石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

非正規雇用労働者のワークライフバランス

2010-11-30 11:55:04 | 活動レポート
今日も参議院は動かず。止まったまま・・・。12月3日の会期末まであと数日です。衆議院を通過して参議院での審議を待つ法案が10数本もあるのですが、野党は委員会の開催を拒否したままです。悔しいですね、本当に。委員会さえ開かれれば、しっかりと審議して法案を通すことが出来るのに。

参議院は空転していますが、その分、私たちは民主党内での政策会議をしっかりと開催しています。今日も会合が目白押し。朝から、税制改正調査会、働き方改革WT、子ども・男女共同参画調査会、科学技術イノベーション小委員会、地域主権調査会、再び税制改正調査会と、議員会館内の会議室を行ったり来たりの一日でした。

私が事務局長を務める『働き方改革WT』も、今日が早くも7回目の会合で、臨時国会の会期中としては最後の開催日となりました。今日はまず、「非正規雇用労働者のワークライフバランス」ということで、第一生命経済研究所の松田研究員からお話を伺い、その話を基にみんなでディスカッションを行いました。ワークライフバランスの話をする時、往々にして大会社の正社員の事例を検討することが中心になってしまいます。これまでの会合でも、ワークライフバランス政策の焦点は非正規雇用労働者であるべきだという意見が出されていて、今日はその声を受けて特に非正規雇用に焦点を当てた議論をしようということになったわけです。




松田研究員は、非正規雇用というのは今後もなくならないため、いかに非正規雇用労働者にワークライフバランスを実現するかが大きなポイントになると主張。政策的には、特に(1)普通に働いていれば安心して暮らしていける収入の保障、(2)育児休業の取得や保育施設へのアクセスについて、正規・非正規間の均等待遇を実現すること、などを実現することが必要だと訴えられました。私たちも全く同感で、そのための具体的な施策を今後検討していくことを確認しました。この点は、来春、ワーキングチームとして政策提言をする際の中心課題になるだろうと思っています。

また、会合の後半では、12月の中旬に閣議決定される予定の「第3次男女共同参画計画(案)」への提言案について議論し、とりまとめを行いました。この第3次計画案、なかなか網羅的でよくまとめられているのですが、ちょっと具体性に欠けるところが多くて、その辺をしっかりと書き込んで欲しいというのがワーキングチームとしての意見です。具体的には、(1)男女間および正規・非正規間の均等待遇の実現、(2)ワークライフバランスが実現可能な労働時間の確保、そして(3)男女共同参画にかかわる未批准の国際条約の批准促進、などに関する具体的な政策を盛り込むことを提言することを決めました。

この提言、午後に開催された「子ども・男女共同参画調査会」の場で議論され、私たちの提言はほぼそのまま、調査会としての提言に盛り込まれました。今後、この調査会の提言が民主党政調経由で政府に提出され、これが反映された形で12月中旬の閣議決定につながっていくことになります。

もちろん、男女共同参画計画の決定はあくまで一つのステップ。今後は、その実現に向けた具体的取り組みをしっかりつ進めて行かなくてはなりません。引き続き、調査会の仲間たちと頑張っていきます!

11月29日(月)のつぶやき

2010-11-30 01:58:43 | 活動レポート
08:47 from Echofon
おはようございます。今朝の東京は、昨日よりちょっと寒い感じ。コートを着ている人の数も増えてきたようです。今日は、午前11時から国会で、議会開設120年の記念式典が開かれる予定になっています。
08:48 from Echofon (Re: @futen21
その通りですね。建設的な議論のためならまだいいのですが・・・。@futen21 >国会運営も多少コスト意識持った方がいいのでは?
by ishibashi2010 on Twitter

KDDI労組の皆さんが国会見学に来てくれました!

2010-11-29 23:55:42 | 活動レポート
今日、島根県安来市の養鶏農家で、高病原性鳥インフルエンザの疑いが強い事例が見つかったとか。今後、動物衛生研究所で詳しいウイルスの確認が行われる方針だということですが、心配です。とにかく初動が大切ですから、万一の場合でも拡散を防げるように、この段階でしっかりと対応して欲しいと思います。

さて、今日は夕方に、情報労連・KDDI労組中央本部の皆さんが国会見学に来てくれました!

昨年の7月、KDDI労組の全国大会に参加して以降、いろいろと活動を共にさせていただいてきました。今年7月、長崎で開催された全国大会で新しい執行部が選出された時に、今後の活動のためにもぜひ一度、新執行部で国会見学に来て下さいとお話ししてあったのですが、それが今日ようやく実現したわけです。



初めて間近で見ていただいた国会議事堂は、なかなか刺激的だったとのこと。その刺激も冷めやらぬ中、この臨時国会での出来事を中心に国会情勢や今の私の活動状況についてお話をさせていただきました。その話の中身の方がもっと刺激的だったかも・・・。次の機会には、他の役員の皆さんもお出でいただけるといいですね。

ところで、もう一つ、非常に残念なニュースについてコメントを・・・

三重県亀山市の県道で、人材派遣会社のマイクロバスとトレーラーが衝突して、6人のフィリピン人が亡くなったというニュースをお聞きになった皆さんも多いと思います。このマイクロバスには27人が乗っていたそうですが、ほとんどがフィリピン人国籍の労働者で、東芝亀山工場の液晶テレビ製造部門に行く途中だったということです。

事故が起こった現場が、一時停止の標識を見落としがちな事故多発個所だったようで、そのことがニュースの中ではクローズアップされています。が、私にはむしろ、なぜこれだけ大勢のフィリピン人労働者が、マイクロバスで東芝の工場に働きに行っているのか、ということに関心を抱いています。研修生ということのようですが、これはいわゆる外国人研修制度の下で日本に来ているフィリピン人なのでしょうか。とすると、何年目のどういう段階にあったのか分かりませんが、日曜日にも技能習得活動をしていたということなのでしょうか? 労働基準法はちゃんと守られていたのでしょうね??

