日産、低価格戦略車を日本に・「軽」対抗へ80万―90万円2007年9月22日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070922AT1D1404Z21092007.html
日産自動車は2009年にも、80万―90万円程度の低価格小型車を国内で発売する方針を固めた。BRICs市場向けに開発中の戦略車と基本骨格を共通化し、アジアからの部品調達を大幅に増やして生産コストを削減する。国内で生産・販売される登録車(排気量660cc超)では最も安く、軽自動車(同660cc以下)並みの価格を目指す。海外で低価格小型車の投入を計画するトヨタ自動車、ホンダも追随する可能性があり、国内市場でシェアを高める軽に対抗する新市場づくりにつながりそうだ。
国内新車市場の低迷が長期化するなか、消費者の軽シフトが加速。06年の新車総販売台数に占める軽比率は35%と10年前に比べて11ポイント上昇した。軽は車両価格が安いうえ、自動車普及の推進役を担う国内規格として優遇税制を適用され維持費が少なくて済むためだ。日産の低価格車投入は新興国の経営資源を有効活用して軽との垣根を壊す動きといえ、優遇税制見直しの議論にも影響を与えそうだ。
最近は軽自動車と言っても高機能・高価格化の傾向にあります(なんでも、最近では高いものでは170万円もするものもあるそうです)が、大手自動車会社各社は、逆に小型車ながら80万円台という吃驚する値段の車を投入して、低価格志向の顧客の取り込みを図るようですね。
確かに、これだけ手頃な価格帯ならば、『免許をとったばかりで、どうせぶつけるから1台目は中古車でいいや』という人や、『中古車は(誰が乗っていたかわからないから)心理的に嫌だけど、車本体はなるべく安くあげたい』といった 本来ならば軽自動車に流れていた層を一気に取り込めそうですし、買い替え時期には、結婚して新しい家族が出来ているなど、ライフスタイルの変化に応じて、大手自動車メーカーの営業も柔軟な提案が出来るのではないかと思います。
もっとも、軽自動車の場合、他にも税制優遇などがあるだけに、単純に価格だけで顧客が流れるとは思いませんが、軽自動車の場合、『長時間乗り続けると疲れる』『スペースが狭い』『安全性を重視すれば燃費が下がり、燃費を重視すれば衝突時の衝撃が弱くなるジレンマがある』といった従来ユーザーからの改善要望もあるようですし、攻め込む余地はあるはず。
今後は、この高額な自動車ローンを組まないで購入できる価格帯での軽自動車と普通自動車の激しいシェア争いになるのかもしれません。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070922AT1D1404Z21092007.html
日産自動車は2009年にも、80万―90万円程度の低価格小型車を国内で発売する方針を固めた。BRICs市場向けに開発中の戦略車と基本骨格を共通化し、アジアからの部品調達を大幅に増やして生産コストを削減する。国内で生産・販売される登録車(排気量660cc超)では最も安く、軽自動車(同660cc以下)並みの価格を目指す。海外で低価格小型車の投入を計画するトヨタ自動車、ホンダも追随する可能性があり、国内市場でシェアを高める軽に対抗する新市場づくりにつながりそうだ。
国内新車市場の低迷が長期化するなか、消費者の軽シフトが加速。06年の新車総販売台数に占める軽比率は35%と10年前に比べて11ポイント上昇した。軽は車両価格が安いうえ、自動車普及の推進役を担う国内規格として優遇税制を適用され維持費が少なくて済むためだ。日産の低価格車投入は新興国の経営資源を有効活用して軽との垣根を壊す動きといえ、優遇税制見直しの議論にも影響を与えそうだ。
最近は軽自動車と言っても高機能・高価格化の傾向にあります(なんでも、最近では高いものでは170万円もするものもあるそうです)が、大手自動車会社各社は、逆に小型車ながら80万円台という吃驚する値段の車を投入して、低価格志向の顧客の取り込みを図るようですね。
確かに、これだけ手頃な価格帯ならば、『免許をとったばかりで、どうせぶつけるから1台目は中古車でいいや』という人や、『中古車は(誰が乗っていたかわからないから)心理的に嫌だけど、車本体はなるべく安くあげたい』といった 本来ならば軽自動車に流れていた層を一気に取り込めそうですし、買い替え時期には、結婚して新しい家族が出来ているなど、ライフスタイルの変化に応じて、大手自動車メーカーの営業も柔軟な提案が出来るのではないかと思います。
もっとも、軽自動車の場合、他にも税制優遇などがあるだけに、単純に価格だけで顧客が流れるとは思いませんが、軽自動車の場合、『長時間乗り続けると疲れる』『スペースが狭い』『安全性を重視すれば燃費が下がり、燃費を重視すれば衝突時の衝撃が弱くなるジレンマがある』といった従来ユーザーからの改善要望もあるようですし、攻め込む余地はあるはず。
今後は、この高額な自動車ローンを組まないで購入できる価格帯での軽自動車と普通自動車の激しいシェア争いになるのかもしれません。