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阿久根市長を背任容疑で告発 九州などの弁護士25人

2010-10-26 05:36:09 | Weblog
阿久根市長を背任容疑で告発 九州などの弁護士25人 2010年10月25日 共同
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102501000677.html
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、違法な専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏の給与などを市に支払わせたのは背任の疑いがあるとして、九州・沖縄8県と秋田県の弁護士計25人が25日、竹原市長に対する告発状を鹿児島地検に提出した。
 告発状によると、竹原市長は、地方自治法違反の専決処分で選任した仙波副市長に対し、8月以降、約38万円の月給を市に支払わせた。さらに、竹原市長が都内の大学で5月に講演した際、市に旅費など約6万4千円を請求して受け取るなど、市に損害を与えたとしている。
 弁護団代表の池永満弁護士は「政策のためだけでなく私的行為にも公金が使われていた事に、刑事的制裁を加える必要がある」と話した。
 仙波氏は共同通信の取材に「(市長の)出張は公務であり、私の選任も違法との司法判断は出ていない。リコールの動きに乗じて市長をつぶそうとしている」と語った。



 鹿児島県阿久根市をめぐる情勢はますます混迷を深め、傍から見ているとますます目が離せなくなってきていますね。
 現役の市長が背任容疑で訴えられるなんて、明確な横領事件とわかるような不祥事を引き起こしたようなケースを別にすれば、あまり過去に例もないと思いますし、当事者から見れば屈辱もいいところですが、まあ外部のしかも複数の弁護士から訴えられるに値するそれだけのことを実際にやってきたわけですし、今回の背任容疑での告発が阿久根市民のリコール成立選挙にどのような影響を与えるのか非常に関心が高いところだと思います。

25日のアジアは中国の大半で2%半~3%の大幅上昇 他も堅調

2010-10-26 05:14:42 | Weblog
中国・香港株式市場・大引け=反発、中国は6カ月ぶりの高値 2010年10月25日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK876359020101025
 25日の中国株式市場は急反発。終値で約6カ月ぶりの高値をつけた。非鉄金属の廈門タングステンや金融株が買われた。
 上海総合指数は76.376ポイント(2.57%)高の3051.419。心理的な節目となっていた3000を上抜けた。
 一部の地元市場関係者は、短期的に中国株に非常に強気な見方を維持しているが、中国人民銀行(中央銀行)は利上げに加え、先週の短期金融市場で610億元(ネット)を吸収しており、大幅な株価上昇は見込めない可能性もある。
 アナリストは、目先3000─3200が上値のメドになると指摘。下値支持線は250日移動平均線(現在2892)という。
 市場の売買高回復は投資家のセンチメント改善を示しているとして、証券株が金融株上昇をけん引した。CITIC証券と海通証券 はいずれも10%のストップ高となった。
 ドル安を背景に素材株の上昇が続くなか、非鉄金属株が上昇した。廈門タングステン、Sino-Platinum Metals Co Ltd 、Baoji Titanium Industry Co Ltdはいずれも10%の値幅制限いっぱいまで値上がりした。
 香港株式市場も反発。ドル安や業績期待で石炭株や石油株が値上がりした。
 ハンセン指数は110.37ポイント(0.47%)高の2万3627.91。引けにかけて不動産株に小口の売りが出たため、朝方の高値からは押し戻された。
 ハンセン中国企業株指数(H株指数)は131.28ポイント(0.97%)高の1万3626.08。上海株の上昇が支援材料となった。
 ヤン州煤業は10.8%急伸。第3・四半期決算で227%の増益となった。今週決算発表を控えた神華能源は3.6%高、26日に発表予定の中煤能源は3.8%高。
 香港証券取引所は4.9%高となり、シンガポール証券取引所(SGX)によるオーストラリア証券取引所買収が懸念材料とはならなかったことを示した。デルタ・アジア・フィナンシャル・グループの株式調査部門責任者、コニタ・ハン氏は、合併が香港証券取引所の市場における主導的な地位を脅かすことはないと思われるとの見方を示した。

