ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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School Days:京都の父殺害事件で最終回の放送見送る 女子高生の暴力シーンを考慮 

2007-09-21 13:36:17 | Weblog
School Days:京都の父殺害事件で最終回の放送見送る 女子高生の暴力シーンを考慮 2007年9月19日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/manga/manganews/news/20070919mog00m200002000c.html
 京都府京田辺市で府警南署交通課の巡査部長(45)が専門学校生の次女(16)に殺害された事件を受け、テレビ神奈川は18日、女子高校生による暴力シーンがあるアニメ「School Days」の最終回の放送を見送った。同作はチバテレビ、テレビ愛知などでも放送中で、各局とも放送を見合わせる予定。
 「School Days」は伊藤誠、桂言葉(ことのは)、西園寺世界の3人の高校生の三角関係を描き、今年7月からテレビ神奈川などUHF局の深夜帯で放送されている。原作のPC向け恋愛シミュレーションゲームは、約20種類の結末が用意されたマルチエンディング形式で、恋愛関係のもつれから女子高生が刃物で切りつける結末もあり、アニメ版のどのような結末を迎えるか、インターネットなどで話題となっていた。
 テレビ神奈川では「最終回では、女子高生による暴力シーンがあり、血の色を赤でなく黒にするなど表現上、最大限の配慮をしていたが、京都の事件の直後でもあり、影響を考慮して休止を決めた。視聴者の皆さんにはご理解いただきたい」としている。19日に放送を予定していたチバテレビなども同様の理由で最終回の放送を見送った。15歳以上の年齢制限をかけて放送しているアニメ専門CS放送の「AT-X」は、最終回の放送について「検討中」としている。


 どうやらこのアニメ番組。いわゆる18禁恋愛シミュレーションゲームをアニメ化した話のようで、一部の放送局で深夜の時間帯に放送されているようですが、途中の話ならばまだしも最終話を放送自粛(打ち切り?)では、このアニメを毎回見ている人はたまったものではありません(もしあなたが録画してまで毎週楽しみに見ている連ドラの最終話が突然打ち切られたらどう思うでしょうか?)し、本気で怒っているのではないでしょうか。
 ちなみに、興味を持ってネットサーフィンしてみたら、この事件を巡って別のアニメもワイドショーで槍玉に挙げられていたようで、しかも「斧で敵を倒していく」(RPGじゃあるまいし…汗)と事件の凶暴性を強調したいがためにアニメの話をよく調べることなく、微妙に異なる内容にでっちあげられていたのだとか…。
 青少年の残虐事件=テレビの影響と無理やりこじつける一方的な見方も、どうなのかな…とも思うのですが、自粛する基準がイマイチわかりませんし、同じことがビジネスの世界で起きたら現場は大混乱するのでは…と、日経ビジネス9月3日号の特集記事(ルールなき行政介入 事後規制に負けない! 達観する会社→同じような違法行為を犯しながら、お役所による処分の重さが異なることについて、疑問を呈しています)を読んだばかりの私は、ついついそんなことを考えてしまいました。
 人はどうしても自分が理解できないものは異質なものとして排除しようとするクセがありますが、一見普通の生活を装いながら犯罪を犯している人もいますし、法律には触れなくても平気で他人を傷付ける方もいます。一見、他人事のようにも思えますが、何が正しくて何が誤っているのかな…と考えさせられる出来事ですね。

