「武富士ダンサーズ」手掛けた中堅広告会社が自己破産

「武富士ダンサーズ」手掛けた中堅広告会社が自己破産　2010年10月6日　産経
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/101006/trd1010060850002-n1.htm
　武富士の広告を手掛けていた中堅広告会社「中央宣興」（東京）が５日、東京地裁に自己破産の適用を申請した。景気低迷による広告収入の落ち込みが原因とみられる。帝国データバンクによると、負債総額は約７６億円。
　中央宣興は１９５３年設立され、タイやインドネシアなどで海外展開を積極的にしていた。９０年代に注目を集めた女性ダンサーが集団で踊る「武富士ダンサーズ」のテレビ広告を手掛けるなど業績を伸ばしたが、不況やインターネット広告の台頭に押され、売り上げが激減していた。



　あの「武富士ダンサーズ」のCMを手掛けた中堅広告会社の中央宣興が5日に自己破産に追い込まれました。
　ちなみに、この広告会社。セールスプロモーションをはじめ　テレビ・ラジオなどのＣＭ、新聞、雑誌などの広告代理全般を手掛けていて、　早くから海外市場への進出にも積極的で、アジア各国に現地事務所や現地法人を設立して、日系企業の広告や販促活動を展開していたものの、バブル崩壊後の企業の広告宣伝費削減の中、同業者間のシェア争いも激化し、平成22年2月期の年商は202.58億円に減少。子会社である中宣メディアの電波事業部門を譲り受けるなど事業再構築に努めていたものの、資金繰りも限界に達してしまったようで、とうとう経営破綻。
　9月30日の時点で破産申請へというスクープが報じられていただけに、それ程の衝撃はありませんでしたが、あれだけインパクトのあるＣＭを作れる広告代理店でも時代の流れにはついていけなかったか…という正直複雑な気持ちにさせられました。