ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

神社の餅投げで取った餅30個、殴られ強奪

2010-10-11 14:02:30 | Weblog
神社の餅投げで取った餅30個、殴られ強奪 2010年10月11日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101011-OYT1T00253.htm
 10日午後2時35分頃、愛知県碧南市大浜上町の雑木林で、知立市の会社員男性(33)が男2人に殴られて、近くの熊野神社で行われた餅投げで拾った餅約30個を奪われた。男性は顔に軽いけが。
 碧南署の発表によると、男性は餅投げ終了後、拾うときに体がぶつかった男2人に餅投げ会場横に連れ出され、「許してほしければ餅を出せ」と脅されたが断ったところ、さらに10メートル先の雑木林に連れて行かれ、殴るけるなどされ、持っていた餅を奪われた。
 2人は、ともに30歳位で身長約1メートル70で、同署が強盗致傷容疑で調べている。


 はぁ…。 神社の餅投げで直接受け止めたお餅が縁起が良いとは聞いていましたが、因縁までつけて脅し取るなら普通現金のほうだと思うのですが、まさか今の時代に餅泥棒なるものが本当に出現するとは吃驚ですね…(滝汗
 こんなくだらないことで警察に捕まったらただのバカとしか私には思えないのですが、強いて言うならば、『運は人の運を奪うのではなく、自分で勝ち取れ!』と一括したくなる呆れた事件だと思います。

「次の倒産は」市場が注目の15社

2010-10-11 13:38:42 | Weblog
エステ業界初の上場だった「ラ・パルレ」も倒産 2010年10月9日 ニッカンゲンダイ
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_bankruptcy4__20101009_3/story/09gendainet000127286/
●「次はどこだ」と市場が注目する15社
 日本振興銀行の破綻が、荒波となって押し寄せてきた。ひとつ、またひとつと倒産が出てきそうな気配なのだ。
 5日、エステ大手のラ・パルレ(ヘラクレス上場)が民事再生法の適用を申請。エステ業界初の上場企業で、CMに押切もえを起用したこともある。知名度は高かったものの、ここ数年は業績低迷にあえいでいた。最盛期の07年には140億円以上を売り上げていたが、会員数の減少に歯止めがかからず、09年は売上高30億円まで落ち込んでいる。倒産も囁かれていた。
 しかし、倒産の引き金を引いたのは振興銀の経営破綻にほかならない。ラ・パルレは、振興銀の融資先企業で構成される「中小企業振興ネットワーク」に参加していた。融資のほとんどを振興銀に頼っていたのである。「振興銀からの融資がストップしたことで、ラ・パルレは資金難に陥った。この状況は、振興銀ネットワークに参加していた他の企業も同じはずです」(東京商工リサーチ情報部の増田和史氏)
 参加企業の今後が心配になってくる。
「事業者向けの金融業を手掛ける上場企業のNISグループ。ここも深刻でしょう。振興銀への債権が約67億円もありますし、振興銀の株式を簿価で約18億円抱えています。おそらく債務超過に陥るとみられているのです」(金融関係者)
 NIS以外にも、ネットワークに参加する上場企業は結構ある。ゴルフクラブのマルマン、中古車買い取りのカーチスHD、外食のジー・テイスト、不動産のシノケングループ、コンテンツ事業のインデックスHD、経営支援サービスのC&I・HD(旧ベンチャー・リンク)など14社だ。「ラ・パルレは支援企業が見つからず、結局、倒産です。業績不振が続き、大手金融機関からの融資がかなわなかった会社が振興銀ネットワークに多い。この先、簡単にスポンサーが見つかるとは思えません。最悪の事態が続出する可能性があります」(前出の金融関係者)
 振興銀の連鎖倒産は、これから本番を迎えようとしている。


ジオス・NOVA買収のジー社、英会話事業売却 2010年10月4日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20101004-OYT1T01004.htm
 経営破綻した英会話学校「ジオス」を今年4月に買収したジー・コミュニケーション(名古屋市)が、3年前に買収したNOVAも含めた英会話事業を売却していたことが4日分かった。
 ジー社の元会長で、すでに辞任している稲吉正樹氏が代表を務める投資会社が10月1日付で運営子会社を買い取った。
 ジー社の親会社「フーディーズ」(飲食店開業支援業)が、主力取引銀行の日本振興銀行の破綻で、資金繰りに懸念が生じ、英会話事業から撤退する方針を決めたため、稲吉氏のファンドが買収した。
 NOVAは490教室、ジオスは167教室ある。英会話事業の運営子会社は、教室の運営に問題はないとしているが、ファンドの資金規模は不明で、生徒の間には経営の先行きを不安視する声も出ている。




 というより、逆に中小企業振興ネットワーク入りする企業の企業体質そのものに、他の銀行では面倒見切れない重大な欠陥があり、『日本振興銀行グループ入りするより他、生き残る手段がなかった』というのがより的確な表現だと思うんですけどね…(ニヤリ
 まず、連鎖倒産第一号となったラ・パルレは、ココ山岡並みの悪質な勧誘が問題視され、東京都から3ヶ月間新規契約の勧誘や締結を禁止する行政処分を受け、処分解除後に約半数の50店舗を縮小し、グループ入りするも日本振興銀行株が紙くずになったことで資金繰り破綻。
 C&I・HDも持ち株会社化する前のベンチャーリンク時代に光通信との資本提携を解消して、持ち株をNISパートナーズ・ファンド1号投資事業組合に売却しているだけに、他の中小企業振興ネットワークの会社の株式や債券を大量に抱え込んでいる可能性はかなり高そう…。
 ジー・テイストは、回転寿司店「平禄寿司」を運営していたものの、経営不振のため2005年8月にジー・コミュニケーションの傘下入り(株式の51%を保有)しましたが、その親会社のジー・コミュニケーションは買収したNOVAも含めた英会話事業の売却を余儀なくされるなど、自社が生き残るのに必死で、子会社の面倒などとても見ていられない状況。
 カーチスに至っては、87年12月の会社設立から2008年12月までの21年の間に8回も社名変更をしている時点で、問題体質を上げる以前の問題だと思うのですが、東証1部上場のNISグループとC&I・HD(旧ベンチャー・リンク)に至っては完全に投機の対象と化していますし、ひょっとしたらマルマンあたりは新たなる支援先が見つかれば何とか生き残っていく可能性もあるのかな…とも思うのですが、そのマルマンも日本振興銀行の経営破綻による3億3500万円の特別損失の計上を発表済みだけに、もし連鎖破綻により損失が広がっていくようだと2009年に入ってからは安定した値動きをしている株価も果たしてどうなることか…(汗
 ひょっとしたら、グループ内の会社同士で循環取引を行っている可能性も完全には否定できないだけに、少なくとも表面に現れている情報だけでこういった会社の株式を新規に買うのはあまりにもリスクが高いと判断します。