台湾株式市場・大引け=4日続伸、約9カ月ぶり高値 2010年10月25日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK876338820101025
 週明け25日の台湾株式市場は4営業日続伸し、加権指数は前営業日終値比138.92ポイント(1.7%)高の8306.98と、1月中旬以来、約9カ月ぶりの高値で引けた。
 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を受けてドル安が進行するとともに、新興国市場への投資意欲が盛り上がり、他のアジア株式市場と同様に買いが先行した。

シドニー株式市場・大引け=続伸、ASXが急伸 2010年10月25日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK876350420101025
 週明け25日のシドニー株式市場の株価は続伸、S&P/ASX200指数は前営業日終値比61.8ポイント(1.3%)高の4710.0と約5カ月ぶりの高値で引けた。
 シンガポール取引所(SGX)によるオーストラリア証券取引所(ASX)買収を受け、同社株が急伸し、金融株に主導される形で幅広い銘柄が買われた。
 SGXによるASX買収は、先日明らかとなった米大手投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)による豪金融サービスのパーペチュアル買収に続くもの。
 アナリストの1人は「企業の買収劇が活発化するとの見方が今後は強まる」と指摘した。
 ASX株の終値は、19.4%高の41.75豪ドル。SGXによる買収提案が好感され、株価は急騰したが、規制リスクを背景に、買い付け価格には届かなかった。
 買収活発化期待では、マッコーリー・グループMGQ.AXや株主サービス会社のコンピューターシェアも買われ、それぞれ4%以上値を上げた。
 このほか、リオ・ティントが2.5%高の84.10豪ドルと、約2年ぶり高値まで急伸。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが同社のシニア無担保債格付けを「Baa1」から「A3」に引き上げたことが買い材料となった。同業のBHPビリトンは0.3%の小幅高だった。

ソウル株式市場・大引け=続伸、自動車株が上げ主導 2010年10月25日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK876348420101025
 25日のソウル株式市場は続伸して引けた。投資家が週末の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議での合意に反応。ドル安への期待から、韓国など新興国市場の株式が一段と買われている。
 現代自動車と起亜自動車が上げを主導している。
 総合株価指数(KOSPI)終値は18.40ポイント(0.97%)高の1915.71。
 海外投資家は5045億ウォン(4億4820万ドル)を買い越し、2営業日連続での買い越しとなった。
 自動車株が市場を支えた。現代自動車は2.4%高。起亜自動車は5.8%の急伸。 
 ウリィ投資証券のアナリストCho Soo-hong氏は「ニューモデル発売期待による。起亜自動車待望の新型セダン『K5』は来年初めに欧米、中国で発売される見通し」と説明した
うえで、起亜自動車の目標株価を6万ウォンとしていることを明らかにした。現代自動車は23万ウォン。
 韓国外換銀行(KEB)は売却期待から1.5%高。オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は「比較的早い時期に」株式取得に関して決定を下すと発表した。
 このところ上昇していたハイテク株は一服した。LG電子は1.4%安。サムスン電子は0.8%安。
 造船株は上昇した。アナリストによると、コンテナ船などの安定した受注が続いていることに加え、セクターに回復の兆候がみられる。現代重工は6.7%上昇し
終値としては2008年6月以来の高値をつけた。大宇造船海洋は2.1%高。



 週明け25日のアジア株式市場は、中国各市場が非常に堅調で、上海総合と上海A株が2.57%高、上海B株が2.47%高、深セン総合が2.98%高、深センA株が3.00%高、深センB株も1.86%高と大きく上昇したほか、台湾が1.70%高、オーストラリアASXが1.29%高、インドネシアが1.27%高と1%を超える上昇。
 他、韓国が0.97%高、インドが0.68%高、パキスタンが0.48%高、香港ハンセンが0.47%高、シンガポールが0.27%高となるなど、(日経平均の小幅安とは対照的に)軒並み堅調に推移しました。
 タイとフィリピンは休場でした。

