ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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福知山市長に松山氏が再選

2012-06-11 06:05:00 | Weblog
福知山市長に松山氏が再選 2012年06月11日 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20120610000095
 任期満了に伴う福知山市長選は10日投票、即日開票され、無所属で現職の松山正治氏(74)=自民推薦=が1万7826票を獲得し、前市議の荒川浩司氏(50)、共産党中丹地区委員長の杉本玄太郎氏(58)=共産推薦=、会社役員の衣川元嗣氏(32)を大差で破り、再選を果たした。
 投票率は54・72%で、前回(58・82%)から4・1ポイント下げた。当日有権者数は6万4390人だった。
★京都府福知山市 市長選挙結果
当 17826票 松山まさじ 74 無現
  12497票 荒川ひろし 50 無新
  3428票 杉本玄太郎 58 無新
  1019票 衣川元嗣 32 無新


 京都府福知山市は、06年01月に大江町・三和町・夜久野町の3町を編入合併した府北部に位置する人口約7.9万人の市で、市長選は2008年06月から1期4年現職を務めた現職で74歳の松山正治氏に対して、共産党中丹地区委員長で58歳の3度目の出馬となる杉本玄太郎氏、システム開発会社社長で32歳の衣川元嗣氏、前市議会議員で60歳の荒川浩司氏の3新人が挑戦しましたが、
 1期4年の実績や各地域の課題、まちづくりの方向性などを伝え、住み続けたいと思える福知山にすると訴えた松山正治氏が17826票を獲得し、
 赤字が1000億円以上あるとして市財政の危機感などを強調、市政の抜本的な改革を訴え12497票を獲得した荒川浩司氏、
 「大飯原発の再稼働に『ノー』をつきつけ国保料1世帯1万円の引き下げなど「くらしを最優先にする市政への転換」を掲げて3428票票を獲得した杉本玄太郎氏、
 自らの手でポスター貼るなど独自の戦いをして1019票票を獲得した衣川元嗣氏 を破り再選を決めました。

 ん…。旧夜久野町地区。とりわけ下地区では長年続いた商店街が解散してしまい、協同組合によるスーパーができたものの採算が合わずに03年閉店に追い込まれるなど深刻な買い物難民問題も発生しているのですが、現職が過半を制した上に、財政改革を訴える候補だけでなく、3度目の挑戦で引っ込みがつかない共産党が推薦する候補、あげく名前を売りたいだけではないのか?とさえ勘繰りたくなるような候補まで乱立するようでは勝負以前の問題だと思うのですが、再選を決めた松山まさじ氏は編入された側の旧3町の整備をどう行っていくんでしょうね…。

沖縄県議選、与党は過半数届かず 普天間なお険しく

2012-06-11 05:57:23 | Weblog
沖縄県議選、与党は過半数届かず 普天間なお険しく 2012年6月11日 日経
 任期満了に伴う沖縄県議選(定数48)が10日投開票され、仲井真弘多知事を支持する自民、公明両党などの知事与党は現有議席と同じ21議席にとどまり、過半数に届かなかった。米軍普天間基地(同県宜野湾市)問題で、政府は沖縄側に名護市辺野古移設への理解を求めているが、県議会で野党・中立派が27議席と多数を維持したことで、仲井真知事が柔軟姿勢に転じる余地は一層小さくなった。
 投票率は52.49%で前回を5.33ポイント下回り、過去最低だった。
 獲得議席数は知事与党側が自民13、公明3、無所属が5。野党・中立派の非与党側は社民6、共産5、沖縄社会大衆3、民主1、国民新1、無所属など11。政権与党の民主は3人立候補したが、1議席にとどまった。
 普天間移設問題では大半の候補者が「県外」や「国外」を訴え、大きな争点にならなかった。焦点は知事与党側が4年前の前回選挙で失った過半数を奪回するかどうかだったが、及ばなかった。
 仲井真知事は普天間の県外移設を求めているものの、自公政権時代は辺野古移設を容認しており、政府は知事の“軟化”に期待している。だが、県内移設に強く反対する社民、共産、沖縄社会大衆党など野党側が県議会の主導権を握る結果となり、知事が辺野古容認に転ずれば、県議会との対立が深まり県政運営が滞るのは必至。知事が政府に妥協することは極めて困難となった。
 改選前勢力は、知事与党側が21議席、野党・中立派の非与党側が26議席、欠員1。知事与党側は28人、非与党側は35人が立候補した。

