石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

第三次補正予算成立!参議院本会議で賛成討論を行いました

2011-11-21 23:55:02 | 活動レポート

今日の午後、参議院本会議で、民主党・新緑風会を代表して第三次補正予算案に対する賛成討論を行いました。

 

昨年7月に初当選してから、初めて本会議場で登壇させていただきました。実は、以前から、いつか訪れるであろう初登壇の機会を自分なりに想像して、「相当緊張するだろうな~」とか、「緊張のあまり階段でつまづいて転んだらどうしよう?」などと様々な空想を巡らせていたわけですが、実際に登壇してみると意外や意外! ほとんど緊張もせず、つまづくこともなく、かむこともなく、自分なりに落ち着いて、気持ちを込めて賛成討論をすることが出来ました。

 

これも全ては、この第三次補正予算案を待ち望んでいる被災地の皆さんに応えたいという思いの強さのおかげだったと思っています。

東日本大震災後、初めて気仙沼を訪れたのが3月27日。以来、すでに何度となく被災地に入り、被災された皆さんのお話を伺ってきました。その時々に聞かせていただいた住民の皆さんの苦悩、不満、希望、期待 ---- さまざまな思いをしっかりと受け止めさせていただいて、被災地の再建・復興に向けて、そして安心と安全の回復に向けて、取り組みを進めてきました。

多くの国会議員が、同じ思いで復興に取り組み、そしてこの第三次補正予算案にも取り組んできて、今日という日に至っています。

つまり、今回の第三次補正予算には、一生懸命に取り組んできた与野党国会議員のさまざまな思いが詰められているわけです。もちろん、まだこれで全ての対応が終わったわけではありませんが、これは復興に向けた一つの大きなステップになることは間違いありませんし、そうなるように、確実に前進させていかなくてはなりません。

今日は、その思いを賛成討論に込めさせていただきました。討論の全文は、下記をご覧下さい。また、ぜひ参議院のインターネット中継で、ビデオをご覧いただければと思います。あっ、ちょっと声が上ずっているのはご愛敬ということで・・・。

ちなみに、本会議前の民主党・新緑風会議員総会でも、本会議での賛成討論に向けての決意表明をさせていただきました。これ、恒例なのですが、もちろん、これも初めての経験。皆さんに「がんばれ!」と気合いを入れていただいて、本番に向けてちょうどいい流れをつくってもらいました。

 

第三次補正予算案は賛成多数で可決され、成立しました。これで様々な施策が実行に移されますが、引き続き、私たちも全力を尽くして取り組みを進めていきます!

 

追伸:民主党ホームページでも記事を掲載していただいています!

 

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第三次補正予算案賛成討論 (参議院本会議: 2011年11月21日)

             民主党・新緑風会  石橋みちひろ

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 民主党・新緑風会の石橋みちひろです。会派を代表して、平成二十三年度第三次補正予算案について、賛成の立場から討論をいたします。

 はじめに、東日本大震災、そして一連の台風災害で亡くなられた方々やご遺族、被災された皆様方に対し、改めて、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 私が、東日本大震災の被災地に初めて入ったのは、3月27日のことでした。宮城県気仙沼市唐桑半島の避難所で支援活動を行いながら、沿岸部一帯の被害の状況を目の当たりにし、声を失って立ちすくみ、涙しました。しかし避難所では、震災後、まだたった二週間余りのその時に、大切なご家族やご友人、全ての家財を失って避難されていた皆さん方から「生き残った私たちが、必ずこの地を再建する。全力で応援して欲しい!」と声をかけられました。未曾有の災害に直面しながらも、奮然と明日に向かって立ち上がろうとする強い思いに感動するとともに、政治の大きな責任と役割を心に刻みました。

 今、この場におられる与野党の全ての同僚の皆さま方が、同じ思いで、これまで被災地の再建と復興に全力で取り組んで来られたことと思います。この第三次補正予算案は、復興基本方針に基づいて策定された、被災地の本格的な復興に向けた一つの大きなステップであり、被災地の一日も早い復興を願う全ての国民の願いと、その国民の声を代表する私たち国会議員の強い決意が含まれています。

 具体的に、次の三点に絞って賛成の理由を述べます。

 第一に、本予算案には、被災地における安定的な雇用の創出と、そのための産業の復興を支援するための予算が計上されています。まちの再建のためには、そこに住む方々の生活の糧が必要です。安定的な収入なくして未来への安心はありませんし、未来への安心なくして被災地の復興はあり得ません。地場産業の復興と、安定的な生活手段の確保に対するさまざまな支援策が盛り込まれていることを評価します。

 第二に、被災地の復興に向けて、安心と安全を保障する社会基盤を再構築していくための各種施策が盛り込まれています。道路、港湾、空港、鉄道、学校などの再整備はもとより、災害に強い情報通信の確立や、医療と介護の再生、そして子ども・子育て支援など、被災された皆様方が、生まれ育った故郷でふたたび安心して暮らしていける「まちづくり」を多角的に支援できる内容になっていることを諒とします。

 そして第三に、東京電力福島第一原発事故の収束と、福島県民の皆さんをはじめとする多くの原発事故被害者の皆さんの生活再建を実現するための予算が組み込まれています。被害に遭われている皆様方に、一日も早く、安心と安全を取り戻していただくことが政治の最優先の課題であり、そのための損害賠償、除染、モニタリング、風評被害対策など、きめ細やかな対応を総合的に実施していく内容であることを評価します。

 以上、賛成の理由を簡潔に申し述べましたが、野田総理が繰り返し訴えられている通り、被災地の復興なくして、日本の再生はありません。と同時に、日本経済や社会全体の再生なくしては、被災地の本格的復興もなしえません。欧州の金融危機や、超円高への対応に万全を尽くし、デフレを解消し、我が国の経済を自立的な回復軌道に乗せることによって、迅速かつ確実に復旧から復興への足取りを進められるよう、引き続き、私たち与野党国会議員全員が力と心を合わせ、全力を尽くして取り組んでいかなければなりません。

 被災地には、厳しい冬が訪れようとしています。仮設住宅や、損壊したままのご自宅、故郷を遠く離れた土地で年を越される方々も大勢いらっしゃると思います。被災された皆様方に、復興への確かな足音と、明日への大きな希望を感じながら新しい年を迎えていただけるよう、是非とも満場一致、第三次補正予算案にご賛同いただきますことを心よりお願い申し上げ、私の賛成討論を終わります。

 ありがとうございました。

(了)