警察による事故原因の究明と、再発防止のための対策をぜひしっかりやっていただきたいと思いますが、同時に、この外国人研修生の活動実態についてもちゃんと確認して欲しいと思います。この亀山工場、もうすぐ閉鎖される予定だったとか。ひょっとすると、そう遠くない時期に帰国する予定だったのかも知れません。亡くなられた6名のフィリピン人の皆さんのご冥福をお祈りします。

11月28日(日)のつぶやき

2010-11-29 01:51:12 | 活動レポート
11:29 from Echofon
午前中、議員会館で資料整理。1週間ばたばた走り回っていると、あっという間に書類が積み上がってしまうので、時間がある時に整理してるわけです。本当は毎日やらないといけないのですけどね。午後は、横浜市栄区の上郷地区センターへ行って、関口正俊神奈川県議のタウンミーティングに参加します!
by ishibashi2010 on Twitter

週末の講演行脚の模様

2010-11-28 22:27:07 | 活動レポート
今日も引き続き、朝鮮半島情勢が緊迫しています。

午前中、議員会館で仕事をしていると、先日砲撃を受けた延坪島(ヨンピョンド)の住民に対して緊急退避令が出たというニュースが飛び込んで来ました。「またか!」と緊張感が走りましたが、幸い何事もなかったようで、正午前には退避令も解除。どうやら対岸の北朝鮮領で爆発音が聞こえたための措置だったようで、韓国側への砲撃は確認されていないとのこと。少しばかり安心しました。

ただ、米韓両軍が11月28日の朝から合同軍事演習を始めたことで、演習が終わる12月1日までは緊張が続くでしょう。情勢が悪化することを避けるのが最優先だとすれば、むしろ今回の米韓合同演習は延期または中止すべきなのではないかと思いますが、どうなんでしょうか。中国から韓国政府に対して、演習の実施に関して自制的な対応を求める発言があったようですが、日本政府も中国政府と呼応して、そういう対応をしても良かったのかも知れません。とにかく、まず12月1日までは北朝鮮の動向をしっかりと注視していなくてはいけないです。

さて、土曜日から日曜日にかけて、東京都内と横浜市の2個所で講演する機会をいただいてきました。

まず土曜日の午後、NTT労組東日本本部主催の「パートナーシップフォーラム」にお招きをいただいて、約1時間半、日本社会の現状、特に労働・雇用問題についてお話しさせていただきました。



このフォーラムの参加者は、NTT労組東日本本部の有期組合員の皆さんで、東日本エリア各地から約80人が参加されていました。私の話の結論は、『労働組合がより多くの働く仲間に「ささえ」や「つながり」、そして「守り」を提供しなければならない』というものだったのですが、なぜそれが必要なのか、そのために何をしなければいけないのかというポイントについて、他国の事例などと比較をしながら出来るだけ分かり易くお話したつもりです。ただ、最後の質疑でほとんど質問が出なかったので、「話しが面白くなかったかな~」とちょっと不安に・・・。参加された方でこのブログを読んでいただいた方がおられたら、ぜひ感想をコメントに残して下さい。今後とも精進しますので・・・。

そして今日は、神奈川県会議員の関口正俊さんの「タウンミーティング」に参加して来ました。開催場所は、神奈川県横浜市栄区の上郷地区センター。横浜市ですが、かなり南側の方で、もう少し行くと鎌倉市や逗子市に入るぐらいのところです。

関口県議は、私の全電通労組時代の先輩で、私が中央本部の国際部にいた頃、関口さんは「ユニティ伊豆」という全電通の研修施設で教官をやっておられました。当時はまさか、お互いにこういう関係でお付き合いが続くとは思っていませんでしたが、関口さんはその後、1999年に県会議員に初当選。2003年の選挙では苦杯をなめられましたが、2007年の選挙で返り咲き、その後しっかりと活動しておられます。毎年、県政報告をかねてこういうタウンミーティングをされているそうで、今日は私が国政報告を担当するということでお呼びいただいたわけです。

私も、こういう地域のタウンミーティングで話しをさせていただく機会がそうあるわけではないので、今日はとっても貴重な経験でした。約30分という持ち時間の中で、国会情勢、重要課題、来年度予算の重点などについてお話しして、最後に民主党が進めている「地域主権戦略」について説明し、地域主権が進めば今後ますます地方政治が重要になること、だからこそ真に市民の代表として相応しい人を地方政治の場に送らないといけないことを訴えさせていただきました。

私たち国会議員も、今後はますます自治体議員の皆さんとの連携が必要になると思います。関口県議にも、引き続き一緒に活動する機会をいただくことをお願いして、会場を後にしました。

こういうタウンミーティングって、地域住民や支援者の皆さんと膝つき合わせてお話しできていいですね。他の地方でもお呼びをいただければ、積極的に参加させていただきたいと思っていますので、どうか宜しくお願いします!