ベビーカー140m宙づり、電車のドアに挟まれ 堺

2007-09-21 13:22:13 | Weblog
ベビーカー140m宙づり、電車のドアに挟まれ 堺 2007年09月20日
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0920/OSK200709200036.html
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070920it13.htm
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070920AT1G2003320092007.html
毎日夕刊 http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/bebe/news/20070920dde041040058000c.html
 20日午前10時10分ごろ、堺市東区日置荘原寺(ひきしょうはらでら)町の南海高野線萩原天神駅で、大阪市住吉区の主婦(38)が男児(1)を乗せたベビーカーを押し、難波発河内長野行きの普通電車(6両編成)から下車しようとした際、ベビーカーの取っ手の部分がドアに挟まれた。電車はベビーカーを挟んだまま発車し、車内の乗客が気づき非常ボタンを押して約140メートル先の踏切内でようやく停車した。この間、ベビーカーは車両の外に宙づり状態だった。女性はホームで数メートル引きずられて転倒し、右ひざに打撲などの軽いけが。ベビーカーの男児にけがはなかった。
 南海電鉄によると、女性は前から2両目の車両に乗っていて、先にホームに降りた後、ベビーカーを抱えて降ろそうとしていた。ベビーカーの男児は踏切で通行人に救助された。車両はドアが閉まったことを機械で感知する仕組みだが、すき間が3センチ程度の場合、感知しないという。非常ボタンは発車して50メートルを過ぎたときに押された。
 ホーム上の安全は、車掌が目で確認して扉を閉めることになっているが、現場のホームは進行方向に向かって緩やかな右カーブになっており、2両目付近は死角になっている。死角をカバーするためホームに監視カメラもついており、車掌がモニターで確認することになっていたが、車掌はベビーカーに気づかなかったと見られる。
 ホーム両端にはさくがついているが、ベビーカーは車両とさくの間を通過したという。
 同駅には当時、改札口に駅員1人がいただけで、この駅員は、電車がベビーカーをドアに挟んだまま発車したことに気づかなかったという。
 今年5月には、東京都千代田区のJR神田駅の山手線ホームで、電車がドアにベビーカーを挟んだまま発車し、約20メートル走行。ホームの客が非常ボタンを押して緊急停止させたが、ベビーカーに乗っていた男児ら3人が軽傷を負う事故があった。 南海電鉄IR広報部の話 お客様におけがをさせたことを、深くおわびします。詳しい状況は現在調査しておりますが、今後、原因を徹底的に究明し、再発防止策を講じて安全性向上に努めて参ります。


 この赤ちゃん。電車が止まったあと、近くにいた方が助けに入ったそうで、ケガがなくて何よりでしたが、もし途中で振り落とされる事があったら命に関わるケガをしていたのでは…と今更ながらにぞっとしています。
 ホームが曲がっていて安全確認がしにくいのならば、一旦ホームに出て確認すればよいだけのことではないでしょうか? ホームに出て確認しても1分もかからないでしょうし、仮にホームに出なくても、『出発しますよ』と一声かけていれば、その時点で母親のジェスチャーでベビーカーが挟まれていることがわかり、このような事故は防ぐ事が出来たと思います。
 ベビーカーが挟まれる事故と言えば、今年の5月にもJR神田駅でホームの途中までベビーカーが引きずられ、そのときはホームにいた他の乗客が赤ちゃんを助け出したのですが、こちらは完全にホームを通り過ぎていたようですし、どうも最近は『乗客を安全に移送する』というごくごく当たり前のことが忘れられているように思います。偉いさんが誤れば済む問題でもないと思うんでけどね…。

HIS、今秋にも損保参入・旅行保険など割安販売

2007-09-21 13:16:53 | Weblog
HIS、今秋にも損保参入・旅行保険など割安販売 2007年9月15日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070915AT2C1404Q14092007.html
 エイチ・アイ・エス(HIS)は今秋にも損害保険事業に参入する。近く金融庁から損保事業の免許を取得し、海外旅行傷害保険や家財保険などを割安な保険料で販売する。自社店舗で旅行者らに保険を販売、本業の旅行業との相乗効果を狙うほか、インターネットでも取り扱う。年間240万人の海外旅行客を扱う顧客基盤を持つ異業種の参入で、損保市場の競争が一段と激しくなりそうだ。
 週明けにも発表する。設立するのはエイチ・エス損害保険。損保免許を取得するための準備会社が、6億5000万円の第三者割当増資を実施して損保に衣替えする。資本金は16億5000万円で、エイチ・エス証券などを傘下に持つ沢田ホールディングスが3割強を出資する筆頭株主になり、HISも2割強を出資するとみられる。不動産賃貸の仲介業者や旅行代理店などが増資を引き受ける予定だ。


