石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

参議院文教科学委員会で秋田視察へ

2014-02-28 23:56:33 | 活動レポート

2月27日から28日の2日間、参議院文教科学委員会の委員派遣で、秋田市に視察に行ってきました。
 


今回の視察の主な目的は、(1)学力向上に向けた現場での創意工夫の状況、(2)教育委員会の実状と、教育長や首長との関係の状況、(3)大学教育の実践の状況、などについて調査を行うことでした。これらの目的に照らし合わせて、市内の小学校、高校、県教育庁、そして秋田国際教養大学を訪問して、ヒアリングを行ってきました。

上の写真は、最初に訪問した小学校で校長先生からヒアリングを受けた時の写真。この学校では、小学校1年生、3年生、6年生の算数の授業を見学したのですが、子どもたちと先生が一体となって授業に取り組んでいる様子にビックリ。特に、6年生の算数の授業は、とっても独創的で、単に数式を覚えさせるのではなく、なぜそうなるのか、何が分からないのかなどを論理的に思考して、3人一組のチームを組み、他のクラスメートに説明したりお互いに教え合ったりする手法が採られていました。これはイイ!
 


あとで質疑の時に先生にお聞きしたら、これはこの学校だけの独自の取り組みではなく、市全体で取り組んでいる手法だそうです。この辺が、秋田の学力の秘密なのかも知れません。

続いて市内の高校にもお邪魔したのですが、雪の中で練習していた野球部の姿が印象的でした。この高校では、約95%の生徒が部活動に参加していて、そしてほぼ99%の生徒が大学へ進学しているそうです。ただ、ここ数年は、生徒の志望が高くなっていて、現役合格率は低下しているとか。しかも大半の生徒は都会の学校や予備校へ進んでしまうということでした。この辺は、地方に共通の悩みですね。
 


さて、初日の最後にお邪魔した県庁では、佐竹知事から挨拶を受けた後、教育行政の現状について教育庁からお話しを伺い、意見交換しました。私も、(1)少人数学級と学力向上との関係、(2)教育庁と教育委員会との関係について質問。前者については、徐々にではあるが着実に成果が見えてきていること、後者については、秋田では現状の体制下でも比較的上手く連携が機能していること、など説明がありました。


日が変わって、2日目の今日(2月28日)は、国際教養大学(IAU)を視察しました。私は個人的に、このために今回の視察に参加したと言っても過言ではないほど楽しみにしていた訪問です。

以前、このブログでも書いたと思いますが、国際教養大学について知ったのは4年ほど前のこと。秋田に、世界に通用する学生を育てている凄い大学があるということで、調べて見たら本当に凄かったのです。授業は全部英語。教授の半数は外国人。1年目は必ず寮で外国人と一緒の部屋で生活。そして全員が1年間必ず留学、などなど。結果、就職率は毎年ほぼ100%なのです。
 


今回の訪問で、素晴らしい教育方針と施設を確認することができました。懇談に参加してくれた4人の学生たちは、みなすでに留学を経験し、就職も決定した4年生でしたが、しっかりとした考えと将来ビジョンを持った学生でした。こういう学生を輩出しているからこそ、就職も都会の大手企業を中心に、ほぼ100%の状況が続いているのでしょうね。ただ、就職については、やはり地方大学の苦労も大いにあるとのことで、いかに企業に秋田まで足を運んでもらうかが勝負、とのことでした。
 

 
今回、国際教養大学を訪問していて、私は自分のかつての留学を思い出していました。大学4年の秋に急きょ、アメリカ留学を決意して、全く何も分からない状況からアメリカの大学10数校に英語で資料請求し、そして選んだ5校に願書を出して、最終的に南部のアラバマ大学を選んで留学したこと。そして最初に入った語学学校で、南米、アジア、中東からの留学生たちと一緒に英語を学んで、「これが世界なのか~!」と楽しくて仕方なかったこと。ある意味その経験が、秋田で出来るのですから素晴らしいことですね。


そして、見学させていただいた図書館は、それはそれは素晴らしいものでした。なんと言っても、365日24時間開館というのが凄い。私が学生だったら、恐らく連日ここで本に埋もれて眠っていることでしょうね(笑)

以上、2日間の秋田視察の様子でした。今回の訪問で得られた情報を参考に、今後の文教科学委員会での議論にしっかり臨んでいきます!

