石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

11月5日(火)の参議院文教科学委員会で質問に立ちます!

2013-10-31 23:30:45 | 活動レポート

来週、11月5日(火曜日)の午前10時から開催される参議院文教科学委員会で、質問に立ちます。おおよそ、11時20分ぐらいからのスタートになると思いますが、スタート時間は若干、前後するかも知れません。持ち時間は40分です。

この日の文教科学委員会は、今週の火曜日(10月29日)の委員会で下村文部科学大臣が行った所信表明に対する一般質疑。私は主に、以下の項目を中心に政府の姿勢を問い質す予定です:

  • 教育予算のあり方について(OECD加盟国で最低レベルの教育支出をせめてOECD平均にまで引き上げるべきでは?など)
  • 教育におけるICT利活用の推進について(諸外国と比しても立ち後れている教育のICT化を強力に推進する必要があるのでは?など)
  • 教員定数のあり方と非正規教員問題について(非正規教員の割合が増加していることに対する危機意識や改善策、など)
  • 高校授業料無償化撤回について(社会権規約違反や、子どもの差別化、現場負担の増大など問題が多く、撤回を撤回すべき、など)
  • 国家戦略特区法案が提起している「公設民営」について(いかなる目的で何をするのか?など


民主党政権下で、教育予算の漸減傾向に歯止めをかけ、教育予算の増額、高校授業料の無償化など、さまざまな施策を進めたわけです。それが自公政権の下でどのような形になるのか、引き続き、教育の拡充が行われるのか、それともまたぞろ、引き下げが行われるのか、まずはこの一般質疑で、政府の考え方を質しながら、とりわけ、高校授業料の無償化廃止など、問題の多い政策について修正・撤回を求めていきたいと思います。

ぜひご声援をお願いします!


「電子書籍と出版文化の振興に関する議員連盟」第2回総会開催!

2013-10-29 23:04:39 | 活動レポート

今日の午前、私が事務局長を務めている「電子書籍と出版文化の振興に関する議員連盟」が2013年度第2回総会を開催し、20名超の衆参国会議員の参加の下で、電子書籍に対応した出版権の整備に向けた著作権法の改正について議論し、議連としての検討方針案を確認しました。
 



すでにこのブログでも、これまでの議論の経過についてはその都度ご報告しているので、ここでは繰り返しませんが、電子書籍に対応した出版権の整備については文化審議会の著作権分科会出版関連小委員会で議論が進められていて、9月に出された「中間とりまとめ」に基づいてパブリックコメントが行われています。先週、パブコメが締め切られて、これから意見集約、さらなる検討と進められていきますが、私たち議員連盟としてもこの流れに歩調を合わせ、あるべき出版権整備の方向性について国民を代表する立場から積極的に研究を重ねて、方向性を示していこうという考えです。

今日の総会では、これまでの議論の経過を踏まえた上で、参加議員からの提言もいただきながら、以下のような対応方針を確認しました。しかし、まだまだ整理すべき論点も多いため、今後、関係団体等とも丁寧に意見交換を積み重ねながらさらなる検討を進めて、議連としての最終的な考え方をこの臨時国会中にとりめとめていくことも併せて確認しています。

すでに先週、著作者団体の方々と最初の意見交換を行い、そこでいただいたご意見も早速この方針に取り込んでいます。著作者団体の方々とはこの叩き台をベースに更なる意見交換を行う予定ですし、中小零細出版社を代表する団体の方々ともお会いする予定です。

議連としては、新しい時代の中で、日本の素晴らしい出版・印刷・活字文化を護り、育てていくことで、国民の皆さんの一層の利益につなげていく視点で、しっかりこの問題に取り組んでいきたいと思います。

 

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出版者への権利付与のあり方に関する今後の議連対応方針について
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当議連として、私たちがめざす「電子書籍の流通促進」と「有効な海賊版対策の整備」を実現するための出版者への権利付与に関する著作権法改正案について、これまでの中川勉強会における議論の経過、中山研究会の提言、および、文化審議会出版関連小委員会の「中間とりまとめ」等を踏まえ、以下の通りの基本方針をもってさらなる具体的検討を行っていくこととする。

  

出版者への権利付与に関する基本方針


◎電子書籍に対応した出版権の整備

  • 現行の出版権を電子出版にも拡張する方法(総合出版権)によること。
  • なお、その際、出版者側の出版義務を再確認するとともに、義務不履行の際の著作者側の消滅請求権を明確にすること。
  • 加えて、契約によって紙のみの出版権を設定した場合の「みなし侵害」のあり方について、さらなる検討を加えること。

