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ウナギ高値の夏 コンビニ300円・高級店800円上げも 稚魚不漁、仕入れ先見直しの動き

2012-06-20 06:43:25 | Weblog
ウナギ高値の夏 コンビニ300円・高級店800円上げも 稚魚不漁、仕入れ先見直しの動き 2012年6月19日 日経
 7月27日の「土用の丑(うし)の日」を前に、小売り・外食でウナギの値上げが相次いでいる。18日に予約受け付けを始めたセブン―イレブン・ジャパンのうな重は昨年より300円高い。稚魚の不漁による相場高騰が原因だが、客足が鈍る店もあり、調達先を多様化する動きが出始めた。
 九州産ウナギ4分の3尾を使う、セブンイレブンの丑の日向けうな重は1680円。昨年は同様の商品を1380円で販売したが「材料の高騰で値上げせざるを得ない」。ローソン、ファミリーマートは1尾入りで1980円と、やはり300円引き上げた。
 すかいらーくは和食店「藍屋」で、静岡産「うな重膳」を2719円と昨季から400円値上げ。「夢庵」でも7月に中国産のメニューを400円上げる予定だ。「吉野家」と「すき家」も先週から同100円高いうな丼を売り始めた。
 高値で客離れも起きている。スーパーのライフコーポレーションでは、かば焼きなどの5月の売上高が6割減った。仕入れ値が国産は1.4倍、中国産は約2倍に上がり、特売が減ったためだ。老舗高級店「つきじ宮川本店」(東京・中央)の最も小さいサイズの「うな重」は2940円と、前年より800円上昇。「常連客が少なくなった。出前も2~3割減った印象だ」(渡辺安良社長)
 ウナギは、年間約5万トン弱が国内で消費される。うち6割以上を占める活ウナギ(生きているウナギ)の卸値は、昨年まで1キロ2千~3千円台で安定していたが、昨年末から急騰し、今年4月に同6千円と過去最高になった。
 これまでに捕獲し過ぎた影響などで、養殖に使うシラス(稚魚)が捕れにくくなっている。3季連続の不漁で先行きの品薄懸念が強まり、国産、中国・台湾が中心の輸入物ともに値上がりした。その後卸値は販売不振を受けて反落したが、下落幅は2割程度と上昇幅に比べると小さく、丑の日までに店頭価格が下がる可能性は低そうだ。
 夏以降も品薄が予測されることから、仕入れ先の見直しを探る企業も出始めた。ライフは来年以降に米国産の輸入を検討、マルエツも米国、オーストラリア産の味などの調査を始めた。




 う~ん。吉野家やすき家が提供する格安うな丼(…と言い切るには、吉野家並盛が650円&すき家並盛が780円で、牛丼と比べるとどうしても割高感が否めませんが…)はともかく、コンビニうな重でも1680円~1980円、うなぎ専門店で3000円弱ともなると、もはや年に1度は食べる(例えばお正月の数の子のような)縁起物感覚とでも受け止めないととても手が出ませんが、それでも「土用の丑(うし)の日」にウナギを大量に売ろうとする業界が悪いのか、それともこの時期にあえてウナギを食べたくなる一般消費者の方にも責任があるのか…(たじっ
 要は食欲とスタミナの落ちる夏場を乗り切ればいいわけで、私ならば、自腹を切って同じ値段を出すならステーキ肉を食べるか自分でうな丼を作ります(コンビニの1680~1980円うな重よりはより高品質のウナギを直接買った方がいいのでは?)が、ウナギというものは実は冷凍してもそれなりの期間それ程品質が落ちずに、またタレで差別化できるような商品でもないだけに、値段が上昇する前に買っておいて冷凍。
別売りのタレを買ってきた上で解凍して自作する選択肢もあり。どうせならばお財布にやさしい消費を心がけたいものだと思いますね。