と意欲を示し、5市町村の合併を経た現在の日光市について「未来の見えにくいまちになっている。会社でいえば設備投資をしてきたが、大転換を行う時期に来ている」とし、「特に市民参画に力を入れることで、教育やまちづくりなど各分野は変われると思う。輝くまち日光を作りたい」と抱負を語って10523票を獲得した長谷川敬氏

　現在の日光市を「合併から12年となり、新たなステージを迎える段階に入った。高齢化や人口減少が進み、さらなる地域への思いやりが必要だ」と述べ、議員の経験を活かしたいと意欲を見せ、少子高齢化対策については「課題解決は全て行政で担う、というわけにはいかない。官民連携のソーシャルイノベーションの手法が必要だ」との考えを示して5647票を獲得した斎藤敏夫氏　を退けて新人同士の争いを制しました。

　初当選を決めた大嶋一生氏にとっては4年前の雪辱を果たす形になったものの、次点の阿部氏とはわずか15票差で、3位も多少は離されたものの1万票を超え、もう1人も差は明らかですが5000票を超えるいわゆる泡沫候補がいない、どう転ぶか最後までわからなかった戦い。
　新市長に就任する大嶋一生氏の責任は重大ですね。

4月15日に行われた自治体市長選挙結果 数回に分けてお送りします その２

4月1日は年度初め、8日も人事異動のバタバタで投票する側も選挙の監視人を派遣する行政の側も都合がつかないのか、4月15日はミニ地方選か！　と突っこみを入れたくなるほど多くの市長選が行われたので、今週は何日かに分けてお送りしたいと思います。

17日の日経平均は12円06銭高い21847円59銭で終了 トピックス＆JPX400は下落

　17日の日経平均ですが、16日の米国市場は反発（ダウ0.87％高、ナスダック0.7％高、S&P500種0.81％高）する中、前日終値（21835円53銭）よりも33円70銭安い21801円83銭でスタートした後、序盤に21889円89銭もその後は利食い売りに押されて11時少し前に21772円42銭まで下落してからは急に買い戻しが入り、前場は前日比１円86銭高い21837円39銭で終了。
　午後は前日終値よりやや高い小幅なプラス圏で推移する時間が長く、終値ベースでも前日比12円06銭高い21847円59銭で終了しました。

　まあ、日米首脳会談の開催を17～18日に控えている中、動くに動けなかったでしょうね。
　指数別では日経平均は0.06％高も、トピックスは0.36％安、JPX400は0.31％安と主要3指標の騰落が珍しく？一致しない展開。
　他、東証REITは0.29％高も、東証2部が1.03％安、東証マザーズが0.73％安、日経ジャスダック平均が0.74％安、ジャスダックインデックスが0.64％安。

　東証1部の上昇組では、ドラッグストア業界14位のキリン堂ＨＤが15.14％高の続伸。
　アルビス（4.92％高）やユニ―ファミマ（3.94％高）、イズミ（2.69％高）といった食品小売りの一角にも物色が入っていますね。

　一方の下落組では5銘柄で10％以上の下落となり、昨日20％を超える下落を記録したＴ－ＢＡＳＥ（15.27％安）とＧｕｎｏｓｙ（12.72％安）が今日も大幅続落となり、昨日は物色されていた大阪チタニウムテクノロジーズ（10.7％安）や東邦チタニウム（9.74％安）が急反落。
　小野薬品工業の下落（8.71％安）の下落も目に付きましたね。

16日の米国市場 シリア攻撃材料消化で反発 ダウ0.87％高、ナスダック0.7％高、S&P500種0.81％高

　週明け16日の米国株式市場は、先週末のシリア攻撃をどう評価するか気になっていたのですが、トランプ大統領が「任務は完了した」とツイッターに投稿したことで軍事行動が拡大せずに、株式相場への影響も小さいと受け止められたことから反発。

　NYダウは、先週末比212ドル90セント高い24573ドル04セントで終了（0.87％高）。
　ナスダックは、先週末比49.64ポイント高い7156.29ポイントで終了（0.70％高）。
　S&P500種は、先週末比21.54ポイント高い2677.84ポイントで終了（0.81％高）しました。

　ユナイテッドヘルスグループが2.69％高、米メルクが2.59％高、ベライゾンが1.53％高、キャタピラ―とダウデュポンは1.27％高。
　一方、GEが17セント安い13ドル33セントで1.26％安。

　NY原油は、先週末比1.17ドル安い１バレル66.22ドルで終了。
　米英仏が前週末にシリア攻撃に踏み切ったものの、これ以上は軍事行動を拡大させないとの観測が広がったことから、これまで上昇し過ぎていた反動により売られた模様。
　NY金は、先週末比2.8ドル高い１トロイオンス1350.7ドルで終了しています。