◎出版権者による再許諾

  • 原則不可とし、著作権者の承諾を得た場合に限り再許諾可とすること。
  • なお、その際、紙のみ、電子のみの再許諾も契約によって可能とするが、いずれの場合においても、再許諾のみをもって出版義務の履行とせず、原出版権を保持する出版者が一貫して出版義務を負うことを明確にすること。 

◎特定版面権(特定の出版物に限定した出版権=特定出版物権)

  • 版面に依拠するのではなく、特定の出版物に限定した出版権(特定出版物権)を総合出版権の一類型として設定可能とし、著作者側により高い柔軟性を付与しつつ、出版者側が雑誌等の海賊版に対しても有効に対抗することを可能にすること。
  • なお、対象は頒布目的の出版物に限り、企業内複製は対象としないこと。 

◎その他

  • 出版者への権利付与については、紙の出版物に関するデジタル海賊版に対して法的に対抗できるだけでなく、実務上も広く利用されるものでなければならないこと。
  • 加えて、本権利付与は、著作者の権利と利益を保護し、さらに国民の利益を最大限に確保するものでなければならないことから、権利の所在を明確化し、出版物の利活用を一層促進するための「登録制度」の確立が必要不可欠であり、そのための具体的検討を行っていくこと。

(以 上)


今日は秋田、宮城で退職者の会総会に参加!

2013-10-28 23:59:34 | 活動レポート

今日は、朝早くに家を出て、羽田空港から一路、秋田県の大館能代空港へ。これまで秋田には何度か訪れていますが、飛行機で行ったのは初めて。今日は、目的地が能代だったこともあって、飛行機での移動になったわけです。

能代では、NTT労組退職者の会の「秋田県支部協第15回定期総会」に参加。ご参集の皆さんに、組織内議員を代表してご挨拶をさせていただきました。
 

 
挨拶の中でも触れさせていただいたのですが、4年前に全国行脚を始めたとき、最初に秋田を訪問したのが政権交代2週間後の9月中旬。あの時は、民主党政権誕生の熱狂の中で秋田県下の各地区を回らせていただいて、退職者の会の地区協役員の皆さんにもわざわざお集まりをいただいて、激励を受けました。まるで昨日のことのように思い出しますが、この4年間で政治状況は一変。今、民主党にとっては大変厳しい状況の中での政治活動になりますが、ご支援いただいている皆さんのご期待に応えるためもしっかり頑張ります!と、決意を述べさせていただきました。


能代での行動を終えて、JR東能代駅から約4時間。特急と新幹線を乗り継いで、今度は宮城県の仙台へ! 今度は、NTT労組退職者の会の「宮城県支部協第15回定期総会」に参加させていただいて、こちらでも皆さんにご挨拶する機会をいただきました。
 


挨拶の中で、私が特に触れさせていただいたのが、被災地の復興の進展に懸念が生じていること。安倍政権の下で、経済成長第一、企業の成長第一の名の下に莫大な財政出動が、旧来型の公共事業を中心に行われていますが、これによって全国で公共事業が活発化。被災地では、これからようやく復興が本格化しようとしているのに、すでに人手不足、資材不足が顕在化し始めているのです。今後、2020年の東京オリンピックに向けた各種建設事業が本格化してくると、人手不足、資材不足にさらに拍車がかかるのではないかと懸念するわけです。

復興のための資金を確保するために国民の皆さんにお願いした復興特別税も、復興特別法人税のみ前倒しで廃止しようとしている安倍政権。その理由も「企業の成長が第一だから」。企業向けアンケートでは、多くの企業が復興特別法人税の廃止で得られた資金を「内部留保に回す」と答えているのですけどね・・・。まさに、被災地の復興を本気で「加速化して進めて行く」おつもりがあるのかどうか・・・。

今日の宮城県支部協総会では、質疑も聞かせていただいて、その後の意見交換会にも参加をさせていただいたのですが、皆さん異口同音に「復興は、まだまだこれから」と仰っていました。その通りだと思います。だからこそ、復興事業を確実に前に進めていくためにも、人材の確保、資材の確保が必要不可欠です。この点については、民主党としてもしっかりと政府の対応をチェックして、必要な提言を行っていきたいと思います。

ちなみに、質疑の中で、気仙沼地区協から「震災直後には口をつぐんで話をしたがらなかった被災会員も、今、ようやく笑顔で話をしてくれるようになった」という報告がありました。嬉しい報告ですが、その一方で「今なお、津波に襲われたトラウマで、悪夢にうなされている被災会員もいる」というお話しも・・・。震災から2年7ヶ月。まだまだこれから頑張らないといけません!


