石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

山中教授の講話

2013-02-28 23:50:53 | 活動レポート

今日の夕方、国会議事堂本館で、ノーベル賞を受賞した山中教授の特別講話が行われ、衆参国会議員を代表して参加した24名の国会議員の一人として、私もお話を聞く機会に恵まれました。
 


山中教授は、大きく三点について意見提起をされました。最初に、科学者を取り巻く研究環境について、続いて、科学者の研究をサポートする関係者の処遇の問題について、そして最後は、研究者の雇用契約の問題について、です。

特に、科学者の研究環境については、日本と米国との違いについて具体例を挙げて説明をしていただきました。「そもそも、科学者の社会的地位からして違う」という説明は、日本における科学者の地位や処遇の厳しい状況を如実に示されたもので、大変興味深くお聞きしました。

民主党政権下では、この科学者の研究環境や処遇の改善という問題に取り組んできていて、一定の前進が図られました。今後、新政権下で、どのような具体的支援策がとられるのか、注視していきたいと思っています。


ノーベル賞受賞の山中伸弥教授の勉強会へ(インターンだより)

2013-02-27 09:05:45 | 雑記

先日、ノーベル賞を受賞された京都大学iPS研究所の山中伸弥教授の勉強会に参加させて頂きました。昨年、最も有名になった日本人と言える山中教授の話を聴くことができるのをとても楽しみにしていました。関西弁で穏やかに淡々と、時折冗談を交えながら話される山中教授は、研究者の堅いイメージと楽しいお人柄を併せ持ったような方でした。

勉強会は山中教授がiPS細胞について短くレクチャーをし、その後、議員のみなさんから質問を受けるという順序で進んでいきました。多くの質問がありましたが、私が最も興味を持ったのは「研究者の立場から政治に期待することは?」という質問でした。米国で脳神経学の修士号を取り、京都大学の博士課程で学んでいる私の友人が日米の研究者の待遇や研究環境の格差について話していたのを思い出しました。

山中教授は日本の研究者が忙しすぎて余裕を持って研究ができないこと、そして、それは実験など研究の補助を行う人の待遇が日本では確立されていないということを原因の一つとして挙げました。確かに、日本では研究補助員どころか研究者の方に対しても一般からの尊敬や憧れが比較的薄いように思います。そのイメージがさらに定着してしまうと将来、研究者になりたいという若者が減ってしまうことが考えられます。

 もう一つ冒頭の質問に対して山中教授が話されたのは特許についてです。iPS細胞は米国での特許も取得されていますが、それをかいくぐる技術や方法を用いて外国の企業や研究機関が存在します。iPSの臨床実験や実用化を強烈に推進しているのは欧米の製薬会社であり、国内の一研究機関で対抗するのは大変です。特許について外国で訴訟があった場合には現地の法律に通じた弁護士が必要ですが、高額な費用を要します。日本国内には外国語で科学技術の内容を弁護できる人材が不足しているといことも山中教授は指摘されました。

勉強会にさせていただいて痛感したのは、日本には優秀な研究者が多い反面、その研究成果を商用化し、政治がその仕組みを構築する力が弱いということです。世間では理系離れが進んでいますが、政治家や起業家を目指す若者が増えてほしいです。


インターネット選挙解禁法案に関する状況報告

2013-02-27 00:23:21 | 活動レポート

皆さんもご存じの通り、今、インターネット選挙解禁法案についての与野党協議が進んでいます。実は私も、民主党のインターネット選挙小委員会のメンバーとして関わっていて、小委員長の鈴木寛参議院議員、事務局長の田嶋要衆議院議員と一緒に党内での議論を主導しています。

与野党間の協議も、かなり論点が絞られてきていて、残された大きなポイントは、メールによる選挙運動を第三者にまで解禁するかどうか、というところです。

この辺りの状況について、鈴木寛委員長と田嶋要事務局長による解説動画がYouTubeにアップされましたので、ぜひご覧下さい。その上で、次の機会には、論点をもう少し具体的に解説してみたいと思います。

 ・http://www.youtube.com/watch?v=RoAUsBBQcU4


補正予算が参議院で可決、成立

2013-02-26 21:25:33 | 活動レポート

本日(2月26日)行われた参議院本会議で、平成24年度補正予算三案が、賛成117票、反対116票で可決、成立しました。

私たち民主党は、「補正予算の必要性には同意するが、補正予算の中身があまりに粗雑。新規の公共事業や複数年の基金事業中心で、緊急経済対策としての効果が全く疑わしいばかりか、その財源を未来への大きなツケとなる国債の発行に頼っている」として、みんなの党、生活の党、社会民主党と4党共同で修正案を提出し、本会議での討論に臨みました。

民主党を代表して討論に立ったのは、小林正夫参議院議員!

小林議員は:

  1. 5兆円を超える公共事業の財源は赤字国債。政府は平成25年度本予算案で、税収よりも国債発行額が下回って財政規律を重視したと胸を張ってみせたが、実は、補正予算分を合わせれば新規国債の発行額は47兆5,500億円となって税収の43兆1千億円を上回っており、まやかしで国民の目を曇らせたものにすぎない;
  2. 補正予算で行おうとする公共事業は、今年度内の事業執行が不可能なことが明らかで、景気回復の即効薬としては役立たない;
  3. 農業土木の公共事業費予算が民主党政権時に96億円だったのが、今回の補正予算ではその17倍にあたる1,650億円に膨張しており、公共事業を中心に旧い政治型のバラマキが目に余る;
  4. 地域主権を促進するために民主党が創設した、地方自治体が自らのニーズに応じて自由に使える一括交付金(地域主権戦略交付金)を廃止し、国の官庁と自民党の族議員が主導権を握る従来型の「ひもつき補助金」を復活させた
  5. 肝心の住宅再建資金の増額や半壊以上への対応拡大などは見送られており、被災地の復興に繋がらない

ことなどを指摘して、修正案への支持を訴えました。

結果は、残念ながら修正案は否決され、政府提出補正予算案がそのまま可決、成立しました。民主党に加え、みんなの党、生活の党、社民党、共産党が補正予算案に反対しましたが、与党(自民・公明)、維新の会、新党改革、国民新党が賛成し、みどりの風も5人中4人が賛成。結局は、先日民主党からの離党を表明した2人の議員(植松氏、川崎氏)が棄権と賛成に回ったこと、生活の党から1人(藤原氏)が棄権に回ったことなどが影響しました。

政府案がそのまま成立したことは残念ですが、冒頭述べたように、私たちも補正予算の必要性については同意する立場。今後は、成立した補正予算がきちんと執行され、期待された効果を上げるかどうかをきちんとチェックしていきたいと思います。


お知らせ:吉川議員が3月6日の参議院本会議で質問に立ちます!

2013-02-26 18:11:16 | 活動レポート

皆さんにお知らせです!

参議院では、本日、平成24年度補正予算案が可決され、成立しました。これを受けて、今週中には平成25年度予算案が国会に提出され、参議院でも今週の木曜日か金曜日に政府4演説の聴取を受けることになります。

そして、その政府4演説に対する質疑が来週、3月5日と6日の参議院本会議で行われるのですが、同僚の吉川沙織参議院議員が6日に質問に立つことになりました!

皆さん、ぜひ宣伝と応援を宜しくお願いします!