 損害保険会社というと、私達一般人にはどうしても自動車保険や家財保険のイメージが強いため、旅行会社が損害保険会社を作るというと怪訝に思う年輩の方もいらっしゃるかもしれませんが、損保会社では海外旅行保険なども販売していますし、クレジットカードでの海外旅行保険だけでは保障が不十分な場合もあり、海外旅行する時は、この手の保険に加入することが半ば推奨されており、HISとしても旅行保険と火災保険に専門特化してこの分野に参入するようですね。
 まあ、HISの場合、保険料収入を内部に取り込むことが目的なので、私達の生活に保険料の価格競争という形で直接のメリットがあるわけではありませんが、保険業界はどんどん参入が自由化されてきていますし、今後も本業に近い分野から代理店ではなく、本業として特定分野に特化した保険会社が出てくるのかもしれません。


関連ニュース
HIS、10月にも損保参入へ・準備会社の増資を正式発表
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070918AT2C1804718092007.html

ビックカメラ、ベスト電器の筆頭株主に・業務提携も 

2007-09-21 13:12:58 | Weblog
ビックカメラ、ベスト電器の筆頭株主に・業務提携も 2007年9月21日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070920AT1D2009L20092007.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070920i114.htm?from=main1
朝日 http://www.asahi.com/business/update/0920/TKY200709200359.html
 家電量販店5位のビックカメラと7位のベスト電器は20日、資本・業務の両面で提携したと発表した。ビックはベストが10月に実施する第3者割当増資を引き受け、発行済み株式の9.33%を取得しベストの筆頭株主になる。両社は物流や修理拠点の相互利用や共同商品開発を進める。ビックは業界2位のエディオンとも資本業務提携している。3社合計の売上高は約1兆6000億円になり、業界首位のヤマダ電機を上回ることになる。
 ベストは第3者割当増資を10月5日付で実施する。発行株数は842万7000株で、ベストは56億7800万円を調達。2006年12月に子会社化したさくらや(東京・新宿)の113億円の借入金の返済に全額をあてる。


 この業務・資本提携も、直接市場が競合しないもの同士の業務・資本提携という純粋な意味合いだけでなく、対ヤマダ電器包囲網の一面もあるんでしょうね。
 ちなみに、ヤマダ電機はマツヤデンキなどを傘下にもつ、ぷれっそホールディングスを買収するなどグループを急拡大していて、ベスト電器に対しても株式を6.47%まで買い進め第2位の株主に浮上(筆頭株主は日本トラスティ信託口の8.19%なので、事実上の筆頭株主)して、ベスト電器のグループ入りを画策。
 この動きに対して、今回ビックカメラがベスト電器の株式の9.33%を取得して筆頭株主の座を奪うなど、地方の有力な家電量販店をグループ入りさせようと、それぞれの陣営が激しい自社陣営への取り込み争いをしているようです。
 ちなみに、経営統合の話は白紙に戻ってしまっているようですが、もしエディオン陣営(デオデオ+エイデン→エディオン、上新電器、ミドリ電化、デンコードー、サンキュー)にベスト電器が再度復帰してビックカメラも加われば、現在売上高にダブルスコアを付けられているエディオンとしても、ヤマダ電機に十分対抗できる勢力になりますし、この動きは注目したいところ。
 ヤマダ電機に首位の座を奪われたコジマやポイントカード導入を頑なに拒否する独自の経営手腕を見せているケーズデンキ(デンコードーはここの傘下企業)など他の大手企業がどう動くかも含めて今後の家電量販店の再編の動きが気になるところです。