25日の日経平均は25円の小幅安→9401円16銭で終了 為替は海外で一時80円41銭まで円高が進行

2010-10-26 05:08:36 | Weblog
東証大引け、小幅に反落 G20会議通過で企業決算に関心移行 2010年10月25日 日経夕刊
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/summary.aspx?id=ASS0ISS16 25102010
 韓国で前週末に開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の結果を受けた週明け25日の日経平均株価は小幅に反落した。大引けは前週末に比べ25円55銭(0.27%)安の9401円16銭。朝方の為替相場の反応が限られたことを受け、前週末終値(9426円)を挟んだ水準でのもみ合いに終始した。
 午後に円相場が1ドル=80円台後半に上昇し15年ぶりの高値を更新した場面でも株式相場の下げは限定された。市場の関心が今週末に向けて発表が相次ぐ主要企業の決算発表に移行し、企業業績をにらんだ個別銘柄ごとの売買が中心だった。
 チャート上で日経平均は9300~9500円の狭い範囲で「もちあい」が継続し、近い将来に相場が大きく振れる可能性を示唆しているという。米連邦公開市場委員会(FOMC)や米中間選挙など米国の重要行事を来週に控え、「G20会議後も従来の円高止まり傾向が大きく変わらないところへ米株式相場の上昇が一服するようだと、日本株の下振れリスクが意識されかねない」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との指摘が聞かれた。
 東証株価指数(TOPIX)も小反落した。
 東証1部の売買高は概算で14億330万株と、9月28日以来、約1カ月ぶりの低水準だった。売買代金は同1兆67億円。値下がり銘柄数は全体の65%にあたる1076だった。値上がり銘柄数は430、横ばいは154だった。
 22日に自社株買い計画を発表したKDDIが買われ、東証1部の売買代金ランキングでトップとなった。野村が高く、ホンダが反発した。アコムやアイフル、オリックスが上昇し、業種別TOPIXでは「その他金融業」が値上がり率で首位だった。一方、東電、トヨタ、ソフトバンクが下げ、三井不や野村不HDなど不動産株も安かった。
 東証2部株価指数は小幅に続伸した。稀元素、ダイト、山洋電が上昇した。半面、AQインタ、日精機、亀田製菓が安かった。

新興市場25日、ジャスダック平均続伸 主力株の一角に買い戻し 2010年10月25日 日経夕刊
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/summary.aspx?id=ASS0ISST2 25102010
 25日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は続伸し、大引けは前週末比4円43銭(0.38%)高の1160円46銭だった。2010年4~9月期決算発表の本格化を控えて、相場全体に様子見ムードが広がるなか、セブン銀や大証といった主力株の一角に買い戻しが入った。引き続き手掛かりに欠け、商いが膨らんだのは材料の出た一部の銘柄に限られた。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で112億円と、新市場に移行してから最低だった。売買高は2697万株だった。シナジー、Dガレージ、クルーズが上昇した。前週末まで大幅続伸していた田中化研は利益確定売りが優勢となり、5営業日ぶりに下落。第一精工、JCOMも下げた。主力株で構成するJストック指数は小幅続落。旧ジャスダックとヘラクレスそれぞれから有力銘柄を集めた指数JASDAQ―TOP20は6日続伸した。
 東証マザーズ指数は続伸。大引けは前週末比3.68ポイント(1.05%)高の354.00だった。前週発表した業績上方修正を手掛かりにスカイマークが3日続伸し、連日で年初来高値を更新した。ミクシィ、エヌピーシーが上昇。サイバー、ACCESS、スタートトゥが下落した。11時30分に業績下方修正を発表した篠崎屋は、後場に制限値幅の下限(ストップ安水準)まで下げた。

円、最高値に迫る 「G20、ドル安反転には力不足」の声 米の追加緩和が焦点 2010年10月26日 日経
 円相場が1995年4月につけた史上最高値の1ドル=79円75銭に迫ってきた。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が23日採択した共同声明について「ドル安の反転には力不足」との評価が広がり、海外のヘッジファンドなどが米国の金融緩和観測を手がかりにドル売りを再開した。国内輸出企業の円買いが月末に膨らむとの見方も材料になっている。
 25日の東京外国為替市場では、円相場が午後3時前に80円台後半に急伸。20日の海外市場でつけた81円84銭を上回り、15年半ぶりの高値を更新した。欧州の投資家が本格的に取引する午後5時過ぎには80円41銭まで上昇した。

