狛江市長に新人高橋氏 共産推薦の田辺氏破る 2012年06月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20120625-OYT8T00043.htm
狛江市長選の投票が24日に行われ、即日開票の結果、無所属新人で元都理事の高橋都彦(くにひこ)氏(60)(民主、自民、公明、狛江・生活者ネットワーク推薦)が、無所属新人で前市議会副議長の田辺良彦氏(47)(共産推薦)を破り、初当選した。当日有権者数は6万2996人。投票率は48・42%で、前回(48・51%)より下回った。
選挙戦は、4期を務めて引退する共産党籍の矢野裕市長(65)の16年間の市政に対する評価を主な争点に展開された。
高橋氏は、矢野市政の批判を繰り返す一方で、30年余りに及ぶ都職員としての行政経験を強調。推薦を受けた各政党、支援組織の票を手堅くまとめ、田辺氏を振り切った。
矢野市政の継承を掲げた田辺氏は、子育て支援などの政策を掲げたが、保守層にも浸透していた矢野市長の支持基盤を十分に生かすことができなかった。
★東京都狛江市 市長選挙結果
当 16377 高橋都彦(60)無新=民主、自民、公明推薦
13555 田辺良彦(47)無新=共産推薦
東京都狛江(こまえ)市は、東京都世田谷区や調布市・神奈川県川崎市に隣接する人口約7.5万人ほどの小規模な自治体で、市長選は共産党員でありながら96年07月の市長選で初当選を決めてから4期16年現職を務めた市長の矢野裕氏が引退を表明したことから、市長選は元狛江市議会議員で矢野市長の後継者である47歳の田辺良彦氏と元都理事で60歳の民主・自民・公明・生活者ネットワークが推薦する高橋都彦氏の2新人による争いとなりましたが、
「一番の問題は財政問題。狛江市の財政の抜本的な立て直しは、しがらみのない私だからできる」と都庁での長年の行政経験も生かして財政健全化に努めると強調すると共に、資材置き場になっている都水道局用地の活用や近隣の自治体との協力関係の強化にも取り組むと訴えた高橋都彦氏が16377票を獲得して、
「東京一安全な都市、子どもの未来を育む街、誰もが安心して暮らし続けることができる狛江を実現する」「市民の願いを実現していくために全力を尽くし、市民が主人公の市政を発展させる」と訴え13555票を獲得した田辺良彦氏を破って、新人同士の争いを制しました。
う~ん。事実上の後継指名を受けていたとはいえ、田辺氏の場合は知名度の差もあり共産党支持層以外の方の支持があまり取り込めなかった(現職の矢野裕氏ならともかく、他の候補では不安という方もいたのでは?)というのもあるでしょうし、当選した高橋氏は事実上の相乗り候補だったことが明暗を分けたでしょうか。
世田谷区に隣接するなど都心部へのアクセスも良いことから新住民の占める比率もかなり増加していることでしょうし、古くからの住民と新住民との利害をどう上手く調整しながらどう市制をコントロールしていくのか、新市長に就任する高橋氏の手腕に要注目です。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20120625-OYT8T00043.htm
狛江市長選の投票が24日に行われ、即日開票の結果、無所属新人で元都理事の高橋都彦(くにひこ)氏(60)(民主、自民、公明、狛江・生活者ネットワーク推薦)が、無所属新人で前市議会副議長の田辺良彦氏(47)(共産推薦)を破り、初当選した。当日有権者数は6万2996人。投票率は48・42%で、前回(48・51%)より下回った。
選挙戦は、4期を務めて引退する共産党籍の矢野裕市長(65)の16年間の市政に対する評価を主な争点に展開された。
高橋氏は、矢野市政の批判を繰り返す一方で、30年余りに及ぶ都職員としての行政経験を強調。推薦を受けた各政党、支援組織の票を手堅くまとめ、田辺氏を振り切った。
矢野市政の継承を掲げた田辺氏は、子育て支援などの政策を掲げたが、保守層にも浸透していた矢野市長の支持基盤を十分に生かすことができなかった。
★東京都狛江市 市長選挙結果
当 16377 高橋都彦(60)無新=民主、自民、公明推薦
13555 田辺良彦(47)無新=共産推薦
東京都狛江(こまえ)市は、東京都世田谷区や調布市・神奈川県川崎市に隣接する人口約7.5万人ほどの小規模な自治体で、市長選は共産党員でありながら96年07月の市長選で初当選を決めてから4期16年現職を務めた市長の矢野裕氏が引退を表明したことから、市長選は元狛江市議会議員で矢野市長の後継者である47歳の田辺良彦氏と元都理事で60歳の民主・自民・公明・生活者ネットワークが推薦する高橋都彦氏の2新人による争いとなりましたが、
「一番の問題は財政問題。狛江市の財政の抜本的な立て直しは、しがらみのない私だからできる」と都庁での長年の行政経験も生かして財政健全化に努めると強調すると共に、資材置き場になっている都水道局用地の活用や近隣の自治体との協力関係の強化にも取り組むと訴えた高橋都彦氏が16377票を獲得して、
「東京一安全な都市、子どもの未来を育む街、誰もが安心して暮らし続けることができる狛江を実現する」「市民の願いを実現していくために全力を尽くし、市民が主人公の市政を発展させる」と訴え13555票を獲得した田辺良彦氏を破って、新人同士の争いを制しました。
う~ん。事実上の後継指名を受けていたとはいえ、田辺氏の場合は知名度の差もあり共産党支持層以外の方の支持があまり取り込めなかった(現職の矢野裕氏ならともかく、他の候補では不安という方もいたのでは?)というのもあるでしょうし、当選した高橋氏は事実上の相乗り候補だったことが明暗を分けたでしょうか。
世田谷区に隣接するなど都心部へのアクセスも良いことから新住民の占める比率もかなり増加していることでしょうし、古くからの住民と新住民との利害をどう上手く調整しながらどう市制をコントロールしていくのか、新市長に就任する高橋氏の手腕に要注目です。