コムスン:事業譲渡問題 在宅介護事業、売却総額は52億円 

2007-09-21 13:08:53 | Weblog
コムスン:事業譲渡問題 在宅介護事業、売却総額は52億円 2007年21日 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/katei/news/20070921ddm012020036000c.html
 グッドウィル・グループは20日、子会社コムスンが三重、熊本両県で手掛ける訪問介護などの在宅介護事業を、セントケア・ホールディングに計1億1500万円で譲渡すると発表。在宅介護事業は全都道府県分の契約が完了、売却総額は52億6900万円となった。
 コムスンの在宅介護事業は、最終的にセントケア(14県)、ジャパンケアサービス(13都道県)、ニチイ(5府県)など同業大手ら14事業者が引き受けることになった。移行日は、京都、兵庫、熊本、宮崎が12月1日、その他の地域は11月1日の予定。


 コムスンの在宅介護事業売却問題で、地元業者が売却価格等の理由で折り合いのつかなかった熊本・三重両県ですが、結局は大手のセントケア・ホールディングに売却するようです。
 それにしても、セントケア・ホールディングにとっては、今まで営業所がなかった地域に顧客と営業所を引き継ぐ形で進出するので十分メリットがあるのだとは思いますが、わからないのが地元業者である熊本の熊進企画と三重の共栄の態度急変。
 両社とも秘密保持規程を理由に詳細な理由を開示していないようですが、仮に噂される価格の折り合いが上手くいかなかったのが原因としても、それを上回る知名度と地元の信用を得ることができるでしょうし、一旦立候補しながらなぜ突然ドタキャンしたのでしょうか???(立候補した業者の中には落選前提の売名行為目的で立候補したところもあったようですが、両社がそうだとは信じたくないものです)
 今の段階では困難でも、いつまでたっても県民に対して十分な説明ができなければ、長期的には熊進企画や共栄という介護事業者そのものの信用問題にもつながりかねないように思います。

台湾中銀、公定歩合0.125%引き上げ 

2007-09-21 13:06:21 | Weblog
台湾中銀、公定歩合0.125%引き上げ 2007年9月21日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070920AT2M2002N20092007.html
 台湾の中央銀行は20日開いた理監事会議で、公定歩合を0.125%引き上げ、年3.25%とすることを決めた。21日付で実施する。利上げは約3カ月ぶりで、2004年10月から13回連続となる。中銀の彭淮南総裁は記者会見で「実質金利が(景気に)中立な水準よりまだ低く、小幅に利上げした。台湾と米国など他の国とは(経済情勢が)異なる」と語り、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題で利下げや利上げ見送りに動く主要国と一線を画した。


 昨日のブログで、私はアメリカが公定歩合とFFレートを0.5ポイントも引き下げているのに、日銀が利上げできるはずがないという旨のことを書いたのですが、台湾はなんとこのタイミングで利上げしてきました。正直吃驚しています。
 まあ、日本やEUと台湾とでは与える影響力も異なるでしょうし、上げ幅も小幅ですが、アジア市場に影響を与えかねませんし、注意してその影響を見守る必要があると思います。

日経平均反落、午前終値103円安の1万6310円 

2007-09-21 13:04:10 | Weblog
日経平均反落、午前終値103円安の1万6310円 2007年9月21日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070921NT000Y44021092007.html
 21日午前の東京株式市場で、日経平均株価は反落。前場終値は前日比103円70銭(0.63%)安の1万6310円9銭だった。前日の米株安や円高が警戒されたほか、海外投資家の日本株離れも指摘された。きょうは9月中間配当などの権利付き最終売買日にあたるが、相場の押し上げにはやや力不足なようだ。銀行やハイテクの一角といった主力銘柄の下げが目立ち、東証株価指数(TOPIX)は続落。下げ幅は一時20ポイント強に広がった。
 前日の米株式相場は、原油相場の7日続伸によるインフレ懸念が指摘され下落。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が米下院で信用力の低い個人向け住宅融資「サブプライムローン」に端を発した金融不安に警戒感を示したとしてドルも売られており、市場心理の後退につながった。
 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1751億円、売買高が同9億368万株。値下がり銘柄数は1302で、全体の75%強にあたる。値上がり銘柄数は313で、変わらずが105銘柄。