■投機筋がドル売り G20会議の声明には「通貨安競争の回避」が盛り込まれた。だが市場参加者の多くは円高・ドル安の流れを止めるのに不十分とみている。「G20会議を警戒して様子見を決め込んでいた投機筋がドル売りに動いている」(外資系銀行)という。
 改めて焦点になっているのが米連邦準備理事会(FRB)の動きだ。11月2~3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、大胆な追加金融緩和を決めるとの予測が多い。すでに織り込んでいるとはいえ「FOMCを控えてドルを買い戻す材料もない」(クレディ・スイス証券の深谷幸司チーフ通貨ストラテジスト)との声が出ている。
 ガイトナー米財務長官はG20会議後の記者会見で「強いドル」の重要性を確認した。しかし「FRBが追加緩和に動こうとしており、内容が伴わない発言だ」(国内銀行)との反応が大勢を占める。日本はG20会議の直後に介入を決断できないとの観測も円買いを誘った。
 市場参加者は最高値の更新を本格的に視野に入れ始めた。「週内にも史上最高値を試す可能性がある」(三井住友銀行の高木晴久・市場営業部副部長)との見方が広がりつつある。

■輸出企業は円買い 需給面では輸出企業の動向に焦点が当たる。急激な円高で円を買い遅れている企業が多いだけに、「資金決済が集中する月末に向けて輸出企業の円買いが膨らみやすい」(国内銀行)という。
 大手輸出企業の間では、2010年度下期の想定為替レートを円高方向に修正する動きが出ている。想定レートを80円に設定すれば、現状でも円買いに動きやすくなる。



 週明け25日の日経平均ですが、高値(9460円70銭)と安値(9392円68銭)の差も68円程しかない先週末終値を挟んだ方向感のない展開で推移し、午前は26円91銭安い9399円80銭で終了。午後に入ってからは小幅高で推移していたものの、14時過ぎから下落し始めて、結局終値ベースでは前週末比25円55銭安い9401円16銭で終了(0.27%安)しました。

 東証1部の65%弱にあたる1076銘柄で下落して、一方値上がりしたのは430銘柄、変わらずが154銘柄。
  クラリオンが14.29%高、エスバイエルが13.16%高となった他、JVC・ケンウッド・ホールディングスが8.54%高など。
 一方、旭テックが9.09%安、だいこう証券ビジネスが7.89%安、グルメ杵屋が7.16%安など。
 銀行は、地銀株を中心に83銘柄中75銘柄で下落し、佐賀銀が5.86%安、四国銀が4.66%安、みなと銀が4.00%安、鳥取銀が3.80%安、筑波銀が3.78%安、大東銀が3.70%安、滋賀銀が3.39%安、南都銀が3.29%安、第三銀が3.23%安、清水銀が3.16%安、愛知銀が3.14%安、関西アーバンが3.13%安。
 ただ、都銀株は高安マチマチで あおぞら銀が2.27%高、みずほ信が1.37%高、みずほFGが0.83%高、三井住友FGが0.12%高で、三菱UFJは変わらず。りそなは2.95%安、中央三井は1.03%安、住友信は0.46%安。
 証券は水戸が3.65%安、岩井コスモが2.14%安となるなど、16銘柄中12銘柄で下落し、大和も0.29%安だったものの、カブドットコムが2.80%高、松井が1.66%高、光世が1.37%高、野村が1.14%高。
 消費者金融はアコムが3.74%高、アイフルが1.92%高となった半面、プロミスは3.12%安、ポケットカードは1.00%安でした。

 まあ、為替相場が東京市場で80円80銭近辺まで上昇(その後の海外で80円41銭まで円高が進行)し、3分の2の銘柄で下落したことを考慮すれば、(中国などアジア市場が堅調だったことが下支えしたとはいえ)よくこの程度の下落幅で済んだな…というのが正直な印象でしょうか…。