 


「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」総会を開催

2014-02-27 23:48:05 | 活動レポート

今年に入って初めてになると思いますが、超党派の有志議員で構成する「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」が2月27日(木曜日)に総会を開催し、私も事務局次長として出席してきました。
 


この日の総会には、初めて駐日ミャンマー大使が参加して下さって、ご挨拶をいただきました。大使は、民主化や経済・社会開発の取り組みなど、現政権の優先課題について報告され、両国間の交流が進展している状況と、ODAなど日本国民からの支援に対して歓迎と感謝の意を表されました。

その後の質疑応答では、参加した議員から次々と質問が出されたのですが、大使は一つ一つ丁寧に答えて下さいました。私も、カチン内戦の終結に向けた政府の決意についてお伺いしましたが、間もなく暫定停戦合意が結べるのではないかと期待しており、政府として早急に少数民族との政治的な和平交渉を開始したいと考えていると、非常に前向きな回答をいただきました。速やかにかつ着実に和平交渉が進むことを期待したいですね。


歴史的に、アウンサンスーチー女史をはじめとするビルマの民主化勢力を支援してきた議連だけに、大使も私たちの議連に正式に参加することには慎重な立場だったのではないかと思います。しかし、議連として現政権の民主化の取り組みを支持・支援していることも含め、最近の活動について前向きな評価をいただいたことが、この日の出席につながったことと思います。今後は、大使とも情報交換をさせていただきながら、引き続きミャンマーにおける民主化や和平交渉の進展に協力をしていきたいと考えています。


チェルノブイリ事故を受けたベラルーシの取り組み (代理出席報告)

2014-02-27 16:25:54 | 活動レポート

石橋議員もメンバーとなっている超党派の「子ども・被災者支援議員連盟」の勉強会が開催され、ベラルーシのラフマニノフ駐日大使からチェルノブイリ事故を受けた取り組みについて説明を聞くことが出来ました。チェルノブイリの原発事故というとウクライナのことだと思いがちですが、北に30KMしか離れていないベラルーシに多くの放射能が流れ一番大きな影響を受けたことを恥ずかしながら初めて知りました。前例のない事故処理を試行錯誤しながら、8年かけて2056年までの予報を含んだ詳細な汚染マップを作成し、それに基づいて様々な対策をきめ細かく実施している点、また、ベラルーシの子どもたちは、毎年リハビリセンターに無料で30日間過ごしながら手厚い医療支援を受けている点など、これからの日本の取り組みに大変参考になりました。


インターン淺田です!(インターンだより)

2014-02-27 08:13:44 | 雑記

インターンをさせていただいてから、早くも一か月が経とうとしています。

最近は関係省庁出席の会議に代理出席させていただくこともあり、国会議員と省庁とが常に綿密に連携をとっていることを実感しています。

会議でのメモは大変ですが、貴重な体験なので今後も積極的に参加させていただこうと思っています。


香港経済貿易代表部へドアノック訪問!

2014-02-26 22:31:37 | 活動レポート

先日、台北駐日経済文化代表處の沈代表との意見交換について報告しましたが、今日はそれに続いて、香港経済貿易代表部をドアノック訪問し、黄碧兒(サリー・ウォン)首席代表他、代表部の幹部の皆さんと意見交換を行いました。
 


代表部は、国会からほど近い千代田区三番町の一角に事務所が置かれていて、小規模ながらもビル全体が代表部の事務所という立派な構えでした。初めてお会いしたサリー・ウォン主席代表は、とっても気さくな方で、香港と日本との関係の現状や、今後の重点課題などについて熱弁を振るって下さいました。

先日、台北代表處の沈代表も仰っていましたが、やはり香港から日本を訪れた方々は昨年、前年比約150%増と大幅に増加したそうです。やはり、円安の影響が大きいのでしょうね。しかも、若い人たちやリピーターが増加しているらしく、日本の人気が高まっていることも教えて頂きました。また、香港での日本食ブームについても教えて頂いたのですが、今、有名なラーメン店が続々香港に進出していて、しかも長蛇の行列が出来ているのだそうです。ある博多ラーメン店は、なんと5時間待ちだそうですよ!!!

私も、香港を最後に訪問したのはもう10年も前のこと。いろいろとお話しを伺っていたら、久し振りに訪問したくなりました。次にお邪魔する機会には、ぜひ政治家レベルの交流を行いたいですね!