仲井真知事「頭が整理できない」 沖縄県議選、過半数届かず 2012年6月11日 日経
 沖縄県議選で知事与党が過半数割れとなったことを受け、仲井真弘多知事は10日深夜、那覇市内の後援会事務所で報道陣の取材に応じ「(敗因は)よく分からない。有権者の判断なので謙虚に受け止めたい」と悔しさをにじませた。普天間基地問題については「(県外移設を求める)方針は変わらない」と述べた。
 仲井真知事は「(今春決まった)10年間の新沖縄振興開発計画や一括交付金は県民に歓迎していただき、与党に追い風になると思っていたが……」と無念そう。「マイナス要素はなく、過半数になると信じていたので頭が整理できない」と首をかしげた。
 仲井真知事は午後9時ごろに後援会事務所に入り、県幹部らと一緒にテレビの開票速報を見守った。当初は笑顔もみられたが、知事与党側の議席数が伸び悩むと次第に険しい表情に。「新人を中心に厳しい」と漏らしながら、与党の当選者を何度も数えていた。



 ん。糸満市長選でも自民・公明が推す現職が勝利を挙げたことから、てっきり県議選も知事を支持する自民・公明が議席を増やすものと思っていたら、仲井真弘多知事を支える県政与党は21議席と予想外の伸び悩み。候補者を絞り込んだことが裏目に出たでしょうか…。
 普天間移設問題では大半の候補者が「県外」や「国外」を訴え、大きな争点にならなかったとはいえ、中立派が反対に回れば議会運営はますます難しくなるでしょうし、今後どう県議会の運営を行っていくのか、現実的な対応も取りにくくなるだけに知事としては基地移設問題をめぐってますます本音を出しにくい更に身動きが取りにくい立場に追い込まれたのではないかと思います。


糸満市長選 上原氏が再選 投票率は60・83%

2012-06-11 05:54:36 | Weblog
糸満市長選 上原氏が再選 投票率は60・83% 2012年6月10日 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-192411-storytopic-3.html
 任期満了に伴う糸満市長選挙(当日有権者数4万3574人)は10日投開票され、無所属で現職の上原裕常氏(63)=自民、公明推薦が得票総数1万0811票で当選した。大田守氏(53)は8634票、西平賀雄氏(64)は6715票だった。(無効344票)
 投票総数は2万6504票(男性1万3045票、女性1万3459票)で、投票率は60・83%。前回の市長選挙より投票率は6・0ポイント下落した。



 沖縄県糸満市は、沖縄本島の最南端に位置する人口約5.7万人の市で、市長選は2008年07月から1期4年現職を務めて再選を目指す自民・公明が推薦する63歳の上原裕常氏に対して、2004年の選挙で当時の現職山里朝盛氏を破って初当選を決めるも4年後の2008年の選挙では上原裕常氏に敗れた前市長で64歳の西平賀雄氏、前市議で53歳の大田守氏が挑戦しましたが、
 4年間の実績を強調すると共に、住民主体で地域の魅力を発信する「市まるごと博物館」事業や雇用創出事業の推進、先進地体験学習導入や教育環境の充実―などを挙げ、「重ねた経験と実績を踏まえ糸満の魅力をより高め、次世代に引き継ぎたい」と訴えた上原裕常氏が10811票票を獲得し、
 国際的視野を持つ人材育成や「保幼小一体化」など教育の充実、観光農園を軸とする6次産業推進、都市型農業や鉄軌道導入などで新産業創出―などを示して、「閉塞感ただよう糸満を変える。行政と市民の信頼構築で共創のまちづくりを」と訴え8634票を獲得した大田守氏、
 滞在型観光の育成や企業誘致による雇用拡大、中国語を含むグローバル対応の人材育成、「福祉タウン」実現、温泉開発推進―などを掲げ
「南部の中核都市となる糸満を目指したい。もう一度頑張って、次世代に誇れる素晴らしい街にする」と訴え6715票を獲得した西平賀雄氏 の両氏を破り再選を決めました。

 う~ん。現職の勝利までは予想していましたが、まさか前市長の西平賀雄氏が現職の上原裕常氏どころか大田守氏の後塵を拝することになるとは…(吃驚
 ただ、同日に行われた県議選ではもっと吃驚する結果になりました。