米国株反落、ダウ48ドル安――利益確定売り、インフレ警戒感も重し 2007年9月21日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20070921c8db7iaa0521.html
 20日の米株式相場は三営業日ぶりに反落。ダウ工業株30種平均は前日比48ドル86セント安の1万3766ドル70セント、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同12.19ポイント安の2654.29で終えた。利益確定売りに加え、原油相場が七営業日連続して過去最高値を更新したため、インフレ警戒感も相場の重しとなった。
 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は午後4時までの通常取引(速報)で約12億7300万株。ナスダック市場(同)は約17億9000万株。
 午前中は小幅安で推移した。大幅利下げを好感し、ダウ工業株30種平均は前日まで2日間で412ドル上昇していたため、利益確定売りが出やすかった。
 一方、週間新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことなどは好材料。正午ごろに発表された9月のフィラデルフィア連銀景気指数は10.9と前月の0.0から急回復。市場予想も大きく上回った。
 午後に原油相場が騰勢を強めると相場は下げ幅を拡大した。外国為替市場でドル下落が続いていることも輸入物価を通じたインフレにつながるとして、相場の重しとなった。一時は70ドル以上下げる場面もあった。
 午前中ごろにバーナンキFRB議長が信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題について議会で証言したが、目新しい内容ではないとして反応は限られた。
 業種別S&P500種株価指数(全十業種)では、「金融」と「安定消費財」など七業種が下落。一方、「エネルギー」などが上昇した。
 朝方、市場予想を大きく上回る決算を発表した証券大手のゴールドマン・サックスは利益確定売りで下げに転じた。一株利益が市場予想を下回ったベアー・スターンズも小安い。他の証券株も全面安。一株利益見通しを下方修正した小口貨物大手フェデックスも売られた。最終損益赤字が市場予想以上に膨らんだ家電量販店のサーキット・シティー・ストアーズは急落した。
 引け後に決算を発表するオラクルが上昇。ドバイ取引所が株式を取得すると発表したナスダック・ストック・マーケットも上げた。

NY原油、一時84ドル台に 需給懸念で最高値更新 2007年9月21日 共同通信
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007092100011&genre=B2&area=Z10
 20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、需給逼迫感から指標となる米国産標準油種(WTI)10月渡しが急伸し、一時、1バレル=84・10ドルをつけ、最高値を更新した。通常取引は前日比1・39ドル高の83・32ドルで終え、終値ベースでも最高値だった。
 北半球で暖房用の油の消費が伸びる冬場に向けて米国の原油在庫が低水準にとどまっていることや、石油関連施設が集まるメキシコ湾の悪天候による供給不安を材料に買い進まれた。
 投機資金が高値を支えているとみられるが、外国為替市場のドル相場が対ユーロで最安値に下落したことで、米国以外からの資金流入が加速しているとの指摘もあった。
 米エネルギーアナリストは「あらゆることが買いの材料となっているが、現在の水準が実際の需給を反映しているとは思えない」と話した。



 原油価格が高騰を続け、NY原油価格がとうとう84ドル台に突入したこともあり、さすがにアメリカの株式相場も調整したようで、前日比48ドル安で終了。
 日本の株式市場も積極的に買いをいれにくいようで、21日の前場は前日比103円安い16310円09銭で終了しました。
 先週末は日本市場が終了した後に、クレディアの民事再生法の申請が発表されたり、ノーザン・ロックを救済する緊急融資の騒ぎがあり、週明けは300円を超える大幅な下落幅を記録して投資家も慌しい動きを余儀なくされたのではないかと思うのですが、さすがに明日から3連休に入る中、(余程の好材料でも出ない限り)積極的な売買は心理的にもしにくいかと思います。