久し振りの山形にて

2013-10-27 23:29:26 | 活動レポート

金曜日から土曜日にかけて、山形、大阪、神奈川、そして東京と、東へ西へと移動しながら活動してきました。

山形と神奈川は、それぞれ退職者の会の総会への参加だったのですが、山形にお邪魔するのは本当に久し振り。折角の機会なので、少し早めに到着して、いつもお世話になっている支援組織へのご挨拶回りをさせていただきました。
 


(東北情報インフラユニオン・TTKグループ支部の安孫子・副執行委員長と)

 


(わざわざお集まりいただいた、運輸労連山形県連の幹部の皆さん)


お邪魔したのは、通建連合・東北情報インフラユニオン・TTKグループ支部の山形部会、NTT労組東北総支部山形分会、そして運輸労連山形県連などでしたが、それぞれ、役員の皆さんにご挨拶させていただき、NTT労組と運輸労連では時間をかけてじっくりと国政の報告と意見交換をさせていただきました。


 
また、NTT労組退職者の会・山形県支部協の総会では、ご参加の皆さんにご挨拶する機会をいただいたので、この3年間のご支援の御礼と、そして今後の活動に向けた決意を述べさせていただきました。


山形行動終了後、飛行機で大阪へ飛んだのですが、山形空港に到着したら「悪天候で飛ばない可能性あり」とおどかされ、ドキッ~。何としても金曜日中に大阪につかないといけなかったので、最悪、新幹線乗り継いで大阪まで行こうかと考えていたら、「無事に飛びます!」とのアナウンス。いや~、ホッとしました。


大阪では、土曜日の午前中に、約1時間半の講演。NTT労組西日本本部の新任役員研修で、テーマは「私たちがめざす社会と政治の役割」。私がいつも訴えている「つながって、ささえあう社会」のコンセプトを中心にお話ししながら、現在の安倍政権が進めようとする政策を批判的に解説し、今後の取り組みを連携しながら進めていくことを皆さんにお願いしました。

(NTT労組西日本本部の新任役員研修にて)


そして土曜日の午後、大阪から新幹線で新横浜へ。横浜市内で開催されていた退職者の会・神奈川県支部協の定期総会に駆け付け参加をさせていただいて、こちらも、ご参加の皆さんにひと言、挨拶をさせていただきました。
 

 

明日、月曜日は、朝から秋田へ飛んで、その後、新幹線で仙台へ移動。それぞれ、退職者の会の総会に出席させていただきます。各地で、先輩方からしっかりとご意見をいただいてきます!


参議院予算委員会、2日間の日程を終了

2013-10-24 23:56:13 | 活動レポート

昨日、今日の2日間にわたって行われた参議院の予算委員会が終了しました。

7月の参議院選挙以降、初めて開催された予算委員会でしたが、あらためて、自民党・公明党の与党が大きな勢力を得たこと、そして悔しながら、私たち民主党の勢力が大きく後退してしまったことを痛感する第一委員会室(予算委員会が行われる部屋)の様子でした。

おとといお知らせしていた通り、民主党からは、大塚議員、増子議員、櫻井議員、そして吉川沙織議員の4名が質疑に立ち、安倍政権の基本姿勢や、国会対応、さらには具体的政策の方向性など追求。吉川議員も、若年雇用のあり方や企業の内部留保問題、さらにはサイバーテロへの対策など、重要課題について安倍総理の考えを質しました。
 

 
安倍総理の答弁は、衆議院予算委員会と同じで終始「のらりくらり」。意気込みや決意、期待や予測を威勢良く述べるだけで、ではいかにして進めて行くのかという具体的な方策について言及することはほとんどありませんでした。

参議院の予算委員会は、これで第1ラウンドが終了。今のところ、今臨時国会中に開かれるかどうか、いつ開かれるかは決まっていません。本来であれば、多くの重要課題について続けて予算委員会での質疑を続けて行くべきなのですが、安倍政権の国会軽視の姿勢はますます強まってきているようです(注:この間、たっぷり外遊して臨時国会の開会を遅らせたくせに、また外遊に行くのだそうです・・・)。

ということで、参議院は、各種委員会での大臣所信の聴取、所信に対する一般質疑と舞台を移していきます。社会保障改革に関するプログラム法案や、国家戦略特区法案、さらには特定秘密保護法案など、重要法案もかかってきますので、これから民主党としてもしっかりと議論を進め、対応していきます。